【蒼竜編】 カップルに30の質問
1.まずは簡単に自己紹介をお願いします。
「蒼の国騎士団長を務めているアークだ」
「吾妻美波です。よろしくお願いします」
2.あなたから見た恋人はどんな人ですか?
「いつもにこやかで……、その、可愛いと思っている……」
「ありがとうございます。アークさんは誠実で真面目で、とても頼りがいのある素敵な方です」
「ミナミ……」
「ふふっ。こうして互いの事を話すのは、なんだか恥ずかしいですね」
3.恋人との出会いはいつ、どのように?
「冬節祭の初日の朝、目が覚めたらミナミが隣で寝ていた。あの時は驚いたな」
「そうでしたね。私も忘れられない思い出です」
4.第一印象と今の印象は違いますか?
「いや、そんなことはない。あの頃からミナミは変わらない。穏やかで正直で……、可愛い」
「アークさん」
「いやその……」
「嬉しいです。アークさんも変わらないですよ。あの時から私を沢山助けてくれました」
「そうか……。それならいい」
5.恋心を自覚したのはいつですか?
「それは……言わなくてはだめか」
「アークさん」
「……最初からだ」
「え?」
「最初から……一目見た時から俺はミナミの事を……(照)」
「アークさん……」
6.告白はどちらからですか? また、どんな言葉でしたか?
「……これも言わなくてはダメなのか」
「アークさん。無理はなさらずとも……」
「いや、一度引き受けたからには我侭は言うまい。……俺からミナミに想いを告げた。君が欲しい、と」
7. そのときの相手の反応は?
「それは……」
「私もです、とお答えしました」
「ミナミ……(じーん)」
8.相手のどこが一番好きですか?
「勿論全てが好ましいが、一番と言われると……その優しい心だろうか」
「私も同じです。アークさんの優しさはいつも私を幸せにしてくれます」
9.相手の嫌いなところはありますか?
「そんな所はない(キッパリ)」
「思い当たらないですねぇ(のほほん)」
10.ライバルはいますか?
「…………。もういない(ボソッ)」
「え?」
「いや、なんでもない」
11.相手を好きで辛いことはありますか?
「隣に立つのが俺で良かったのかと、いまだに迷うことはある」
「アークさん……。私は、アークさんと共にいて後悔した事はありません」
「ミナミ……」
「だからもう、そんな風に思わないでください」
「あぁ。そうだな。ありがとう、ミナミ」
12.恋人について、あなたしか知らないことはありますか?
「難しいな。ミナミは料理が上手い、とかだろうか」
「アークさんは意外と甘いものがお好きですよね」
「む、それは……」
「ふふふっ」
「…………。(ミナミが笑っているならいいか……)」
13.愛ゆえにやらかしてしまったことはありますか?
「むっ。そのような事は……」
「アークさん」
「い、いや! 無い! 決して無いぞミナミ!!」
「ふふっ、そうですね」
「…………」
14.喧嘩をしたことはありますか?
15.その原因は?
16.どうやって仲直りしましたか?
「無いな」
「無いですね」
17.束縛はする方ですか?
「していないと思いますよ。されてもいないと思いますが」
「…………」
「アークさん?」
「いや、まぁ、その……」
「??」
18.束縛されたいですか? されたくないですか?
「束縛して困らせるような事はしたくないと思っています」
「ミナミ。俺は別に困ったりなど……」
「え?」
「いや、だからその……」
(アークさんが真っ赤ですがどうしたんでしょう?)
19.恋人の前で泣いたことはありますか?
「…………ある」
「ありますよ」
20.そのときの相手の反応は?
「ミナミは黙って傍にいてくれた」
「私が、傍にいたかったのですよ」
21.恋人が目の前で寝ています。どうしますか?
「どうする? 寝ているのだろう? 起こさぬようにするが」
「私もです。アークさんはお忙しい方ですから。ゆっくり休んでもらえるように配慮します」
22.恋人に「なんでもする」と言われました。どうしますか?
「!!!?」
「なんでもする、ですか。難しいですねぇ。何がいいでしょう?」
「…………(悶々)」
「アークさん?」
「いや、あの……俺は……(焦)」
「何かして欲しい事があるのですか? 何でも遠慮なく仰ってくださっていいんですよ。私も出来る限りのことはしたいと思っていますから」
「!!!??(な、何でもだと!?)」
「どうぞ?」
「……(悶々悶々悶々……)」
「??」
「い、いや、やっぱりダメだ」
(どうしたのでしょう? アークさんが走ってどこかへ行ってしまいました……)
23.相手から別れを切り出された! どうしますか?
「……。悲しいですが、アークさんの迷惑にならないよう身を引……」
「ミ、ミナミ!!!? 何を言う!! そんな必要はない!」
「え? アークさん?」
「こんなことは絶対あり得ないからな!! 俺は何があってもミナミを離さぬ!!」
「はい。分かりましたアークさん(例え話なのに……。でも嬉しいから黙っておきましょう)」
「ほっ……」
24.贈り物をするなら何をあげますか?
「む。やはり女性に贈るならドレスだろうか。ミナミには優しい空色のドレスが似合うと思う」
「そうですねぇ。いつも身につけていただけるものが良いですね。お仕事の邪魔にならないよう、ネックレスが良いでしょうか」
25.恋人に言われたこと、されたこと等で一番嬉しかったことは?
「ミナミが迷わず俺の傍にいる事を、この世界に残る事を選択してくれたことだ」
「アークさんが私を家族にしてくれた事です」
「当然だ。俺の隣はミナミ以外にはありえない」
「ありがとうございます。私も同じですよ」
26.恋人にしてあげたいことはありますか?
「アークさんは体を酷使するお仕事ですから。たまにはマッサージをしてあげたいですね」
「マッサージか……(悶々)」
「アークさん?」
「あ、いや……、その……俺もミナミにマッサージを……(悶々)」
「??(どうして目を逸らすのでしょう?)」
27.これから恋人と一緒にしてみたいことはありますか?
「休みの日にゆっくり街でデートしたいです」
「デートか。うむ。今度の休みはいつだったか」
「二人の休みが合うのは来月の頭ですね」
「む……。(副団長に言ってもっと早く休めるよう調整を……)」
28.愛の深さを何かに例えると?
「大きくて深い海くらいだろうか」
「ふふっ」
「……笑うな。これでも気恥ずかしいのだ」
「すいません。嬉しくて」
29.お互いの気持ちはこれからも変わらない?
「竜は誓いを違えない。生涯ミナミを想う気持ちは変わらない」
「私もです。竜ではなくとも、愛する人を想う気持ちは同じです」
30.最後に、お互いへのメッセージをどうぞ!
「未熟者ですが、これからもよろしくお願いします」
「未熟なのは俺も同じ。足らぬ所は互いに補い合えばいい。これからもよろしく頼む」




