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「成長が止まってる…そんなはずない僕は173cmもあるし奏汰だって身長伸び続けてると言っていた」
僕は斉藤先生に言い返した。
「ああ…言葉が足りなかったわね、分かりやすく言えば身長以外の成長が中2くらいで止まっている状態なの身長は伸びてるけどそれだけ、魔力、骨格などその他は成長していない。だからあなたの胸だって小さく思えてしまうのよ、サイズはまあ、普通なのに身長があるから小さく見えてしまう、あなた多分もっと胸大きいわよ今は、Bカップぐらいでも大丈夫だから」
斉藤先生は励ますように僕の肩を叩いた。
「…………」
なんだろう別に元々僕は自分の胸の大きさなんかきにしていなかったのにその分かっているよと、言った態度の斉藤先生にイラッとした。
「それにまだあなたはマシな方よかな君なんてアソコの成長も止まっているから」
「…………そんな情報要らないです」
自分の兄弟のそっち関係は反応に困る
「ま、そんな話は一旦ここに置いといて」
斉藤先生は律儀にもジェスチャーしながら言った。
「あなた達にかけられた魔法解いてあげるわ、かけた人は分かりにくくするため身長だけかけなかったみたいだけど逆に目立ってたし」
斉藤先生のこの言葉に僕は
「いいです、解かないで下さい言った筈です僕は影武者でしか生きられない」
「奏ちゃん、あなたはあなたなの。あなたの親はあなたを何だと思っているのか分からないけれど、あなたはかな君じゃないし、かな君もあなたじゃない…双子だからって身代わり………影武者なんてするものじゃないし、させることがおかしいの」
必死になり言った、でも斉藤先生は諭すように言い返す。
「……だったら私はどうすればいいの?私は影武者以外……奏汰にならないと私は、私は」
僕は斉藤先生の言葉に泣きながら言った。
「………分かったわ、そこまで言うのだったら今は止めてあげる。でも影武者を辞める気が出来たらいつでも言ってね。それとあなた達の事黙っててあげるからその代わり私のお願い聞いてくれる?」
そう言った斉藤先生の表情は有無を言わせない迫力があった。




