37話:赤、青、黄が揃えば怖いものなし! BARO配信 1
[赤、青、黄が揃えば怖い #アザーライブ
ものなし! BARO配信] #雌黄を崇める配信
29400人が視聴中 #赤蛇の一人部屋
『アザ友の皆、こんアザー!エターナル2期生所属の清水azureです!配信に来てくれてありがとう!よろしくね〜♪』
『よぅし!貴様ら、俺の名は向日雌黄だ!今日はよろしく頼むぞ!!』
『あ、ど…どうも…一期生のあ、赤蛇みつきです…』
〈こんアザー!〉
〈こんアザ〜♪〉
〈こんアザー〉
〈よぅし!〉
〈こんアザー〉
〈どうも!〉
〈よぅし!〉
〈こんアザ〜!〉
〈どうも!〉
〈どうも!〉
〈こんアザー〉
〈まさかこんなに早くこのコラボが観れるとはw〉
『そうだね〜、私もまさかこんなに早くこの3人でコラボするとは思わなかったよ』
赤蛇さんはこの前コラボしたいって言ってくれたけど、やっぱり人見知りだからすぐには無理かなぁ…と思っていたんだよね…
『赤蛇がもう少し渋るかと思っていたが…』
『前も…言ったけど…アザーと一緒にいると…落ち着くから…だから早く配信やりたかった…早くゲーム始めよ…』
『分かりました…!あっ…!今日やるゲームの事を知らない人も居ると思うから最初に説明しておくね!今からやるゲームはBAROっていう名前で、3人1組のチームで戦うバトロワFPSなんだよね。 30組の総勢90名で戦って、1組の勝者を決めるゲームだよ!それに使えるキャラ一人一人に能力があってそれを生かして戦うから結構難しいゲームだよ!』
〈まじ面白いよねこのゲーム〉
〈やってて気付いたら何時間も経ってたなんてことがよくあるw〉
〈普通に周り強くてボコされるw〉
〈赤蛇のスナイパーライフル観れるの楽しみすぎる〉
〈雌黄もめちゃめちゃ上手いからなぁ〉
〈アザーちゃんはまだBAROの配信したことないから分からないけど〉
『今日やるのはカジュアルで普通に30組で戦ってチャンピオンを目指すモードなんだけど、BAROにはポイント戦っていうのもあって、キルしたり生き残ったりするほどポイントがもらえてランクが上がるモードがあるんだよね。
ちなみに雌黄はBARO最高ランクで赤蛇ちゃんは上から2番目のランクで二人とも猛者なんだよね。私は下から2番目だけど…』
『まぁアザーは始めたばかりだから大丈夫だ。それに今回はカジュアルでやるからそんなに気負う必要はない。楽しんでやろう』
『うん…がんばろ…』
〈雌黄が珍しくかっこいいこと言ってる…!〉
〈雌黄が一瞬だが格好良く見えた…〉
〈アザーちゃんの前だからって格好つけてるの??〉
〈雌黄格好つけるなって〉
〈赤蛇ちゃんはいつも通りだけどw〉
〈全員雌黄への扱い悪くて草〉
全員が準備OKのボタンを押したのでゲームが開始される…
まずはキャラ選択画面になってキャラを順番ずつ選ぶ。
『俺はこのキャラを使う。こいつは一時的に足が速くなる能力を使えるから前線で戦うのが得意なキャラだな。だから前は俺に任せろ』
雌黄はこのキャラを使って前線で敵を一人で圧倒出来るレベルで強いんだよね…正直カジュアルなら雌黄一人でも勝てるレベルなんだよ…
『私は…この相手の位置を索敵出来るキャラを使うよ…』
赤蛇さんはいつもこのキャラを使っているんだ…僕このキャラの見た目が結構闇感あって好きなんだよね
えーっと…僕は何使おうかな…
いつもはドーム状のバリアを作れるキャラを使っているんだけど、せっかく二人とやるんだし違うキャラを練習してみようかな…
『じゃあ私はこのキャラを使うね!』
僕が選んだキャラは一定時間空を飛べてミサイルを撃てるキャラだ。今まであまり使ったことはないので楽しみだ。
画面が変わり私達は全員飛行機の中に居た。
ここから降りたい場所に降りてバトルロワイヤルが開始されるのだ。
今回は雌黄がどこに降りるか決められる番だった…
『雌黄どこに降りるの?』
『もちろんここに降りなきゃ楽しくないだろ!』
雌黄はそう言って敵がたくさん降りる激戦地の街へと降下していき私達もついていった…
足引っ張らないようにしないと…
『この3人でやるからにはチャンピオンを取りたいね!』
『この雌黄様が居るんだから取れるに決まっているだろう』
『アザー…ちゃんに…良いところを…見せる…』
3人で激戦地の街に降りてすぐに武器など物資を漁っていく…
『ん〜…武器が全然ないよぉ…』
私は2階建ての家に入ったけど武器が全然落ちていない…
この付近に何組か敵チームが降りてきていたから速く武器を見つけないとやられちゃう…
あっ…!武器あった…!
『よし…!これで戦え…うわぁぁっ…!?!?』
武器を取ろうと走っていったところ敵が真横に居て銃をめちゃくちゃ撃たれた…!!
『ぶ、武器がないから全然戦えないよ…!!そ、そうだパンチで…!!おらっ!おらっ!あっ…!やばい…!体力無くなる…体力無くなるから…!』
敵を殴って反撃していたがやられそうになったので僕は急いで逃げる…!
『あっ…!?ちょっとまって…!?急に飛んだんだけど…!ちょっと飛ばないで、飛ばないで…!今飛んだらやられちゃうから…!! ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………!!!』
私は間違えて逃げるときに飛ぶボタンを押してしまって部屋の天井に向かって飛んで止まっているうちにやられてしまった…
〈まじ草〉
〈飛ぶの面白すぎるw〉
〈天井に挟まってるやんw〉
〈まぁ武器なかったからしょうがないけどw〉
『おい…何やってるんだ…!』
『アザーちゃん…今助けるからね…』
………僕戦犯すぎる…!!




