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機動女神エターナル・レッド ケモ耳ニャン子は俺の女神様?  作者: さば・ノーブ
第3章 Heaven On Earth 地上の楽園
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ブラックバーニア・アタック その4

ユージは仲間を呼んだ!


しかし・・・


回り込まれてしまった?!

違うだろW

ユージが呼んだ二つの光。


結界の中で模られていく二人の少女。

異能を誇る少女達は、初めから闘う姿を現し始めていた。


「手を貸してくれ二人共!」


ユージの頼みに呼応するように、模られていく二人が頷く。



剣を手にする相手の周りに光が舞い、やがて異能を感じさせた。


「何をする気か知らんが、早いとこやっちまおうぜ!」


後ろに控えるテッドが、先頭に居るヌンへ急かす。


「よしッ!往くぞお前等!」


光の意味を考えているなんて、黒の3連鬼には悠長な話なのかもしれない。


「奴をぶちのめして剣を奪い去る。

 その後巫女を探し出して剣の所有者を俺達にすればケリがつく」


作戦を翻し、先に剣を手に入れる事にしたようだった。


「ブラックバーニア・アタック!いくぜぇ!」


ヌンが魔鋼鎧フルメタルギアを突進させる。


正面に居るユージ目掛け、強力な腕力パンチを打ち込んで来た。


「喰らえッ!ヌン様の剛腕拳を」


機動鎧拳を叩き込もうとするヌン。

生身の身体に叩きこまれでもしたら、それで戦闘力は奪い去られるだろう。



「くッ?!二人が完全に現れる前に仕掛けて来やがったか」


光が掠れていく最中、まだシンバもセッカも戦闘には関与出来ないというのに。


魔剣サンダルフォン!防御に極振りするんだ、急げ!」


攻撃よりも、今は敵の一撃を防ぐ方を執ったユージ。


「「主の意のままに」」


魔剣は攻撃態勢を防御へと転換する。

途端に魔剣はシールドを展開して、ヌンの一撃を防ごうとした。


「どりゃぁあああッ!」


吠えるヌンの拳がシールドにぶち当たる。




  バシン!



魔剣サンダルフォン異能シールドがヌンの魔鋼鎧フルメタルギアを受け止める。


「ぬおおおおぉッ!」


吠えるヌンの腕力で、シールドに亀裂が入った。




 ギンッ!




だが、天使のシールドは持ち堪える。


「おらおらおらぁッ!」


ヌンの背後から二番手のヘットが飛び上がりざま、


「これでぶち破ってやるぜぇ!」


肩を突き出して体当たりをかけて来る。


「ショルダーアタックゥッ!」


棘の付いた肩の装甲で、ひび割れたシールドを穿こうと目論む。



 ドシッ!



魔剣サンダルフォンのシールドへ、全体重を乗せて体当たりを掛けた。



 ガッ・・・バキン!



魔鋼鎧の一撃は、遂にシールドを破るのに成功した。


「決めてやれテット!」


ヌンが末弟に決着を着けろと命じる。


「あいよ!任せな」


ショルダータックルでシールドを粉砕したテットの頭上を飛び越え、テットがキックを放つ!


「これが黒の3連鬼のバーニア・アタックだぁッ!」


脚力に異能スタントを集中させたテットが、キックでユージに襲いかかる。


流れるようにシールドを破り去り、最期のテットに依って勝負を決めて来た。


並みの戦士なら、こんな連続攻撃を受けたのなら無事で済む筈もない。

だけど、ユージは勇者剣士を受け継ぐ者。

地図の巫女を護り続けた勇者の異能を全て受け継いでいた。



「サンダルフォン!」


テットの蹴りが炸裂する瞬間。

ユージは叫ぶと同時に剣を薙ぎ払った。


防御から一瞬の内に攻撃へと魔剣を転換させて。





   ドワァアアアアアッ!




猛烈な破壊波がテッドを捉える。




   バガンッ!




魔鋼鎧の一撃と、ユージが放った魔剣の波動がぶつかり合う。




  ドドオン!



ぶつかり合った異能が、猛烈な衝撃波を生んだ。


それは、双方にダメージを齎す程の・・・



「畜生ッ!畜生めぇッ!」



魔鋼鎧フルメタルギアを着ていなかったら、テットは爆死していたかもしれない。


「ダメージ40パーセントだとぉ?」


脚力に物を言わせるテットの鎧が、中破状態にまで損傷を受けていたのだ。


「俺達のブラックバーニア・アタックで、やれなかったのはこいつが初めてだぜ」


末弟を庇い、立ち上がらせるヘットも悔し気に爆焔の向こうを睨んでいた。


「いや、まだだ。奴にもダメージを与えたのには変らん。

 もう一度バーニアアタックを噛ますぞ!」


ヌンには二人の弟が邪魔になって見えていなかったらしい。


光を纏っていた少女二人の姿なんて。



爆焔が翳んでいく・・・

そこには3人の姿が見えていた。



「危ない処だったよな、アルジ」


「ホント。無茶するんだからなアルジは」


地の龍を宿すシンバが、龍の鎧を着て結界の地面に拳を突き立てていた。


「衝撃波は、ボクの龍が弾いたぜ」


拳から出した障壁に因って、破壊波動を受け流したと言う。


「炎は私が冷やしておいたから、そよ風だっただろ?」


ほむらは、氷結の異能で冷やしておいたとセッカも笑った。


現界した二人の下僕しもべに、ユージは間一髪の処で救われたのだ。


「ああ、助かったよ二人共」


ユージは仲間の助けを感謝する。

そして自らの天使にも。


魔剣サンダルフォン・・・良くやってくれた」


間一髪で攻撃に出られたのは、サンダルフォンだからこそだと感じていた。


「俺はつくづく・・・良い友を持てたよ」


天使たる魔剣サンダルフォンにも、呼び出して直ぐに手を挿し伸ばしてくれた二人にも。

心から友と呼んで頭下げた。


「よせやい、アルジらしくないぞ」


「当然のことをしたまでだ。褒められる謂れは無いから」


シンバもセッカも、ユージから友と呼ばれて嬉しく感じている。


「今度はこっちからも攻撃するんだろ?」


「このまま黙ってはいられないだろアルジ?」


その通り。

黒の3連鬼が再びアタックを仕掛けるのなら、こちらからも攻撃しなければ。


「ああ!

 奴等をぶちのめさないと気が済まないぜ!」


攻守が対等になった今。

勇者剣士が剣を構える。


「奴等を結界から出す訳にはいかないんだ。

 萌を誘拐させるなんて、赦しちゃならねぇんだからな!」


その両脇には、


「そぉこなきゃぁ!」


地の龍を模る鎧に身を包むシンバと。


「アルジが赦さないというのなら!」


雪女の冷然たる瞳を醸すセッカが。


ユージを護る様に悪漢に立ち向かうのでした・・・





この一戦。

負ける訳にはいかない・・・


ユージは初めてドアクダーを本気で倒そうと決めたのです。

何があろうとも、こいつ等だけは赦しては於けないと。


黒の3連鬼との決闘の第二幕が切って落とされるのでした・・・・


いよいよ決着をつける時か?

ユージと2人の下僕しもべVS黒のおっさん達?!


その時になって、萌は初めて気がついたようです。

ユージの姿が見えないことに・・・遅いぞ萌えたん!


次回 ひかりの中で その1

萌とアリシアに迫るダレット。因縁の対決に発展するか?

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