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Wisdom Joker Online 〜瑠璃色少女の配信録〜  作者: 月 位相
消失を力に

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最強の刺突攻撃

何故かレベル25で『隠蔽』スキルを取得した事になっていたので、修正しました。

とは言え、レベル30の際に取得して、そのままなので特に物語の進行上の問題はありません。

「はい、今日も今日とて、イノシシ狩りに奔走しましょうね」

「お姉、第三の街ついた次の日にレベリングに突き合わされる妹の心情をどうぞ」


 アンバー、なんでそんな冷たい目で見てくるの?(すっとぼけ)

 お姉ちゃん、悲しい。

 …………まあ、原因私だけど。


「疲れるけど、レベルアップ」

「完全には否定できないように、肝心なところに触れないのなんかムカつく」


『小賢しい』

『人との言い合いで使う奴』

『妹ちゃん、良く出るなぁ』


 あっはっは……、バレたか。

 しょうがない。悪いとは思っているが、暇そうだったしね。

 あと、レベルが敵の方が高めだから、二人で一斉に掛かった方が、一回の戦闘あたりの経験値は減っても、結果的には効率良さそうだし。

 アンバーがよく出るのは…………うん。


「……あれ? お姉配信でコラボとかしてないんじゃない?」

「――――チッ……」


 気が付きやがった。突かれたくないところを……!


『ぼっち……』

『舌打ちがマジすぎる』

『乙女ムーブキメてる人と同一人物か怪しい』

『まあ、この子、友達が……』

『↑止めてやれ』


 止めて下さい、本当に。

 あとちゃんと同一人物だけど、それを言うと乙女ムーブの件も肯定することになるから言えない……!


「お姉、サニーちゃんとも殆どゲームしてないよね? サニーちゃんとゲームしたいがために配信始めたのに」

「なんかサニーに拒否られてるんだよねぇ……。サニーの配信のアーカイブ確認した感じ、エクストラの装備探し回っているみたいだけど」

「まあ、サニーちゃん負けず嫌いだからね。ゲームでくらいはお姉に勝ちたいんでしょ。勉強やらは勝ち目ないし。……あ、でも、女子力は余裕で勝てるね」


 うるさいよ、そこ。

 服なんて動きやすさ一番に決まってるじゃん。あとは防寒性とか……、まあ、機能性だな!


『負けず嫌いは、ほんそれ』

『一度の敗北をバネに、着実に実力を付ける主人公タイプ』

『なにげ幼馴染の配信見てるんだな』

『女w子w力』

『笑ってやるな。たとえ勝ち目が零だとしても』


 うるさいよ!

 そうだよ! 私にあるのは、どっちかと言うと主婦力だよ!


「――まあ、サニーちゃんとのコラボをしない理由はわかったけどさ……他の人とは? 私やハーフェンみたいに配信者じゃないプレイヤーも出れるし、誰もいない訳じゃないんでしょ?」

「――――グフッ……………………」


 今世紀最大火力。

 一切の容赦も遠慮も、何も無く、私の心に突き刺さる。

 めっちゃ痛い。


『ぎゃあああ』

『お願いします。止めて下さい』

『あっ……』

『グサッ……!』

『止めて、俺に効く』

『MMOでソロプレイしてる時点で、ねぇ?』

『被害者続出すぎね?』

『友達いるソロもいるにはいるぞ?(いないソロです)』

『大惨事』


 ……ま、まあ、視聴者さん達もこんな大量に同様の者がいるわけだし、大丈夫。……大丈夫、だったら良かったのに。

 痛いよぉ…………。


「――――あ」

「口は災いの元だよ? ははは…………」

「ごめん……」


 謝らないで、余計に惨めになる。


 もうイノシシに八つ当たりすることが確定した。



 ___________




「シャアアッーー!!」


 ――斬法 地嵐

 突き進んでくるサンドバッグに一撃を思い切り振り下ろす。


 あ、まだ死なない?

 そっかそっか。


「果てろ」


 ――撃法 降魔

 全身の捻りを片足に集中させて、頭蓋を踏み砕く。

 ぐしゃり、と虚しく乾いた音が響く。


『レベルが上がりました。Lv.30ー>Lv.31』

『『格闘』のスキルレベルが上がりました』


「ぬるいな。もっと数いないかな……?」


『ガクガク』

『果てろでゾクゾクした』

『踏んで下さい』

『罵ってください』

『普通に怖いんだが』

『ホラーというより猟奇的な感じ』

『キレてて草』

『ちょっと待て。なんか変なのいたぞ』


 周囲50mにモンスターは3体か。

 全部潰すよりも一体の方にそのまま突き進んだほうが良いか。

 こういうのって、同じところずっといると、ポップ数的に後半、経験値が枯渇してくるだろうし。


「移動しようか、アンバー…………どうしたの?」


 なんかすっごい複雑そうな目をしている妹がそこに一人。


「…………お姉、私も戦いたい」

「――あ、ごめん」


 別のことを言おうとして、飲み込んだようにも見えたけど、態々藪をつついて蛇を出すことは無いでしょう。さっさと()ろう。



 そんなこんなで、レベリング(八つ当たり)をすること早一時間。

 通算50頭を超えるイノシシを斬った後に、それは起こった。


『『敏捷強化』のスキルレベルが上がりました』

『『敏捷強化』のスキルレベルが上限に達しました。スキル進化が可能です』


 初スキルレベルマックス。

 アンバー曰く、WJOのスキルは一度進化してからが、本番であるとの事。


 まだ感情を消化しきれてないけど、嬉しいね。

お読み頂きありがとうございます。

今後も読んでくださると幸いです。

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