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機動女神エターナル・レッド ケモ耳ニャン子は俺の女神様?  作者: さば・ノーブ
第3章 Heaven On Earth 地上の楽園
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迫る脅威 その2

ドアクダーと銀河連邦宇宙軍が対峙している傍らで。


こいつらは・・・なにやっとるんだ?

太陽系に騒乱の機運が高まりつつあった時。


この方はのんびりとコーヒータイムに入っておられました。


「ほ~んと、のんびりした田舎ねぇ」


熱いエスプレッソを一啜り。


「ンんん~、でもぉ。この珈琲は棄て難いわねぇ」


悦に入っておられますけど?

何処で仕入れて来たのですか?


「ドアクダーの専売特許ではないという事ヨ」


は・・・い?


「私だって偶には息抜きしたいじゃない?」


は・・・い?


「丁度どこかの新任保安官が局に申請したのよねぇ。

 私の領域にある星において、ドアクダーが悪さをするから停めてってね」


はぁ?


「調査官を派遣するから使ってくれって頼まれたのよねぇ」


あ、もしや?


「赤毛のニャン子星人なんて、私に採ってみたらペット以下の存在でしかないのにね」


ありゃま、アリシアさんが訊いたら泣きますよ?


「でもぉ、やれば出来る子だって聞いてたから。

 潜入捜査員になってみるかって言ったら即、派遣を願うんだからぁ」


そして、アリシアさんが落っこちて来たと?


「危なっかしいからついて来ちゃったのよねぇ」


・・・なるほど。


「影から観てるだけってのも、つまんないし」


・・・つまんないって、あなた?


「ご当地物を漁ってみたら・・・これが大当たりなのよ」


もしも~し?!


「至福至福!」


・・・呆れた人ですね。


エスプレッソを呑み終えた獣人保安官様が悦に入ってモニターを眺めていました。


「本当に介入しないとでも思うのかしらね、あのニャン子も?」


最期の一言が気になりますが、ブルドック星から来られたミシェル保安官様から視線を移しましょう。

ミシェル様の眼に映るモニターには、どうやって写されているのか分かりませんが。



「ウニャ~、これは暑いニャ」


赤毛が映えるニャン子が映し出されていたのです。


「うだぁあああ~ッ!暑い暑い言うんじゃねぇーッ!」


傍で吠えてるユージも。



「だってぇ~、シェキナを修理しないと戦えないニャゾ」


と、一体此処は何処?


ミシェル保安官のモニターからユージ視線に入りましょう。




 メラ メラ メラ~




暑い・・・確かに暑い。

ここはニャン子の結界の中です。


「だから、何故魔剣を修理するのに結界に入らないといけないんだよ?」


汗だくになってるユージが吠えるのも判らなくはないです。


「灼炎王の剣だから、結界で直せばって言ったのはアルジだよ?」


「んで?なぜ俺を巻き込む?」


・・・・

アルジだから?


「それはだニャぁ。

 アルジの最期の剣とアタシの剣が同格だから」


「それは聴いた。

 だからって何故、俺が必要だったのかを問いたいんだが?」


魔剣サンダルフォンを用立てたら済むんじゃねぇのか・・・と、ユージは訊いたのです。


「・・・もののついでニャ」


ピキ!


ユージのこめかみに怒りマークが。


「これか?この口が言うんだな?!」





 ミリミリミリ




アリシアの頬を思いっきり引っ張るユージ。


「悲ニャァ?!やめるニャ~」


びろ~んっと、伸びされた口で抗議するアホニャン。


「ついでは嘘ニャ、アルジの異能スタントが必要だからニャ~」


「最初から言えよ!」


ぜはぜは言いつつも手を放してやるユージ。


「暑いんだから、怒らせるな!余計に暑くなるだろうが!」


流れ落ちる汗を拭い、何とか平静を保たせようとしたのですが。


「あ、ユージの方が暑いって言った・・・」



 メリメリメリ



ユージの強制ニャン子掴みが炸裂!


「・・・赦すニャ」


怒られ通しのアリシアが泣きました。




・・・・(=^・^=)・・・・




「それで?この後はどうすりゃ良いんだよ?」


魔剣を呼び出したユージが方法を訊ねると。


「アタシのシェキナとサンダルフォンを交わすんニャよ」


交す?


「サンダルフォンが男の剣なら、シェキナは女の子ニャ」


はぁ?


「女の子は男の子にキスされたら力を得られるニャ」


・・・・おい?!


「嘘ニャ~!ごめんニャさいいぃ~」


ユージがサンダルフォンを上段に構えましたからねぇ。


「交わすというのは、異能を授けて貰うってことなんだニャ」


言い繕うのなら初めから言いなさいよ。


「それでアリシアの剣が治るのか?」


ユージは異能を宿した剣だから、直すと言わずに治ると言いました。


「多分。シェキナが言ったから」


「そうか、なら早くしようぜ」


灼炎王のアリシアに急がせるのは、暑いからだけではないようです。


「早くしないと、萌が焼き餅を焼きやがるから」


「ニャンと?!夏にも餅があるのか?」



 グ~リグリ・・・



拳骨がアホニャンの頭を捏ねくります。


「さっさとするんだよ!」


「ワカッタニャ~」



アリシアの魔剣とユージの王者の剣が触れ合いました。


「それでこの後は?」


「シェキナ自信がお願いすると言ってるの・・・ニャ」


ニャ?


ニャ??



あれ?

お二人さん?

なぜ動かなくなった・・・・あれ?


魔剣さん達が、溶け合ってしまいましたよ?


あらら?どうしてこうなったってくらい時間が過ぎていきますが?



「ウニャ~~~~~!」


「だああぁあああッ?!」


二人が同時に叫びました。


「ニャ?ニャ?ニャ?!」


「うわっ?うわっ?うわッ?!」


何を二人して叫んでいるの?


二人が持っている魔剣も、どうやら変化なしですが?

いや、良く見たら。


「サンダルフォン?!お前ッ?」


「シェ、シェキナ?!」


二人が自前の剣を呼んでますけど?


「まさか?!本当に?」


「アタシがさっき言ったのは冗談ではなくなったニョか?!」


??


「まさか、異能で・・・異能だからって?」


「キスするニャんて思わなかったニャぞぉ~ッ!」


な?なんですと?!


それは・・・どういうこと?


「なぁアリシア。これはつまり、なんだ」


「間接キッスとかでも言うべきニャのか?」


いやいやいや。違うでしょ?


「異能を分身だと考えたら、そうなるのか?」


「だって、シェキナはアタシと同化してるんだから」


・・・損な?


「アリシア?」


「ア、アルジ?!」


当惑する二人でしたが、肝心なのは魔剣の修復でしょ?


「これって・・・初物だよな?」


「あ、当たり前でしょうッ!」


あの落ち着かれませ。

二人が交した訳ではないのですから。


でも、アリシアさんは唇を押さえて赤らんでいます。


「シェキナの感覚という物が、伝わって来ちゃった・・・」


ニャンと?!


ニャンと?!


ニャニャンと?!


「これ。萌にバレたら死刑確定だよな」


ニャン!



これって、本当にキスした事になるのでしょうか?



「ならねぇッて!」


ですよね~。




こうして、アリシアさんの異能は無事(?)復活出来たのでした。


・・・が?


待ったくもって・・・ケシカラ~ン!


どこかの損な娘が喚いていそう。


ケシカラン主従が?

誰かに脅えるのですが?

それは・・・決まってます!


次回 迫る脅威 その3

ユージ達にとって、本当の脅威は・・・最早手の届くところに?!


「損!」

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