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Wisdom Joker Online 〜瑠璃色少女の配信録〜  作者: 月 位相
始まりのイベント

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イベント準備

 イノシシとの(勝手にふっかけた)因縁の対決から早数日、日向からのメールで私はある事を知った。

 知ってそうだし、ご飯の時に、琥珀に話を振ってみた。


「2陣が追加されるってね」

「お姉、日向ちゃんから教えて貰ったんでしょ? 配信続けるならそのゲームの最新情報位気にした方が良いと思うよ」


 それは、お姉ちゃんもちょっと思った。

 2陣とは、第二次スロットのソフトでゲームに参加してくる人たち。

 要は、最初の後発組。


「それに合わせて、初のイベントとはねぇ…………」

「なんかダンジョン探索系で、幾つかの難易度から選べるって」


 ダンジョンは私にとって、かなり印象深いよね。

 あのボスウサギ元気にしてるかな……? してたら被害者が続出してそうだけど。


 ダンジョン探索ってことと、新規プレイヤーも参加できると考えると、素材とか経験値とかが美味しい感じかな?

 難易度って、どう選ぶんだろ…………?

 今調べればいいか。


 ………………ええっと、難易度は4段階。

 1〜4のそれぞれの街の番号に対応した難易度のダンジョンが設けられる。

 難易度は、街番号が上がるに連れて上昇…………。


「――ん? これ第四の街行かないと、難易度高いところ行けなくない?」

「今のお姉なら、余裕でしょ。…………それよりも、ダンジョン内で特殊な効果を発揮する装備があるっぽいよ」


 曰く、ダンジョンがあるのは、お盆の1週間。

 その前の1週間から、計2週間の間は、フィールド上に特殊なモンスターが出現するようになり、そのモンスターからダンジョン攻略で効果を発揮する装備の素材がドロップするんだとか。

 装備とは言え、アクセサリー系だけらしいけど。


 アクセサリーは、全身5つまでだっけな? 同一部位に重複装備は出来ない。

 でも、ブレスレットとかを各腕1つずつとかなら、装備可能。

 私は、1個も装備してないね。


「これ、パーティー組んでた方がそれぞれの必要量で工面出来そうね?」

「湊、誘っとこう、そうしよう」



 第四の街かぁ……。

 それよりも素材集めのほうが先になりそう。

 イベントまでそんなに時間無いし。



 ________________




「ヘイ、ガイズ。いつもぼっちイジりしてくる君達に、朗報だ。今日はコラボだ。HAHAHA、残念だったなぁ…………!」

「サニー、そのヤバい感じの声止めて。……あ、どうも。友人枠、ラピスです」


 こらこら、殺意全開の眼と声をネット上に上げるんじゃない。

 第三の街の北側エリアにて、私達は配信を始めた。まあ、言ってしまえば狩りのついでだけど。


 今までは、コラボの時も私とサニーで別々に配信してたんだけど、今日はサニーだけが配信してる。

 殆ど絵が変わらないからね。そりゃ一つで良いでしょう。


 正直、名を売るのなら、サニーの配信に映り込む方が良いし。

 ……まあ、それは二の次と言えば、そうなんだけど。


 また、今日は私だけじゃない。


「……あん? 一緒にゲームやる相手位好きにしていいでしょ」

「どうどう。威嚇するな」


 サニーの配信のコメント欄を見る。

 多分そこに、サニーが急に威嚇しだした理由があるはずだ。


『男、おるやん』

『サニーに男出来……る訳無いな』

『なんかヤダ』

『サニーの餌食に……』


 …………なる程。


「皆さん、大丈夫ですよ。サニーはゲルマン系の彫りの深いマッチョ系が好みなので、彼は恋愛対象にはならないので」

「否定はしないが、ラピス、絶許」


 あっはっは、フォローついでにいつものお返しですよぉだ。

 殆ど自業自得だから、そんな辻斬りみたいな眼を止めなさいな。

 口元の歪みはあえて、隠さない。


「『ファイアランス』ッッ!!」

「――――『対魔斬』!」


 ゼロ距離で、高火力魔法撃つやつがあるか!

 避けながら切って、ギリギリダメージから逃れる。


 ――歩法 閃刃

 振るった力を移動に費やす。


 移動先は、ちゃっかり離れてたアンバーとハーフェン君の下。

 なお、私がダメージを食らっていた場合、サニーはもれなく犯罪プレイヤーという色々不都合のある状態になっていた。

 割と責任問題になりかねないから、良かった良かった。


 それはそれとして――


「二人共、一応挨拶した方が良いと思うよ」

「ええ……、この空気で?」


 …………いや、ごめんて。

 まあ、背中は押すけど(物理)。


「はぁ…………、ラピスの実妹、サニーちゃんの幼馴染み、アンバーです。魔法に巻き込まれそうで、ちょっと帰りたいです」

「ええと、ハーフェンと申します。サニーさんとは……、何でしょう? 辻斬りみたいな状態の人から一緒に逃げ惑った仲、と言った感じです」


 二人の自己紹介はコメントに困る感じで行われた。


 なんとも微妙な雰囲気の中、私達の素材集めは始まった。

お読み頂きありがとうございます。

今後も読んでくださると幸いです。

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