60話:コミケに向かおう!
「ふぁ〜ぁ……朝かぁ」
かけてある毛布をめくって布団から起き上がった。机に置かれてある時計を見ると5時50分を指していた。
こんなに朝早く起きるのは久しぶりだなぁ。
そのせいでめちゃくちゃ眠い……。海は毎朝ランニングの為にもっと速く起きてるとか言ってたし……凄いなぁ。
「着替えよ……」
布団から降りて、棚にしまわれている服を取る。ちなみに何故ここまで速く起きて身支度をしているのかというと、なんと今日がコミケ当日なのだ!!
あれから2週間、配信したりバイトしたり色々あったけど凄く時間が経つのが速く感じたよ。昨日は明日初めてコミケに行くって事を意識しすぎて全然眠れなかったからね。それにずっとソワソワしてたし。
服を着替えながら階段を降り洗面所に行き、顔を洗う。流石に眠すぎたからね、顔を洗ったお陰でだいぶスッキリした。水を拭き取り、リビングに向かう。
「るいちゃんおはよう!朝ご飯作ったわよ」
「あっ、お母さんおはよう」
リビングのテーブルには朝ご飯が並べられてあった。やっぱりお母さんの料理は美味しそうだ。……前もこんなセリフ言った気がするな。
「「頂きます」」
2人で朝ご飯を食べ始める。
「お母さんこんな速くにごめんね」
いつもはお母さんはもっと遅くに起きるのだが、僕が速く出かけると聞いてお母さんも速く起きて朝ご飯を作ってくれたのだ。めちゃくちゃありがたいよ。
「るいちゃんの為ならもっと速くに起きれるわよ!どんどん頼っていいからね!」
「うん……ありがとうお母さん」
この優しいお母さんの元に生まれて良かったと心底思った。
★☆★☆★☆★
「「ごちそう様でした」」
朝ご飯を食べ終え、一旦部屋に戻った。
今日コミケに向かうのは電車ではなく、車で行くんだ、玄さんのね。アガットちゃんが予定を変えてくれたお陰でコミケに行った後にホテルに泊まりに行くんだよね。
昨日荷物の確認をしたけど、もしかしたら見落としがあるかもしれないからもう一回見ようかな。
ベッドの横に置いてあった鞄の中身をもう一度取り出す。……着替えはちゃんと4日分あるし、水着も入れたし、歯ブラシも、財布も、スマホも……うん、全部ちゃんと入ってる。
ピンポーーンッッ!!
「あっ、もう時間か!」
ベッドに置いてあった荷物を手に取り、階段を駆け下りていった。手に持っていた鞄を床に置き、ドアを開けると外にはアガットちゃんが立っている。
「おはよう、るい!ちゃんと起きれたようで良かったわ!準備は出来てる?」
「うん!ちゃんと準備できてるよ!」
「じゃあ車に乗って会場に行きましょう!」
アガットちゃんが停めてあった車のドアを開け後ろの席に座ったので、僕もそのまま車に乗り、アガットちゃんの隣に座った。
運転席に玄さん、助手席に萌葱ちゃん、一番後ろに座っているのが雌黄さんだ。
「皆ちゃんとシートベルトは付けたかのぅ?」
玄さんが後ろを振り向いて確認をしてきた。
「勿論してるわよ!」
「してるぞ」
「しました!」
「よし、じゃあ早速出発するかのぅ!」
僕達はコミケ会場に向かった。
お久しぶりです。
前回の投稿からいつの間にか1年半経ってましたね。
モチベがなく中々投稿出来ていなかったんですが、「話を更新して欲しい」とチャットがあり、私の小説を楽しんでくれてる方がいるんだと…嬉しい気持ちでいっぱいです。
どんな内容を書いていたのか私自身忘れている部分も多いので読み返しながらにはなりますが、また投稿を再開しようと思います。 不定期にはなりますが…




