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4(4/8)-アヴトリッヒ家の華麗なる食卓-

書き貯めの備蓄がととのったので、だいたい十一日間ほど、連続投稿できる目処が建ちました…

みなさま、ごゆるりと…

###4(4/8)-アヴトリッヒ家の華麗なる食卓-


     * * * * *








 さて、それから、俺は、ルーと一緒に、風呂にはいっていた。



 入っていたのだ…………が、





 がちゃ、





「んっふっん~ふっふっ。んふっふっふっんんふっふっふ、ん…ん?」





 扉をひらかれたとき、脱衣所にはその姿があった。



 相手も、俺とルーのやつという先客を目撃して、硬直している。




 俺の思考は固まっていた。




 開きかかった扉の間からこちらを見ることができる状態だった、

 ルーのやつは目をまんまるにして、その人物を目撃していた。









「ばかおにぃ――!」



「ぐへぇ?!」



 どがぁ!――と、

 俺にけたぐりとポカポカぱんちの連撃を一瞬のうちに見舞った、

 その疾風のような影がしゃべると、



「とうとう犯罪に手をだしたか!

 まえから変態ですくいようのないやつだとは思っていたけど、

 今度はとうとう………いよいよ………、ちんこかくせ!」




「おっふぅ、」




 投げつけられたハンドタオルを俺は腰に装備して、 

 股間を隠す防御力を手に入れた。



 

 いっぽうの妹さまとはいうと、パンツとブラジャーのみの、下着姿。


 俺と、湯船の中のルーがその様子をみている。

 視線に気づいた妹は、カァッ、と顔を紅顔させて、

 恥じらう様子をいまさらながらに見せた後、




「わたしのはだかを、みるな!」




「はだかっつーか、下着姿じゃろがい。

 というかちんちくりんのお前のなんぞ、見てもうれしとーないわい」



「なんんだとこのぉー!」




 いもうとさまがお怒りになられてる……





「きのうの、フシンシャ、じゃん!!」





 そんな妹は、怒りの丈を尚も晴らし足らないように、

 ゆびで、びしぃ! と、浴槽の中のルーを指さして、





「どこのだれなのさ、その娘!」



「なにって……同性の、ともだち?」



 は、? 、。……と妹は言葉と思考を固まらせた、その一拍の間の後、




「……彼女にするには見た目が犯罪的すぎるよ!?」




「オイオイオイ、」




 さてさてさて、




「気にするなよ、というか気にするほうがおかしいだろ??

 安心しろ、問題ない。

 あいつは男だ。」




「どうみてもおんなのこじゃん!?」






「バカおにい、そのまましんじゃえっ!」





 そのまま、激高した妹は、ばたん、と、


 風呂場の扉を閉めていった。









「今の女性の……おんなのこの方、どなたなのですか?」




「あぁ、俺の妹だ……ご覧の通り、元気が有り余っていて、

 闊達で、

 そんで、俺のことを嫌っている……」




 ルーのやつはしばし考えたあと、




「ほんとうですか?」



……



「……ほんとうなんですか……?」





 いやもう、信用してくれよ……。。。。。





     * * * * *



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