46話:海と秋葉原へ
「さ…流石にもう離してよ…!」
「あっ…す、すまん…!!(やばい…良い匂いで可愛くて…離さずにこのままずっと抱き締めていたいと思ってしまった…やばい…るいの女装やばいぞ…)」
ちょうど電車が駅に着いてドアが開いたので僕達は電車から出て秋葉原に向かっていった…
「「………」」
………うぅ…海と気まずいよぉ…
さっきの電車内で抱き締められたことを思い出すとまた頬が赤くなってきた…
電車が揺れて転びそうなところを支えてくれたとはいえなんでずっと抱き締めていたんだろう…
…それになんで僕は海に抱き締められただけでこんなに頬が赤くなるんだ…!!
おかしい…本当におかしい…
海と気まずくてさっきから一言も話していないし…
というかさっきから周りからの視線が凄い…気になる… み、皆僕の事を見すぎだよぉ…
海に抱き締められたことを思い出したことと周りからの視線の恥ずかしさで僕の頬がさっきよりも赤く染まり、僕は下をむいてゆっくりと歩くようになってしまった…
「……これ被っとけ」
そう言って海は自分が被っていた帽子を僕の頭の上に乗せた…
確かにこれなら周りから僕の顔は見れないから皆が僕を見ることはないね…
「あ…ありがとう…」
下を向いて俯きながら僕は海に感謝をした。
まだ恥ずかしくて顔を上げて目を合わせることは出来ないけど…
結局その後もあまり話さずに秋葉原に到着したよ…
僕達はまずはアニメのフィギュアが売っているお店に入った。
「うわぁぁ…!」
僕は周りに広がる数々のフィギュアに気分が高揚しさっきまで恥ずかしがっていた事も忘れ僕は早速推しのフィギュアを探しに行った…!
「うわぁ…このキャラもあのキャラもある…この子も可愛いなぁ…うぅ…欲しい物がありすぎてどれ買えばいいか迷っちゃうよ…」
「あんまりはしゃぎすぎると転ぶぞ…でも確かにめちゃくちゃ種類が豊富だなぁ…俺も何か買おうかなぁ…」
――――――――――――
「ふふっ…!!」
僕は今見ている異世界系のアニメのフィギュアに加え、昔から見ているアニメのフィギュアの推しキャラも買えてめちゃくちゃ満足した。
今日本当に来てよかったよ…!
海も僕がおすすめしたアニメのフィギュアを1個
買ったみたい。順調にハマってきているね!
えーっと…この後はVtuberのキーホルダーを交換できるお店に行かないと…!
次に僕達はVtuberのキーホルダーを貰える券を使える秋葉原にこの前出来たばっかのお店に来た。
Vtuberのキーホルダー以外にも他のグッズとかあるからVtuberファンからしたらもう最高のお店だよね…それにVtuber界隈はどんどん大きくなりつつあるからよりこのお店以外にもそういうVtuber関係のお店が増えればより盛り上がるよね…!
お店の中に入って僕は店員さんに券を見せた。
箱の中から番号が書かれた紙を1枚取りだしてその紙に書かれた番号の紙のキーホルダーが貰えるのだ。
ちなみにこの券はコーラに付いてきたやつの当たりから貰えるんだよね。
僕はこれのためにコーラを何本も買って飲んだんだよ…きつかったね…でも運が良くて10本買って5枚当たりが出たからちょうど一期生の人数分
持ってるんだよ。
全員分当てたい…!!
「………っ!!よし!」
僕は早速1回目を引いてみた。
なんと赤蛇ちゃんが出た…!!めちゃくちゃ嬉しい!
正直ちょうど一期生の人数分の枚数じゃ一人1枚でで当てなきゃいけないから無理かなと思ってたけど1枚目からエターナル一期生のキーホルダーが当たってよかった…!!
「よし…2枚目…!」
そのまま2枚を引くと次に出たのは黒猫だった…!!やった…!またエターナル一期生の推しが出た…!
このVtuberのキーホルダー種類って結構あるのに2連続で当てるとか今日の僕運がいいぞ…!
その後もう2枚引いたがハズレしか出なかった…
まぁ2つ赤蛇ちゃんと黒猫ちゃんのキーホルダーがあれば十分なんだけども…
でも最後の一個にかける…!!
「最後の5枚目…!!!………きたぁ…!!」
最後の5枚目は白犬ちゃんがきた!!
一期生5人分欲しかったけど十分3人でもめちゃくちゃ嬉しい!!
その後は気分が良くなったまま他のVtuberのグッズなどを観たりしてこのお店から出ていった…




