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48話:盛り上がれ体育祭!!

先生が完全に体罰教師になってたので修正しました。


「リズム遅い!!足を下げないで!!上げて!足上げて!体起こして!!下にしないで縄もうちょっと速くして…!その速度じゃ1位取れないぞ!」





僕達は今練習で長縄を跳んでいる…

はぁ…はぁ…れ、練習でも山本先生は本気だからね… やばい…もう疲れてきた…僕が跳ぶの1チーム目だから死ぬよ…でも休憩出来なきてよかった…休憩出来なきゃ40回跳べることすらできないからね…



「よし、これくらいでいいな。もう終わりでいいぞ…!!……じゃあお前ら水飲んで体力回復するんだ。…私達のクラスの目標は150回だ。150回を超えれば3位以上は確定でいける。もちろん目指すは1位だが無理しすぎて体調崩されたら元も子もないからな。それに競技は長縄だけじゃない。まだ始まって1競技目だ。落ち着いていけよ…!」 



「「「「はい!」」」」



150回か…そんなにいけるかな僕…

僕は長縄最高で68回跳んだことあるけどあのときは本当に死ぬかと思ったからね…足がパンパンでもう動けなかったよ…あの頃から多少は成長してるとはいえ倍以上も…いや…最初からこんなんじゃミスってしまうからもっとやる気を出そう!!


他のクラスの人達も練習をやめて、1チーム目の人達が位置についた。

僕達クラスの1チーム目も位置につく。

ふぅ…緊張するなぁ…ちゃんと跳ぼう…!!


ちなみに海は2チーム目だよ。



『…2年生の皆さんは用意出来ましたね。では、よ〜い…始め!!』



放送の合図で2年生の8クラス、1チーム目が一斉に跳び始める。



「お前らいいぞ…!その調子だ!おい、田山もう少し後ろに下がって跳ぶんだ!奥田はもう少し低く跳んで!その跳び方じゃすぐに体力無くなるぞ…!!」



練習のさっきよりも張った声で山本先生は皆を調整しながら応援する。



はぁ…はぁ…い、今何回だっけ…?50回超えた…??


「お前らまだ30回だぞ〜!!!藤堂もう少し前行って跳ぶんだ。安田の邪魔だぞ!清水はもう少し頑張って!」



さ、30回…!?!?まだ30回…!もうやばいんだけど……!もう疲れてるんだけど…

でも100回行くためには、ここで跳びきらないと!!




―――――――――――――





「はぁ…はぁ…はぁ…あぁ……」


き…きつすぎる…!!やばい…い、息が…苦しい…お腹痛い…足が死ぬぅぅぅ……

い、今何回だ……??



「お前ら今70回だ!!あと30回で100…!もうひと踏ん張りだ…!足に力入れて…!!」



あと30回で100…!!もう少し…もう少し頑張ろう…!!



『おっと、ここで2年生最初に失敗したクラスは5組だ…!惜しくも100に届かず…!ですがまだ時間はあるので最後まで諦めないで頑張ってください!』


放送が流れる。5組が縄に引っかかった……最初のミスをしたクラスが100回間近とは2年生のレベルはやはり高い…!!

100回で諦めちゃだめだ…!先生が言った通り150回を目指そう…!!!



「よし、お前ら80いったから、ここからはもう全員きついから己との勝負だ!」


「あっ…」



だが、81回目でクラスの女子が縄に引っかかり僕達の縄は止まった。

引っかかった女子が申し訳なくなり泣きそうな顔で震えている…



「気にするな…!切り替えるんだ!」



引っかかった女子が泣きそうな顔で震えているのを見て先生は声を張った。

女子もここで止まって跳ばないほうが皆に悪いと先生の声で気付き涙が出そうな目をごしごしと拭きまた跳ぶ姿勢になる。


縄を回す子が全員を見渡して、縄を回し始めた。

もう150回を超えるのは厳しいだろうけど、皆全力を出し切るよ…!!



そして跳び始めて終了のブザーがなる。

ただまだどこも縄は止まっていないから全員が跳び続けた。




「よし、よし、あと10!あと10でさっきの記録超えるぞ!踏ん張れ!」



2回目を跳んで僕達は今71回跳んでいた。

他のクラスはもう全員跳び終わっている…

僕達だけ跳んでいて全員疲れてるけど、さっきの回数を超えられるように最後の力を振り絞る…!!



「はぁ…はぁ…はぁ…」



「……79、80、81、82…!!お前らさっきの回数超えたぞ…!」



ただ皆さっきの回数を超えれて気が緩んだのか、98回で引っかかってしまった……



はぁ…はぁ…でもさっきの記録は超えられた…!やった…!それに前回より30回以上記録が伸びている…


学年の記録は1位はもちろん2組で174回、2位が6組144回、3位8組138回…というか2年生でこれって今年の1-2は本当に運動できる人しか集まってないんだなって分かったよ…



僕は疲れすぎてその場に倒れた…

はぁ…動けないや…死ぬ…もう一生長縄したくない…というか…これ最初の競技…なのに…もう何もしたく…ない…



「お疲れさんっ、頑張ったな。後は俺らに任せろよ!1位もぎ取ってやるわ」


そう言って海が水筒を僕の頭の横に置いた。







………か、海ってたまに…そういうかっこいいことするよね……







んぁ…なんか…書いてて思ってたんと違う感じになった。まぁこれもこれでいいか。

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