「6話」カレーの風味は恋のよう?(6/6)
書き溜めを射耗いたしました…
ふたたび書き溜めに移行いたします…
読んでくださるみなさま、本当にありがとうございます!
かちゃ、ぱく、かちゃ……ぱくっ……
「 むふ~、ん……♡
やはり、ユウタのお手製の“かれー・らいす”に、勝るものはありませんね♪
アリエスタさんなんて、いらないのです! 」
あのねぇ、…………
その後……
はたして、俺は、カレーを一から作り直させられていた。
そうすると、安心、という体で、ルーはぱくぱくとむさぼっている……
アリエスタといっしょに作った分は、
メイドの腹に、収まった……
「ねぇ、ユウタ?」
なんだい、
「ユウタは、ユウタだけでいいのですからね?
おまけ、なんて、いりません。
あんなアリエスタなんて、ボクは目にもいれたくないのです!」
あのねぇ、……
「あ、あぅ……、、な、なんで、そんなにユウタは同情的なのですか?……
……! そ、そうしたら、
アリエスタに命令して、ユウタは、その、
す、すす、す……素敵な体験とやら……をしてみたら、どうですかねっ?!
“ボク”が、
お、ぉ、……“おとこのこ”…
…“ということ”、だから、
ボクのことを、思いやってくれたから、
男子の武勲を飾らせてくれようと、そのために、
先日はユウタは、あんなことをしたのでしょう?
ふふ、ーん、?
だとしたら、ボクのはもっとすごいですよ、?
ズバリ! なのです……
ボクの命令なら、聞くはずです。
あのおんなは、ボクに気があるのだから!」
はぁ?!
耳を疑う言葉がルーから放たれた。
オイオイオイ?!
暗黒鬼畜外道に落ちたか……ルー…………
「あの、あんな色情狂いの腐った汚物のような女、それに、ユ、ユウタの……はじめてを……汚されるのは…………
や、やっぱりだめです!!」
はぁー、こりゃあダメなのかなー……
誰に対しての言葉か?すくなくとも俺に対して向けたものではない……
んじゃあ、こう言うわ……
そうしたら、アリエスタのやつを許すためには、どうすればいいの?
「………………、、、。。。」
「……ボクは……ボクには、……
アリエスタ、さん、よりも、……
女性的な、すてきさ、というのが……、劣る、と思うから……
ボクは……キミを……取られたくなくて……
だから……だから…………
……」
ん? なんか言ったか、ルー?
「……アリエスタさんの事についてでしたっけ」
うん、そうだが、
「……カタにはめてしまって、ボクとボクのおうちのシャッキンを、全て背負わせた状態で、
それで、永久に岩倉かなにかの中で、閉じこめておいて、くれたなら……」
まあ、存在がこの世にある分には、かまいませんけどね?
と、ルーのやつ。
……ここから先も、難易度は高そうだ……。
「ユウタ、ユウタ、♪、、ボクの、ユウタ♡」
う、うむ……
「めうつりしちゃ、だめですよ?」
ルーは、坐っている……よどんだ目で、
そんなことを相変わらずおっしゃられる……
さて、それから、さらにそのあとが経った頃である。
「 カレー、あきた…… 」
けぷー、と。
腹をまんぷくに膨らましたルーの奴は。
カレーの食い過ぎで、しばらくダウンしていた……





