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24話:海と勉強会

昨日更新しなくてすみません。今日は2話投稿するので許して(・_・;)


「今日から1週間後に定期テストをするのは分かっているよな?まぁもちろん全員勉強していると思うが…勉強せずに遊んでいた奴は居ないよな?」


そう言って担任の山本先生は2-3の僕達の目を合わせながら全体を見ている…僕はもちろん毎日勉強しているが…


「先生僕が勉強しているように思えますか?」


「勉強すると体に悪いです!」


2-3のお調子者の二人は相変わらずだなぁ…

面白いから見てて楽しいんだけど、少し心配だ…

二人とも1年生の時も同じクラスだったんだけど、その時の定期テストは二人とも赤点を取って補習を受けてたし…大丈夫なのかな…



「お前ら二人とも去年は赤点で補習を受けてたよな?補習を受けたくなければ勉強をするんだな。たったの1週間頑張るだけだぞ?」


「その1週間がきついんじゃないですか!」


「その1週間より補習の方がきついってお前たち分かってるだろ…」


「分かってますけど勉強する気が起きないんです!」


「はぁ…そうか…まぁならいいが、せめて赤点だけは取らないように頑張れよ」


山本先生は呆れたような目で二人のことを見ていた。今回の定期テストで赤点取ると夏休みの間補習をずっと受けに来なきゃいけないからね…

絶対勉強したほうがいいんだけど…二人はどうせしないんだろうなぁ



山本先生の話も終わり、放課後になった。

僕が帰る準備をしていると海が僕の席まで歩いてくる。


「るい、今日帰る時間早いからいつもの勉強会やろうぜ」


「いいよ!僕の家で大丈夫だよね?」


「おう、じゃあ家に帰ったらすぐにるいの家行くから」


「分かったよ」


そう言って僕達は校門まで一緒に歩く。

海と僕の家は少し方角が違うので帰るのは別々だ。なので校門で海と別れ、僕は一人で家に帰っているんだ。


ちなみに僕は定期テストは毎回学年5番以内に入っている。だから勉強会を開くほど困ってはないのだが、海の学年順位は中の下で正直少し危ういんだよね…

だから僕が海に勉強を教えるために勉強会を開いているんだ。



考えていると家に着いたみたいだ。

玄関の扉を開けて靴を脱ぎ、重い鞄を降ろす…


「ただいま〜!」


お母さんの返事がない…今は家に居ないのかな。

まぁ海を家に上げてるのはいつものことだから別に言わなくても大丈夫か…

それじゃあ海が家に来るまで部屋の片付けをしておこう…




――――――――――


「もうその格好で居るのが普通なんだな…」


海が家に着いたので部屋に上げた早々言われた。僕は今海に最初に見られた服を着て女装をしている。


「海にはもうすでに女装は見られたからね。だから女装を知っている海に見てもらえば欲求が解消出来るかなぁと思ってるから」


「そうか………その格好でいられるとあまり落ち着かないんだけどな…」


「…?海なんか言った?」


「いや、なんも言ってないぜ!それより早く勉強やろう」


「そうだね、今日は早く帰ってきたと言っても数時間程度だし…今回は範囲が広いからやろっか」





「それで…ここがこうだよ…」


「あ〜!こうやって解くのか。こっちは?」


「こっちはこうだよ」


勉強を始めて3時間くらい経った。

順調に勉強が進んで今はもう課題の三分の一は終わったかな。


「はぁ〜…少し疲れたから休もうぜ」


「うん、もう結構終わったからそうしよっか。集中力も切れてきたし…」


「んじゃ、ホラーゲームでもやるか?w」


「やらないよ!!海もしかして僕の配信全部観てる??」


「まぁそりゃあ観るだろ」


「なんか…なんか恥ずかしい!!自分の配信が知り合いに観られてると思うとなんか恥ずかしいよ…」


「確かに、俺ももし配信活動しててそれを知り合いに観られてるって分かったら恥ずかしいからなぁ」


「そういえば海ってVtuberの勉強するって言ってたけど…僕以外のVtuberとか観てるの…?」


「う〜ん…るい以外だと黒猫ちゃんと白犬ちゃんを観てるな。あの二人の絡みが面白いんだよ」


「海もエターナル一期生の面白さに気付いたんだ!そうだよね、黒猫ちゃんと白犬ちゃんの絡みはずっと面白いし可愛いしてぇてぇだもんね。他の一期生の事も教えてあげようか??」


「おいおい、急に早口になったな。一期生の事がこんなに好きなオタクなのによく隠せてるなぁ」


「黒猫ちゃんと配信した時は緊張しすぎて逆に冷静になったからね。それに他の一期生とはまだ配信してないし…でも二人以上揃ったらやばいかも…」


「絶対やばいだろそれ、あ〜…俺あとヒョウヒョウちゃんが好きだな」


「ヒョウヒョウちゃん…?それって他の事務所の?」


「おう、あの冷たい声で偶に見せる可愛さのギャップがいいんだよなぁ…一番の推しかなぁ…」


「一番の…!?」


海は僕じゃなくてヒョウヒョウちゃんが一番の推しなの…?


「てか時間もう遅いな。俺帰って面倒見なきゃいけないし帰るわ。じゃ、また明日な!」


「え…あ、うん…」


海は部屋の扉を開けて出ていった…


海はヒョウヒョウちゃんが一番の推し…

僕じゃなくてヒョウヒョウが…



僕はモヤモヤした気持ちで海を見送った…

Vtuberの名前が思い付かない!!!!!!



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