28話:10万人記念 急な凸待ち配信 3
『萌葱ちゃんが居なくなってから10分経ったけど来ないね〜』
〈まぁ告知してないならこれが普通〉
〈それにアザーちゃんは他企業や個人のVtuberとコラボしてないから知り合いのVtuberも少ないだろうしねぇ〉
〈まぁ気長に待とうや〉
〈¥50000:アザーちゃんって小説読む?〉
『小説はね〜休日とかに結構読むよ。アニメは異世界系の最近観てるけど、小説は恋愛系のを読んでるかなぁ』
〈いいよね恋愛系の小説〉
〈42歳独身のワイ、恋愛小説読んでキュンとなります〉
〈恋に年齢は関係ないんだぜ( ´∀`)〉
〈そやそや〉
『やっぱり銀髪碧眼の美少女が最強なんだって事に最近気付いたね』
〈それは分かる〉
〈銀髪碧眼ロリ〉
〈ロリもいいけどボン・キュッ・ボンや〉
〈金髪碧眼も良くない??〉
〈¥2000:つまりは両方最強ってことで〉
『あ、次の人来たね。じゃあ自己紹介お願いします!』
『あーテステス、テステス マイクテスト』
〈玄さんか!〉
〈玄さん来たー〉
〈もう最初の「あー」で玄て分かるようになったわw〉
〈自己紹介お願いしますでマイクテストする女w〉
『はい、え〜ではわしの名前は暗雲玄じゃ。よろしく頼むでな。まずはアザーチャンネル登録者数10万人おめでとうのぅ!』
『ありがとう玄さん!』
『いや〜、アザーのチャンネル登録者数の伸び方が凄かったのぅ。ハンドガンを持ってイキってフラグ回収したのがよかったと思ったのじゃ』
『うぅ…』
〈草〉
〈そこの話題掘り下げちゃだめだよw〉
〈ハンドガンも結構微妙な武器なのにねw〉
〈「これでハンドガンの弾30発はあるよ?え?もうこれ私最強なんじゃない?」から即死するの笑った〉
〈玄からアザーに100ダメージ!〉
『その後30分間放心したあと「もう一生やるか、馬鹿やろぉぉ……!!」って渾身の叫びが特に良かったのじゃ』
『うぁぁぁ…』
〈あの展開は面白かったなぁ〉
〈思い出したら腹痛てぇw〉
〈放心からの叫びはもはや芸術〉
〈これは即死級の攻撃だ…!〉
〈やめてあげて…!アザーのHPはもう0よ…!〉
『すまんすまん、からかいすぎたわい…ちなみにわしは茶髪ロングのおっとりしたふたなりお姉さんが好きじゃ』
〈誰も聞いてないわw〉
〈今その話してないw〉
〈茶髪ロングのおっとりしたふたなりお姉さんは草〉
〈玄さんがまさかふたなり好きとは〉
〈確かにいいけどさw〉
〈絶対すまんって思ってないでしょw〉
『ふぅ…ふぅ…よし…回復した…えーっと…それで玄さんは私としたい配信ってあるかな?私はまたお絵描きしりとりとかしたいなぁ』
『お絵描きしりとりもいいんだが、わしは今度お互いのおすすめの小説を紹介する配信をしたいのぅ』
『あ〜!それいいかもね!』
〈面白そう!〉
〈アザーちゃんのおすすめの小説気になる〉
〈恋愛物でしょ?〉
〈玄の小説はふたなりが出てくるのか…?〉
〈18禁のじゃないだろうな…〉
〈玄なら出しそう〉
『流石に18禁のは出さないぞ…皆、ワシをなんだと思ってるんじゃ?』
〈絵が上手い老人〉
〈変態の老人〉
〈Hなチャラい老人〉
〈おばあちゃん〉
〈ただの変態〉
〈+さっきのアザーちゃんに対してのでS属性も〉
『評価が悪すぎるのぅ』
『まぁさっきのがあるからしょうがないかな…それで次のいこっか!玄さんの今年の目標は何かな?』
『今年の目標…まぁ全Vtuberのエロいイラストを描くことかの』
『エロいイラスト…!?!?』
〈やばいだろそれはw〉
〈でも欲しいな…〉
〈アザーちゃんの水着姿…〉
〈お前ら欲望に負けるな…!〉
〈うぐっ…〉
〈男は欲望には勝てないんだよ〉
『いや私の描いてほしくないんだけど…!!』
『アザーのは一番最初に描いたの』
『え…一番最初に!?』
『アザーの許可なく他の人には見せないから安心してほしいのじゃ』
『それ玄さんは見るってことだよね!』
『………まぁ私は別に見てもええじゃろ。わしの絵だし…』
『嫌なものは嫌だよ!』
玄さんってこんなに変態だったっけ…?




