第30話 ゴールデンウィーク その1
一日一話更新?多い分には構わんやろがいっ!?
いや、ぶっちゃけ今日上げた話が少し納得いかなくて
濡れ場をがっつりカットしたので
こんぐらいは許されるかな?っていう感じで
追加の話を入れたかったのです。
まぁ一応、R-15なのでライトな性描写に関しては
こんな感じで今後行きます。
第30話 ゴールデンウィーク その1
―旭野朽―
「本家に顔を出さねばならなくなりました」
まぁそうだろうなとは思っていた。
母さんの一言に、心の準備ができていた俺は然程驚くこともなく頷く。
「旭野本家の当主……おばあ様?に挨拶ですか?」
「そうです。現当主は私の母、次期当主は私の姉になります」
「二人とも融通の利かない糞真面目な貴族面した老害です」
いやいや、辛辣ぅぅぅ!
「何もそこまで言わなくても……」
「私が何度煮え湯を飲まされたことか」
「貴族としての自覚を持てとか」
「体面を考えろとか」
「旭野家の事も考えろとか」
「私はさんざんあの家で抑圧されていました」
いやそれ、煮え湯を飲まされたのは本家側では?
「そ、そうなのですね」
「えぇそれはもう堅物という表現が生ぬるかったのですから!」
割と常識の範疇では?
その後も愚痴という名の逆恨み節を聞かされ続ける。
姫子さんがそろそろ本題にと言うと我に返った母さんがため息交じりに本題に戻った。
「まぁということで朽さんもあちらで何を言われるか分かったものではありません」
「重々覚悟して面会してください」
その口ぶりにふと疑問を抱く。
「あれ?母さんは一緒じゃないのですか?」
「えぇ、私は本家を出禁になっていますから」
いや、まじ本当何したの母さん?
「というわけで、姫子さんと本家まで出向いてください」
こうして、貴重なゴールデンウィーク休暇の予定が一つ埋まってしまったのだ。
そんな、折に携帯が通知音を鳴らした。
―宮本明日香―
私は、一大決心をして携帯に向き合う。
ゆっくりと画面を操作して、無料通話アプリを立ち上げた。
明日香:ねぇ
旭野朽:なに?
明日香:私たち付き合ってるのよね?
旭野朽:結婚を前提にね
明日香:デートとかってしてないよね?
旭野朽:そういえば、そうだね
明日香:私、水族館好きなの
旭野朽:僕も好きだよ
明日香:突然何言い出すのよ!?
旭野朽:いや、水族館の話だよね!?
明日香:そうよっ!?
旭野朽:それじゃゴールデンウィークに水族館行かない?
明日香:その、ありがとう
旭野朽:ふふ、こちらこそ
明日香:ねぇ、少しだけでいいから電話できない?
旭野朽:どうした?何かあった?
明日香:察してよ…声聞きたいの
旭野朽:わかった。少し待ってて、こっちから掛けていい?
明日香:待ってる
チャットを打ち終えてベッドに寝転がる。
チャットでは素直になれるのに、彼の顔を見て声を聞いて肌に触れると、どうしても恥ずかしさから強気な態度になってしまう。
どうしてだろうか……。
そんな、事を考えるとつい先日の彼との情事を思い出して顔が熱くなる。
まだまだ大きくなるような成長途中の彼の体に指を這わせた時、まるで花を触るような思いだった。
繊細なようで生命力に溢れる逞しい姿が瞼に焼き付いて離れない。
幸せな一時だった。
快楽はもちろんあったが、貪るというよりは啄むような心地よさを思い出して、目を細める。
私の少しだけ不安な気持ちに気づいて、彼が撫でてくれた。
あの暖かな手にもう一度触れたい。
そんな欲望ともつかない感覚がむくむくと湧き上がる。
下半身に伸びかけた手は、携帯の着信音に止められた。
飛び上がるように携帯を手にして、通話ボタンをタップする。
「「もしもし」」
あぁ私は彼が好きだ。
それもどうしようもなく。
声を聞いて改めてそう思う。
そこから、他愛もない会話が続く。
夜は長い。
きっとこれからもこんな幸せな夜が続いて行く。
そんな嬉しい未来を夢見ながら、彼との会話を楽しんだ。
前書き・後書きってどんくらい見てる人いんの?
ってふと疑問に思いました。
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以前少し書いた小話をここに書くか、設定集として別話で上げるか
迷い中でして……。ご協力お願いします。




