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影武者な僕  作者: 大木鈴
第4話 音無の場合
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拍子抜け

まだまだ音無のターンは続きます。

僕は逃げ出し南2F階段裏にある小さなスペースに逃げ込んだ。何故だ?この一週間なにも思わなかったのになぜ今更なんだ?


僕は考えたが考えたところで答えなんか見つかるはずもない。


「やめだやめだやめだやめだ、こんな所で考えていたって意味なんかない!明日会ってから考えよう」


僕は明日泡沫に会って僕のこの気持ちは本当なのか確かめる事にした。


_______


翌日僕は泡沫に会って拍子抜けした。昨日の事を謝った際泡沫(女装)をまじまじと見たが、不思議な事に僕はまた泡沫になんの魅力も感じなかった。


いったい僕は何なんだと自分に怒りを感じたが何もを感じないのだから仕方がない。


僕はいったいどうしたんだと不安になったがどうすることも出来ない。そのまま時間だけが過ぎて行った。


僕はあの日以来泡沫にときめく事はなかった、泡沫を観察していたが別に何も思わない。


マスターの件で色々あったがそれも今では過ぎた話だそれ以来何故か僕たちは仲良くなったがやはり男友達としてだ。


そう言えば泡沫を殴った日から泡沫の様子が変わった。前までは完璧超人だったのに成績はガクンと下がり能力も酷い有様だった回復系は今まで通り使えるが攻撃系が全く使えなくなったらしくぼろぼろだ。


だからだろうか、完璧超人じゃなくなった泡沫の周りには男が集まり始めた。まあ、始まりは女を落とすテクニックを教えてくれと泣きついたクラスの連中からだが今ではそれを教えて欲しさにモテない男達が群がっているという感じだ。


それから僕たちの周りで色々な事件があったため僕が泡沫が好き?だった事などすっかり忘れた頃にそれは起こった。

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