表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/156

捜索開始

辰也side


「さてと、テスト返却も終わったし帰るか」


俺は学校が終わり、家でゆっくりしようと考えていた


「今日は蜜柑もいないだろうしな」


いや、いない方が良いって訳じゃないが、たまには一人でゆっくりするってのも良いもんだからな。

と、そんな事を考えていた時だった


「……ん?電話……蜜柑からか」


携帯が鳴り、俺は電話に出る


「もしもし?」


『……もしもし?私だよ。あのね、今ちょっと手伝ってほしいんだけど……』


「何だ?何かあったのか?」


『うん、実は瑠美ちゃんが行方不明になっちゃったの』


「何!?」


これは一大事みたいだな


『それで、瑠美ちゃんを捜すのを手伝ってほしいの』


「何があったんだ?詳しく話を聞かせてくれよ」


『……あんまり詳しくは話せないんだ。瑠美ちゃんの過去に関わることだし』


「……そっか」


流石に他人の過去を勝手に話すわけにはいかないよな


『って事なの。手伝ってくれ……』


「聞くまでもないだろ?手伝うぜ」


『あ、本当!?ありがとう!じゃあお願いするね、お兄ちゃん』


そこで蜜柑の電話は切れた


「さて、急ぐか」


俺は急いで学校を出ることにした


「おーい辰也!帰ろうぜ!」


と、ここで友達が話しかけてきた


「悪い、急な用事が入った。今日は一緒に帰れない」


「何ぃ!?……って、本当に慌ててるみたいだな。分かった、あいつにも言っておくよ」


「サンキュ。んじゃまたな」


俺は学校を飛び出した












蜜柑side


瑠美ちゃんの捜索を開始した私達は町を捜し回ることにしました


「ねぇ、市川さん」


「はい?」


成河君が私に話しかけてきました


「さっきお兄さんに電話かけてたけど……巻き込んじゃって大丈夫なの?」


「大丈夫です。どうせ暇ですから」


どうせ今日だって、帰ったらゆっくりしようとか考えてたに決まってます


「それに、腕も立ちますからね。いざという時には頼りになりますよ」


「蜜柑ちゃんはお兄さんの事を本当に信頼してるもんね」


「まぁ……信頼はしています」


「そっか、そんなに頼りになるお兄さんが味方に付くなら心強いね」


さて、お兄ちゃんも捜してくれてますし、私達も真面目に捜さないといけませんね。頑張りましょう












瑠美side


「おら、着いたぞ」


「……ここ、まだ残ってたんだ」


私が連れてこられたのは、昔通っていた小学校の近くにある潰れたアパートの一室。

……子供の頃は皆が秘密基地にしていた場所だ。

そして今、中にいるのは


「あら、素直についてきたんだ。抵抗すると思ったのにね」


「昔はあんなに乱暴だった暁瑠美も随分大人しくなったもんだな」


見覚えのある顔ばかりだ。

そりゃそうだよね、全員私が転校させた子だもん


「……それで?私にどんな復讐をするの?ここにいる全員で私をリンチとか?」


最早ここにいる人達には謝っても許してもらえないだろう。私が復讐を受けない限り、気が済まないのでしょうね。

正直、ここでリンチされても私は文句を言う資格なんてない。私が過去にやった事を考えれば


「ま、それも良いが、その前に……だ」


その前に?何をする気?


「お前、さっきデパートで一緒にいた友達には自分が子供の頃にやらかしたこと、話したのか?」


「!!な、何で……?あの娘達は関係ない!」


「あ、これは話してないわね。駄目だよ暁さん、隠し事なんていけないねぇ」


私の慌てぶりを見た皆はニヤニヤと笑いだす


「へっ、ならまずはその友達に真実を知ってもらおうか。おい、さっきの連中を捜して連れてこい」


リーダー格らしい男の子が数人の男女に指示を出して向かわせる


「やめてっ!二人を巻き込まないでっ!!」


「うるさいわね!そんな事を言う権利、あんたにはないのよ!」


私の声は近くにいた女の子に消されてしまった。


どうして……あの二人まで巻き込まれるの……?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ