出来れば忘れていたかった!
俺達は日が沈みかけている中歩く。にしても本当に大所帯だぜ
「今日は色々と大変だったな」
「そうだね、皆バラバラになってたもんね」
「本当にごめんなさい……私が暴走したせいで」
俺達の言葉に菜由華が謝る
「いえ、菜由華ちゃんは悪くありません。私が余計な事を言ったから……」
「良いんだよ二人とも。怒ってる訳じゃないからさ」
「ああ、気にすんなよ」
謝り始めた二人を止める。そんなつもりで言ったんじゃなかったんだがな……失敗失敗
「でもオレンジもなゆも仲直りできて本当に良かった」
「瑠美ちゃん、お母さんみたいなこと言うね」
「あはは、二人ともまだまだ子供だからね~。私が面倒見ないとね」
「む、瑠美ちゃんにそんなことを言われるなんて……私も終わりかもしれませんね」
「どういう意味よそれ!?」
「私ももっとちゃんとしないとなぁ」
「なゆまで!」
騒ぎ出す三人。とりあえず放っておくか
「ねぇ紗季。菜由華と何話してたの?」
「うん、ちょっとね」
「ちょっとって?」
「ちょっとはちょっとだよ。女の子の話に首を突っ込むと嫌われるよ?」
「う……分かった、気を付ける……」
女の子の話ねぇ……本当にそれだけなのか?
ま、俺も下手に首を突っ込んだりしないが
「賢也君も女の子の話に首を突っ込んじゃ駄目よ」
「突っ込まねぇよ。気にならないしな」
「あら本当?もしかしたら私も貴方に隠れて何か話してるかもしれないわよ?」
「ま、勝手に話しとけば良いんじゃないか?」
「少しは興味を持ちなさいな、つまらない人ねぇ」
「つまらなくて悪かったな」
「まぁ私はそんな賢也君も大好きだけどね」
「なっ!?」
おっと?優里の言葉で賢也が顔を真っ赤にしてるぜ。これは貴重だ
「ふふ、顔赤くしちゃって……可愛いわね♪」
「う、うるさいな!」
うむ、この二人をこれ以上見てるとブラックコーヒーが欲しくなるな
「ねぇ陽多君」
「どうした?」
「明日のテスト、期待してるからね♪」
「………テスト……?」
うわあああああ!!嫌な事思い出したぁ!!
「あ、陽多さん達は明日がテスト返却なんですか?」
「うん、そうなんだよね」
「私達は明後日なんです。明日は創立記念日で休みなので」
休み!?羨ましいなおい!
「それにしても……その反応からして陽多さんはテスト出来なかったみたいですね?」
「うるせぇ!数学の神様に見捨てられたやつは黙ってろ!」
「まだ見捨てられてないわぁ!!」
瑠美の数学の結果も気になるが今は自分の結果だ……大丈夫だよな?あんなに勉強して挑んだんだし……
「それ、駄目なフラグですよ?」
「やめろおおお!不安にさせるなあああ!!」
今夜は最悪の夜になりそうだと思いながら、俺達は皆と別れて家に帰った




