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影武者な僕  作者: 大木鈴
第3話 存在価値
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決意

今日は久しぶりに学校に行ける事になった。


学校に行かなくなって2ヶ月、感情を失った僕は喋る事すら出来なくなっていた、今では2ヶ月前まで普通に奏汰の演技をしていた自分が思い出せない。


僕はどうやって奏汰を演じていた?どういう風に人と話していた?どうすれば声を出す事が出来るの?分からない分からない。


僕はなんのだろう。僕は誰だ?僕は何なの?私?僕?分からない。


僕はそんな不安定な状態で学校に行く事になった。奏汰はどういうつもりでこんな状態の僕に代わりを務めさせるのかは分からないけれど、僕に身代わりを頼んだ奏汰は凄く真剣で珍しく真面目な表情だったと思う。



________


は〜い。僕は第2の主人公奏汰だよ。


僕はどうやらとんでもない事をしでかしてしまったようだね…


僕のせいで奏は心を閉ざしてしまった、前までは表情があったのに今では表情が全く無く喋る事さえしなくなった。僕が学校に行っている間に何処かに出かけてはいるらしいけれど何処かは分からないし、聞いても答えてくれないだろう。ハンターに奏が何処に行っているのか?調べて欲しいけれど奏の存在自体なかった事になっているから調べようが無い。母さんが調べるはずも無いそもそも母さんは奏がこんな状態だなんて知らない。


僕はこの2ヶ月日に日に表情が無くなっていく奏にどう接していいか分からなかった。


言い訳をさせて欲しい僕は奏に普通の女の子になって欲しかった奏は普通の女の子なんだ確かに馬鹿みたいに強い、能力は最強最悪だと言っていいほどの破壊力を持っている、僕なんかの能力と比べるのもおこがましいぐらいの能力だ。だけど、女の子なんだ。


だから、僕は最後の賭けにでる事にした。


もし、これが駄目なら僕は皆に全てを話そう。


そう決めたんだ。

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