人物紹介(8)
人物と言いながら、半分以上は魔物の紹介です('ω')ノ
★魔物系
通称:ヴァリアント・クイーン(雌)
種族:アント
階級:女王蟻 (脅威度B)
技能:中級魔法(土) 躯体硬化 減魔の薄膜
蟻酸射出 剛刃斬 指揮統制 バトルクライ(アント系種族強化)
称号:無慈悲で貪欲な女王
武器:鎌脚 大顎 触覚鞭
武装:強化外殻
フェリアス領北東部の山脈より広がる平原に巣くっていた巨大蟻の女王。体高4m、体長12m以上の巨躯を持ち、強靭な鎌脚を振り回しながら大地より幾つもの土塊の槍を生じさせて、多くの衛兵や冒険者たちの命を奪った。不意を突いて吶喊してきた人化状態のアーチャーを触角鞭で叩き飛ばしたものの、直後に現れた銀毛のステッペン・コボルトの強襲で仕留められる。予想外の幕切れとなり、後日に賞金が流れてしまったヴァリアント討伐隊の冒険者から不満の声が上がった。
作中からの抜粋:
「ギィイィイィイィイッ!!」
通称:アルマ・スコルピウス(雄)
種族:スコルピウス
階級:騎士蠍 (脅威度C)
技能:中級魔法(土) 麻痺針射出 斬撃耐性
大鋏盾 シールドバッシュ 貫通尾撃
称号:なし
武器:大鋏 大顎 尾針
武装:強化外殻
巨大な蠍型の魔物ギガ・スコルピウスの進化形態の一つであり、全身を強化外殻に覆われていて、特に両腕の大鋏は盾としての役割を持つため簡単には砕けない。土属性魔法に加え、即効性のある麻痺毒針を射出し、動けなくなった哀れな獲物を鋭い尾針で仕留める。ただ、腕黒巨躯のバスターが対峙した個体は事前の戦闘で左鋏に罅が入っており、体当りしながら突き出された彼の一撃はその防御を貫き、集眼を穿って命脈を絶った。
作中からの抜粋:
「ギチ、ギチチッ!!」
通称:マッド・ナイトメア(無性)
種族:悪霊
階級:呪縛霊 (脅威度C+)
技能:斬撃耐性 衝撃耐性 刺突耐性
呪魂 縛魂 中級魔法(闇・火)
称号:魂の蒐集者
武器:人面瘡 死肉の巨腕
武装:死肉塊
多くの人が亡くなった地に忽然と現れて魂を縛り、悪夢を見させる事で恐怖と絶望を引き出して糧とする悪霊の一種である。囚われた魂は死の間際を繰り返して再現され、終わらない苦しみの中に閉じ込められてしまう。死肉に幾つもの顔が張り付いた人面肉塊の姿をしているが、悪霊種なので物理攻撃が通じ難い特性を持つ。野盗に襲われたヴァンベルクの廃村にも居座っていたが、噂を聞きつけて姿を見せた楓を狙い、彼女を護るブレイブが繰り出した剣戟に伴う聖光に飲まれて消滅した。
作中からの抜粋:
「グギャ、ウギィイッ、ァアァア…… ッ、ウゥ、ァ…………… ゥ…………」
通称:レッサーバンクル(雌)
種族:バンクル
階級:レッサー (脅威度E+)
技能:石灰化毒 噛みつき
反応速度向上(小 / 常時) 跳躍強化(中 / 瞬間)
称号:小さな魔獣
武器:毒牙
武装:柔らかい体毛
シュヴァルク領の平原や森林地帯に棲む小型の魔獣、町の外縁部に広がる耕作地に出没して農作物を食い荒らすので、可愛い外見に反して厄介がられている。又、噛まれて毒液を流し込まれると筋線維が緩やかに石灰化し、徐々に身体が動かなくなってしまう。聖堂教会の上位司祭に治療してもらえるが、旅費や寄進を用意できずに多臓器不全で命を落とす平民も多い。そのため、街中に迷い込んだ場合は速やかに捕獲されて殺処分となるか、若しくは口腔内の毒液を分泌する部分に処置を受けた後、町から離れた場所で野に還される。
作中からの抜粋:
「ククゥ?」
★ヒューマノイド系
名称:アデリア・ヴェスト(♀)
種族:人族
階級:バロネス
技能:酪農知識 畜産知識 行政統括
経済知識 社交ダンス 刺繍 編み物
称号:ヴェルハイムの行政官 女男爵
武器:護身用短剣
武装:赤と白を基調としたドレス
赤毛の魔導士ミュリエルの母親であり、畜産で有名なヴェルハイムの町にて代々行政官を務めるヴェスト家の現当主でもある。少女の頃に屋敷へ住み込んで研究に勤しんでいたクライストと結ばれ、翌年に一人娘を出産した。それ以降は諸国を渡り歩く生物学者の夫に対する配慮や貴族としての忙しさもあり、新たな子をもうけていないが、二人の夫婦仲は良い。昨今、小都市に昇格する町の繁栄も夫の助力あっての事だと考え、娘にも早く相手を見つけて欲しいと思っていた。
作中からの抜粋:
「娘にこの選択を後悔させない事、それと貴方自身の有用性を示してください」
名称:アズライト・ディークベル(♂)
種族:人族
階級:準魔導士
技能:中級魔法(水・土) 近接複合格闘術 氷細工
凍破 (氷結により道なき道を踏破する)
称号:氷結の魔法使い
武器:一級品の防寒グローブ & 防寒靴
武装:凝縮水素魔石 『剛力粉砕:写本』
王立魔法学院におけるミュリエルのひとつ先輩だったが、早期卒業した彼女の後輩となってしまった。魔導士の認定を受けて故郷ハイデンフィルに帰り、行政官を務める父親の補佐をすると決心し、勧められた元後輩との縁談を受ける。だが、そこでヴェスト家の女男爵から試練を課され、銀髪の弓兵とレッサーバンクルの捕獲を競う事になった。決闘の末に破れ、魔導拳の極みを目指したい気持ちを誤魔化せなくなり、鋼の如き肉体を求めて鍛え直している最中らしい。
作中からの抜粋:
「横取りはどうかと思うよ、アーチャー殿」
名称:レイン(♀)
種族:人間
階級:侍従兵
技能:護身術 暗殺術 投擲
炊事 洗濯 掃除
称号:ディークベル家時期当主の従卒
武器:仕込みナイフ・小鉄球
武装:侍従服・青水晶の髪留め
ガーターリング(ナイフ用)
主の傍に付き従う護衛メイド、教会学校で初等教育を受けた後にディークベルの家令を務める父親から武術を仕込まれている。投擲用の小鉄球をメイド服のポケットに、太腿へ付けた黒いガーターリングに大振りなハンティングナイフを装備して近接戦闘を行う。いつも身に付けている青水晶の髪留めは彼女が仕えるアズライトから貰った宝物であり、幼馴染でもある温厚な彼に惚れているため、いざとなれば強引な手段すら厭わない。
作中からの抜粋:
「いいえ、全ては私の不徳の致すところです… けど、それも一つの手段でしょう」
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