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51話:清水アザーのホラーゲーム配信 #4

ロードが終わりゲームが始まると僕は豪華な客間の中に居た。…まぁ豪華な調度品とかは僕が全部破壊したから部屋はぐっちゃぐちゃなんだけどね。



『それでえーっと…あっ…』



僕は鉄製の扉を視界に入れた瞬間に固まる…

この扉の中のゾンビに僕はやられたんだ……

急に出て来て僕の心臓が張り裂けるかと思ったほどびっくりしたんだ。三十分くらい放心したし…



『この扉…見れば見るほど腹が立ってくるな』



〈草〉

〈一応アザーちゃんを殺したのはその向こうにいたゾンビなんだがなw〉

〈扉を憎むなw〉

〈まぁアザーちゃんが調子に乗ってたせいでもあるんだけどさ〉

〈アザーちゃん…怖いわw〉

〈口悪っ!w〉

〈これはガチギレアザーちゃんだ〉

〈初めて見たわキレてるアザーちゃんw〉



『ゾンビを殺しまくってやるわ…!!』


僕はそう言いながら鉄製の扉を思いっきり開けた。







『はっはぁ…!!うぉらぁぁぁぁぁぁぁっ…!!オラオラオラオラオラオラオラオラッッッッッッ…!!舐めんてんじゃねえぞおい!腐った肉風情がよぉ!私に勝てると思ってんのかこらぁ!』


僕は勢いよく扉から出てきたゾンビに向かってハンドガンを撃ちまくる…!!



〈えっ…w〉

〈アザーちゃん…w〉

〈キャラ変わってるてw〉

〈アザーちゃん草〉

〈腐った肉風情は草〉

〈そのオラオラ連呼は別のキャラが思い浮かんじゃう…!!〉

〈もう憑依しちゃってんじゃないの…!?〉

〈でもアザーちゃんよくゾンビに対して怖がらないなw〉

〈それな、アザーちゃん耐性付いたのか??〉

〈いや…アザーちゃん目をつむってるぞ!〉



『目をつむっていたらゾンビは姿が見えないから怖くないんだよ!!怖くないゾンビなんざ私の敵じゃないわ!大人しく私にやられてろぉ!!』



〈うぉぉw〉

〈結構ゾンビ倒せてるぞw〉

〈意外と目をつむって撃った弾がゾンビに当たってるぞw〉

〈アザーちゃんしゅごい!〉

〈流石アザーちゃん!〉

〈でも悲鳴聞けないの残念…w〉

〈代わりに口悪いアザーちゃんが見れたからええけどね〉

〈俺の新たな性癖の扉が今開こうとしてる…〉

〈まだまだゾンビ湧いてくるなぁ…〉





『オラオラオラオラオラオラオラオラッッッッッッ…!!!!!!…………ってやばい…この音は弾切れだ…そりゃあ36発しかないのにこんなに撃ったら使い切っちゃうか…でも、私にはナイフがある!このナイフを振りまくればいいだけだ!』




〈草〉

〈もうハンドガンの弾使い切ってんの草〉

〈まじか…ここから結構必要になってくるのに〉

〈何も見ずに武器を撃ちまくるのがここまで強かったなんて…〉

〈アザーちゃんエグすぎる…w〉




『オラオラオラオラオラオラオラオラっ…………!!!!!!!………………………ん、ゾンビの肉を裂く音が聞こえなくなった………もう全部倒したか??』



僕は目を開けて周りを確認してみると撃たれ、切り刻まれて血だらけのゾンビが床に何体も倒れていた…






…なんとか勝ったみたいだ…







『ふっ…やれやれだぜ…』



〈草〉

〈アザーちゃん普通に強くて草〉

〈目を閉じるのがこんなにも強いとは思わなかった…〉

〈アザーちゃんならこの量のゾンビを倒すのに一配信じゃ終わらないと思ってたのに…〉

〈ふっ…やれやれだぜ…じゃないのよw〉




『………ふぅ…なんかサイトで怖いときは自分が思い描いた強いキャラを演じると自信をもって怖くなくなる…と書いてあったけど本当に効果があったね』



〈そんなサイト見たんかいw〉

〈でも確かにアザーちゃん効果ありまくりだったな〉

〈無双入ったもん〉

〈まぁでもあの方法だと弾をめちゃくちゃ消費しちゃうけどね〜…〉




『ハンドガンなんて必要ないよ!もうナイフだけで十分!!……じゃあ先に進もうか!すぐに終わらせるためにね!』



〈お〜〉

〈進みが速い!〉

〈ナイフだけで十分は言ったなぁw〉

〈ナイフだけで十分ならもうハンドガン使うなよw〉

〈調子に乗っちゃってるよアザーちゃん…w〉

〈これは…南無…〉

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