【黒竜編】 カップルに30の質問
1.まずは簡単に自己紹介をお願いします。
「境千紘です」
「俺はナキアス。黒の国の王子様だよ」
「俺がナルヴィ。以下同文で宜しく」
2.あなたから見た恋人はどんな人ですか?
「自分勝手、我がまま、自由人、サボリ魔、子供、エロ魔人」
「え~? それ誰の事? ナルヴィ?」
「違うよ、ナキアスの事だろ?」
「あんた達両方よ!!」
3.恋人との出会いはいつ、どのように?
「初めて会ったのは翠の国から黒の国へ移動する時ね。きっかけはナルヴィが具合悪そうにしゃがみこんでいた時に私が声をかけたのよ」
「あ~、そうそう。あの時は引っかかったと思ったね」
「……引っかかった?」
「チヒロと接点持つために、ワザと具合の悪いフリをしてたんだよ。ごめんね」
「……(唖然)もっと他にマシな方法なかったワケ……?」
4.第一印象と今の印象は違いますか?
「違う。ぜんっぜん違う! 最初は割とまともな人達に見えたのよね」
「酷いなぁ。今も十分まともなのに」
「本当だよ。俺達真面目に働いているのに」
「どこがよ!! 言っておくけど、真面目に働いている人は仕事抜け出したりしないんですからね!!」
「チヒロ! 痛い痛い!!」
「耳引っ張らないで!!」
5.恋心を自覚したのはいつですか?
「チヒロが商隊の馬車に乗った瞬間だね」
「え?」
「そうそう、アラドに引き上げられた時だよね」
(…………微妙)
6.告白はどちらからですか? また、どんな言葉でしたか?
「それは勿論俺達だよね~」
「どんな言葉だったか、チヒロ覚えてる?」
「え!!? ……そ、それは…、覚えてる、けど……」
「(チヒロ顔真っ赤だ。可愛いなぁ)じゃあチヒロから答えてよ」
「いや、それは……」
「(照れててるチヒロも可愛い)覚えてるって言ったよね?」
「……………。(二対一は卑怯だわ……)」
7. そのときの相手の反応は?
「あの時のチヒロも可愛かったなぁ」
「顔を真っ赤にしてね」
「唇を濡らして僕らを見上げる姿なんて堪らないよ」
「襲いたくなるのをどれほど我慢したか」
「何が我慢よ!! 完全に襲い掛かってたじゃない!!!」
8.相手のどこが一番好きですか?
「そうだなぁ。綺麗な瞳とか、サラサラの髪とか」
「すべすべの肌とか長い睫とか」
「腰と太もものラインとか」
「あ~、いいねぇ。あとは柔らかい胸とか」
「首筋のキスした時の照れた顔も捨てがたいよね」
「それならアノ時の声が……」
「いい加減黙りなさい!! バカ双子!!!!」
9.相手の嫌いなところはありますか?
「安心して。嫌いな所なんて無いよ、チヒロ」
「たまにベッドに入れてくれなくたって僕らはチヒロが大好きだよ」
「あーんしてくれない時があったって僕らの気持ちは変わらないよ」
「一緒にお風呂に入ってくれなくたってチヒロが一番だよ」
「…………(これって今までの不満をぶちまけられているのかしら)」
10.ライバルはいますか?
「ふっ、そんなのいないよ。ね、チヒロ?」
「僕らよりいい男なんているわけ無いじゃないか。ね、チヒロ?」
「……そうみたいね。(妙な圧力を感じるわ……)」
11.相手を好きで辛いことはありますか?
「あるある! 公務でチヒロと離れなきゃならない時なんて寂しくて胸が潰れそうだよ」
「チヒロが他の男と話をしている時なんて切なくて相手の存在を消し去りたくなるよね」
「…………お願いだから犯罪だけはやめてよ」
12.恋人について、あなたしか知らないことはありますか?
「そうだなぁ。チヒロはわき腹が弱いとか?」
「髪をかき上げるように首の後ろを撫でられるのもね」
「あと耳の……」
「もう黙って!!!」
13.愛ゆえにやらかしてしまったことはありますか?
「そうだね。色々あるけど、でも全部愛ゆえだから」
「そうそう。愛ゆえなら仕方が無いよね」
「………………(一体何をしたのか聞くのが怖いわ)」
14.喧嘩をしたことはありますか?
「いつも私が一方的に叱るだけだから喧嘩にならないのよね……(ぐったり)」
「どんな言葉でもチヒロの可愛い唇から紡がれるものなら大歓迎だよ」
「勿論言葉よりも体で語ってくれた方が嬉しいけどね」
「…………(ぐったり)」
15.その原因は?
「あり過ぎてこの場じゃ言い切れないわ……(遠い目)」
「僕らとチヒロの思い出は一杯あるからね」
「語りつくそうと思ったら丸三日はかかるよね」
(なんでこの子達ってこんなにポジティブなのかしら……)
16.どうやって仲直りしましたか?
「「勿論体で……」」
「もうほんと黙って!!!!」
17.束縛はする方ですか?
「「勿論」」
「…………。(束縛してる自覚はあったのね……)」
18.束縛されたいですか? されたくないですか?
「されたくないわよ(キッパリ)」
「されたいよ(キッパリ)」
「されたいね(キッパリ)」
「………………。(Mなの?)」
19.恋人の前で泣いたことはありますか?
「…………あるわよ」
「僕らのせいでなかせてごめんね」
「なくのは僕らの腕の中だけにしてね」
(この子達が言うと違う意味に聞こえるわ……)
20.そのときの相手の反応は?
「特に反応はなかったけど。そもそも気づかれない様にしてたし」
「バカだなぁ。僕らがチヒロのことで気付かないことがあるわけ無いじゃないか」
「あの日、チヒロが僕らとの別れを悲しんでくれていた事、ちゃんと分かってたよ」
「ナキアス、ナルヴィ……」
「あの時のこと思い出しちゃった?」
「後でたっぷり慰めてあげるね?」
「いらないわよ!!!」
21.恋人が目の前で寝ています。どうしますか?
「起こしたらうるさいからそのまま寝かせておくわ」
「脱がす」
「襲う」
「…………(頭痛が……)」
22.恋人に「なんでもする」と言われました。どうしますか?
「えー!! どうしようナルヴィ!!!」
「やって欲しい事があり過ぎて絞りきれないよナキアス!!」
「いや、でも『なんでも』ってことは全部やってもらうってのもありだよ、ナルヴィ」
「そうか! ならまずは侍女の服を着てもらおう!! ナキアス!」
「いいね!! そのまま一緒にお風呂に入って背中を流してもらおう!」
「その後はやっぱり濡れた服のまま……」
「待って! 脱がして泡プレイってのも……」
「あんた達……。言っておくけどこれ例え話だからね?」
「「えーーー!!! 男のロマンなのに!!」」
23.相手から別れを切り出された! どうしますか?
「…………」
「…………」
「ちょっと! 急に真顔で無言になるのやめてよ! 怖いじゃない!!」
「まぁ、取り合えず原因を追究するかな?」
「そうだね。まずは理由を知らないとね」
「後はその原因を排除だな」
「邪魔者がいるのなら徹底的にやらないと」
「万が一僕らからチヒロを奪おうなんて男がいたら即極刑だね」
「当然だよ。ありとあらゆる手を使ってチヒロに手を出した事を後悔させてやらなきゃ」
「だから例え話だってば!!!」
24.贈り物をするなら何をあげますか?
「そうだなぁ。やっぱり僕らとの甘くて熱い夜かな」
「それに勝るものなんて無いものね。嬉しい? チヒロ」
「嬉しくない……」
「もう。チヒロってば、それだけじゃ足りないの?」
「それなら朝も昼もチヒロの為に使ってあげるよ?」
「そういう事じゃない!!」
25.恋人に言われたこと、されたこと等で一番嬉しかったことは?
「「チヒロから服を脱いで僕らをさそ……」」
「待て待て待て!!! そんなことしてないから!!!」
26.恋人にしてあげたいことはありますか?
「一杯あるよ~」
「あり過ぎて困るくらいだよ~」
「先に言っておくけどもう下ネタは止めてよ」
「「え……?」」
「…………」
「…………」
「…………」
「あんた達の頭にはそれしかないの!!?」
27.これから恋人と一緒にしてみたいことはありますか?
「「これも一杯あり過ぎて……」」
「なんか想像つくから言わなくていい!!!」
28.愛の深さを何かに例えると?
「底なし沼とか?」
「先の見えない真っ暗闇とか?」
「……他にもっといい例えなかったの?」
29.お互いの気持ちはこれからも変わらない?
「変わるわけないよね? チヒロ?」
「僕らの愛は永遠だよね? チヒロ?」
「…………そのようね」
30.最後に、お互いへのメッセージをどうぞ!
「「これから先何があっても僕らはチヒロを愛し続けるよ」」
「お手柔らかにね……」




