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機動女神エターナル・レッド ケモ耳ニャン子は俺の女神様?  作者: さば・ノーブ
第3章 Heaven On Earth 地上の楽園
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警告?!その3

美春さんと名乗った人とは?

既にお分かりでしょうが、保安官様なのです。


アリシアの上司様はどんな方なのでしょう?

まるで狸にでも化かされたようだった。


でも、彼女が夢や幻では無かったのは、証拠が残されていたから分かるんだ。


「ど、どうする京香?」


嵐さんが狼狽えるのも無理はない。


「ううむ。昔っから不思議ちゃんだったが・・・なぁ?」


京香先輩も・・・どうして良いのやら。


ビール代として置いてある<銀河連邦の金貨>を前に、腕を拱いていたんだ。


・・・金貨でもさぁ・・・両替し難いじゃねぇの?


「なぁ嵐。これって純金かな?」


「多分・・・信じる?」


金貨なら、純金だったら。

大き目の金貨は、時価にして数万円になる・・・多分だけど。

ビール一本としては破格の支払いだ・・・ろうな?


「びっくりモンキーで、最高額の支払いだろうなぁ」


・・・あの、京香先輩?お気を確かに。




先輩の知り合いに宿ったのは、やっぱり銀河の保安官だったのだろうか。








・・・・(=^・^=)・・・・







「惑星大気圏離脱・・・」


上陸用ポッドを操縦するワンコな保安官がメインスイッチを切り替えると。


「「女神ミシェル、こちらに居られましたか」」


モニターに眼鏡をかけた上品な女性が写り込んだのです。


「なんだ、レミュウスか。こっちまでもう来たの?」


「「はい、御命令でしたので」」


モニターの女性・・・って?もしかしてアリシアの上司様?


「急ぎ過ぎたら奴等に発見されちゃうわよ?」


モニターに向かって話しているのは?


「「ですが。

  ミシェル様のケモ耳に引っ掛からない位ですので。

  先ずはご安心かと思われます」」


ケモ耳?


「そうね。ワンコ族の私にも探知できないんだから良しとしときましょうか」


ワンコ族・・・ですと?!

つまり・・・ミシェル様は犬だと?


「ドアクダーの部隊が展開するようなら、直ちに行動を起こしなさい。

 で?こちらはどれだけの艦隊を用意して来れたのよ?」


かッ?!艦隊ぃ~?


「「編隊を任した連合艦隊司令部によりますと。

  巡洋警護艦27隻、巡洋打撃艦16隻、時空制御母艦2隻に・・・」」


「ふむ。一つの太陽系を殲滅できるだけの量ね」


言い澱んだレミュウス保安官補を手で促すミシェル保安官。


「「惑星殲滅ミサイル母艦1隻と・・・

  太陽破壊ブラックホール砲搭載戦艦1隻を以って、旗艦としています」」


モニターに映し出された巨大な戦艦を観て、


「あれを持って来てしまったのね?」


過去に何かがあったのか、眉を顰めるミシェル保安官。


「「はい。必要なければ良いのですが」」


巨大な宇宙戦艦は、小さな星ほども有る質量を誇っていたのです。


「そうね・・・

 艦隊指揮官に厳命しなさい。私の許可なく砲の使用は認めないと」


「「はい、直ちに」」


モニターからレミュウスが消えると、ワンコな保安官が腕を組みました。


「紅ニャン。あなたの実力如何で決まるのよ。

 あなたが本物の保安官に成れるかが懸かっているの。

 それに・・・数十億の人命を救えるかって重責も・・・ね」


左銀河系連邦軍は、ドアクダーに備えて配備についていたのでした。

強大なる戦力を以って。








・・・・(=^・・^=)・・・・






「私・・・アタシ・・・どっちなのよ?」


皆が先に帰る後ろから、ニャン子なアリシアはついて行くのですが。


「ミシェル様に掛けられた魔法で・・・元に戻れたのは良いとして」


自分の身体を何度も撫で返します。


「どうして・・・身体だけは戻してくださらなかったんだろう?」


確かにあの瞬間聞いた。

顎を掴まれた時に・・・


「「アリシア、私の紅ニャンよ。

  相手は急ぐようみたいなの。

  だから強制進化を施してあげるわ・・・良いわね?」」


そう仰られたというのに・・・なぜぇ?

若返りさせられた次元回廊で、数年前の体つきになってしまった。


「どうせ元に戻してくださるのなら、ニャン子じゃなくニャン婦にした欲しかったニャ」


・・・と。

思わずニャ語が飛び出して、慌てて口を押えてしまうのですが。


「そうニャ・・・じゃなくて。

 入れ替わったんじゃないわ!混ざったのよ!!」


はへぇ?どういう意味?


「ニャン子なアリシアと機動少女なアリシアが!

 二つの記憶が入り混じったのよ!」


・・・二重人格って奴なの?


「これは・・・強みでもあり弱点にもなりそうね」


ニャン子なアリシアはユージ達との生活で学んで来たモノを引き出せる。

一方機動少女なアリシアなら、無敵の戦闘力を誇れる筈。


突然現れた女神ミシェルによって、機動の少女が目覚めさせられました。


「つまりは・・・非常事態が迫って来たってことね」


のほほんとしたニャン子ではなくなったアリシア。


この先に待つのは?




「ねぇゆー


「なんだよ?」


萌が頭一つ分背の高いユージを見上げて。


「手・・・繋ご?」


「へ?なんでだよ」


突然言い出したのは。


「良いじゃん・・・」


「し、しようがない奴だな・・・ほれ」


夜を隠れ蓑にした甘え。


で・・・ユージは受け止めるのでした。

微かな鼓動の音が、手を通して伝わってきます。


「生きてるんだな・・・」


「うん。生きてるよ」


二人は今。

間違いなく生きていました。


手を通して伝わるのは、嘗てない程の生命感。

今を生きているからこそ、出来ることをやっておきたい。


萌の願いが痛い程分かるユージだったのです。


モエルのようにはなりたくはないと・・・願っているようでした。


「きっと。いつの日にか・・・なりたいよね?」


萌が願うのは・・・


「モエルさんも。

 アタシも・・・枷を解かれて」


何になりたい?


「一緒・・・天使エルに・・・だよ!」


そう・・・巫女エルへ?


違う・・・天使エルにでしたね?


「明日に希望を描けられるようになるの!」


それが偽らざる天使の気持ちなのでしょうね。



ユージの傍に居る者・・・それは天使だから(観えなくて当然)!


美春さんが見せてくれた画像に写っていた一枚の羽根が、未来を明かしていたのです。

犬かよ?!

で?


トンでもない展開になってマイリマシタ。

この先にあるのはスターウォーズ?

大艦隊戦にでも発展するのでしょうか?


さて・・・作者は逃げ出す準備でもしておくか・・・


次回 脅威 その1

夏休み・・・それは学生なら弾ける瞬間。 でもこの方たちは?

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