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影武者な僕  作者: 大木鈴
第4話 音無の場合
29/42

一目惚れ

お待たせしました( ´ ▽ ` )ノ

暫くは音無のターンです


男子生徒A:「嘘だろ、本当に泡沫かよ」


男子生徒B:「泡沫ってあんなに可愛いのかよ、やばい惚れそう」


男子生徒C:「泡沫は男だぜ、今は女装しているだけだ分かっているだろ」


男子生徒B:「でもさ、そこらの女より女って言うか可愛いじゃん。今の泡沫ならつき合える」


男子生徒A・C:「「本気か!?」」


男子生徒達の驚きの声が聞こえる。


僕は気付かれないようにコソッと泡沫奏汰を盗み見る。


ほら、よく見ろ男じゃないか女の姿でいたって泡沫は男だ。そうだ男男最初こそは驚いたがなんて事はないアイツが女な訳がない。


僕はそう自分に言い聞かし多目的教室に向かった。





_______



なんだなんだなんだなんだ何だどどどどどどどどうしようこんな事で泣くなんて…


からかいが過ぎたのは謝ったがどうしようと狼狽えていたら。


「ありがとう」


まるで天使のような笑顔だった。泡沫は僕の手をぎゅっと握り真っすぐに僕を見つめる、その瞬間僕は色々と意地を張る事を諦めた。


正直に言おう一目惚れだった、最初見たときは雷に打たれたかのように身動き一つ取れなかったそれほどの衝撃。


泡沫だと気づいた時の絶望感は言葉で言い表す事が出来ない程だ。


そんな僕の葛藤を気づかれたく無くてわざとからかったのだ、小学生男子か僕はと後悔していたら。


「クスクスクス、なに赤くなっちゃってもしかして僕があんまりにも可愛くて惚れちゃった?」


と来た。


「そそそそそんな訳ないだろ!ふざけるのもいい加減にしたまえ!」


僕は照れているのか怒っているのか良く分からないごちゃごちゃした感情のまま泡沫の手を振りほどいた。


「な〜んだ、残念」


その時の泡沫は少し寂しそうな表情をしていたと思ったがそれは僕の願望がそう見せたのだろう。


その後泡沫と何でもないやり取りをし泡沫が教室に出た後疲れが一気に来た。


僕は泡沫と話すのにこんなにも緊張していたんだなと手汗をぎゅっと握りこれからの自分について考え始めた。


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