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50話:青龍こじろうさんとキューブクリエイト配信

エメラルドを掘った穴からガーディアンが姿を現した…


ガーディアンは全長はブロック2マス分…つまり2mで、全身が石に囲まれた人型のモンスターだ。

青龍さんが言った通り洞窟の深部に居るモンスターで強さはゾンビなんかとは比べ物にならないくらい強いらしい…


うん…姿を見ただけで他のモンスターとはレベルが違うっていうのが分かるよ…青龍さんも一撃受けただけでもう瀕死だし…



『クソ猫と泣き虫ガブリエルはガーディアンの気を引き付けておいてくれ!その間に俺は肉を食べて回復しておく…!』



『おっけ〜!じゃあ、アザーちゃん…この化け物を一緒に相手しよっか!』


『はい…!』


僕はゲームが下手くそだけど逃げることならなんとか出来る…ガーディアンには青龍さんが居なければ勝てないから青龍さんが回復するまで頑張ろう…!!



『うぉっ…!?いきなり攻撃するとか最低だなぁ……君絶対モテないでしょ!』



ガーディアンは最初は黒猫ちゃんを狙ったみたいで、黒猫ちゃんにいきなり近づいて石の腕をおもいっきり振るった…!!



〈草〉

〈ガーディアンに対してモテないでしょは草〉

〈モテない黒猫にモテないなんて言われるのは可哀想〉

〈ガーディアンに謝って〉

〈ガーディアン…涙拭けよ…〉

〈もう何言っても黒猫のせいにされてて草〉




『ふぅ…なんとか回避成功…!でも、もう2発目…!!うぐうっ…!ぎりぎり…!!あぶなっ…!こじろっ……うちゃん…!!まだなの…!?』


『まだ半分も回復してない…!このまま行っても一発攻撃受けたら即死だ!』



なんとかガーディアンの一発目を回避出来た黒猫ちゃんだが、すぐにもう一発、もう一発と攻撃が飛んできている…流石洞窟の深部にいるモンスター…攻撃の頻度、速さが他のモンスターとはレベルが違う……


って、僕はこんな解説してる場合じゃなかった…!僕も戦わないと…!!


僕は石の剣を持ってガーディアンに向かって一直線に走る…!


『喰らえ…!僕が考えた最強で最高の必殺技…!!  「水流斬!!」



うおりゃああ……!!!!』



カキィンッッ……………洞窟内に音が響く…


ど、どうだ…僕の必殺技は…!!


つぶっていた目を開くと目の前にはこっちを向いたガーディアンが居た…どうやら僕の必殺技は当たりどころが悪く、ダメージを受けない場所に当たったようだ…


ガーディアンはゆっくりと右手を上げて立ち止まった僕に攻撃を当てようとする…



『………あ、あははっ…な、なんかすみません………………くうぉぁぁぁぁぁぉぁっ!!!!!』



僕は攻撃を受ける前に必死に逃げる…!!

一回攻撃してみたけど無理だ…!僕じゃ攻撃しても剣の無駄になるし近付いて攻撃を受けてやられるだけだ…!



『えーっと…今のガーディアンの位置は…………ってうんわぁぁぁぁぁっ…!?!?…お、追いかけてきてる…!!しかもめちゃくちゃ速い…!!すぐ後ろに居るんだけど…!なんで石なのにこんな速いの!?意味不明なんですけど!』



〈www〉

〈草〉

〈アザーちゃん…w〉

〈アザーちゃん叫びすぎw〉

〈水流斬は笑ったw〉

〈水流要素どこなんだ…w〉

〈「水流斬!!」…カキィンッッ……はクソ腹痛いw〉

〈アザーちゃん逃げて〜…!!〉

〈追いつかれるぞこれ〉



『死ぬ死ぬ死ぬ死ぬぅぅぅぅぅ……』


やばい…追いつかれる…このままじゃやられちゃうよぉ…!!





『おらぁぁぁっ……!!ガーディアンは胴体の真ん中にある核が弱点なんだよ!……アザーは肉食べてゲージを回復させておけ…!』



『…青龍さん…!!』



青龍さんが回復して僕がガーディアンに殺られる前にどうにか間に合ったみたいだ…!

僕は逃げていた方向から体を回転させてガーディアンの方を向く…

…よし、こっから反撃していくぞ…!!














……でもその前にまずはお肉食べないと…

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