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影武者な僕  作者: 大木鈴
第3話 存在価値
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不幸な男子生徒

沢山の閲覧&お気に入り登録ありがとうございます。


最近ペースが遅くなっていますが気長にお待ち下さい。

一度恐怖という感情を認識してしまうとその感情は大きくなっていくものらしい。


話には聞いていたけれど実際に体験してみると酷いものだ。


特に僕は感情を失う前から恐怖を感じる事自体少なかったし、今戻った恐怖意外の感情が無い今その恐怖という感情が際立っている気がする。


“怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い”


ヤンデレ顏の石沢先輩から今僕は必死に逃げている。


「なぜなの、なぜにげるの?やっぱり私の事が嫌いになったのねえ、答えてよ」


石沢先輩は表情を全く変えずにそういうと攻撃を仕掛けた。


石沢先輩の能力は水属性だ。空気中の水分を集め勢い良く放つ、放たれた水は壁をも砕く威力だ、僕は必死にその攻撃の嵐から逃げていた。


前に奏汰が言っていた事を僕は思い出した。


”石沢先輩は思い込みが激しいんだよね、自分に自信が無いしネガティブって言うの?だからデートとかするときは気をつけてね”


ネガティブとかいうか自分に自信が無いレベルじゃないだろ!僕は心の中でそう叫びながらも必死に走っていた。


”ガッ!ドガッシャン”


自分の教室に逃げ込む直前に肩に攻撃があたりバランスを崩した僕は前方に居た男子生徒と共に倒れた。


不幸にも巻き込まれてしまった生徒には申し訳ないがその生徒のおかげで僕はなんとか立ち上がる事に成功した、その生徒は気絶してしまっていたので僕はその生徒を盾にしまだ降り止まない攻撃の雨から身を守る。


僕はふと、この不幸な男子生徒は誰だろうと思い攻撃止まった時顔を覗き込んだ。


不幸な男子生徒は残念なイケメンこと音無秀(おとなししゅう)だった。






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