表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神マナさん!!ヘタレ勇者に恋オチしました☆彡  作者: すみ いちろ
第二章 ~大森林っっ!!夜のロアナール脱出編~
48/59

『マナさん』の『想い♡』

前々回の『お話』『魔剣の先…』に、『シュンタロ』の『気持ち』を、少しだけ後から書き足しました。

今回の『お話』は、その『続き』…に、なります…。m(_ _)m





「シュンタロ…さん?」



 


 さっき…。シュンタロ…さんの『心の声』が、聴こえた…。



 羅那(ラナ)に、『口吻(くちづけ)』された…シュンタロ…さん。


 

 けど…。


 嬉しそうじゃなかった…。なんだか…切ない。気持ち…。



 シュンタロさんの『(オーラ)』が、()える。


 シュンタロさんを、取り囲む『エメラルドグリーン』のような『緑色』。


 その中に浮かぶ淡い…『赤』『青』『黄色』『橙色』『ピンク』『紫』『白』『虹色』…。


 


 私は…。どれ…?


 だけど…。


 どれも、あたたかくて…。淡い…。包みこむような…。あたたかな…。『色』。




 『異世界(アースラッド)』は、日々…。衰えてゆく…。


 見えない時間(スピード)で…。



 けれど…。


 私の『使命』よりも『運命』よりも…。大事に想える…。この『気持ち』。これは、一体…。なんなのだろう…。



 

 私の中に輝く…。『星惑星(ブルースタープラネット)』。


 私の白い肌…。胸の谷間…って、言って良いのかな…。うっすらと…。青い『光』…。透けるように『光』放ってる…。



 私の中に…。眠る『(ねが)い』。『覚醒』して…。目を覚まして…。



 育みたい…。シュンタロさん…と。シュンタロさんの持つ『星惑星(スターブループラネット)』と。ふたつ…。掛け合わせて…。



 …。



 …ていうかっ!!『お風呂』っっ!!お風呂…って!!!



 羅那(ラナ)と、シュンタロさん…。


 ふたりして…。『お風呂』…。入っちゃうのかなぁ…。


 私…。私は…。どうしよぅ…。




「お~い…っっ!!マナシス~ぅ…っっ!!一般(いっぱん)(ぴーぽー)の『誘導』頼むぅ~…っっ!!」




「え…?」



 

 羅那(ラナ)の『声』で、我に返る。


 そう…。


 そうだった…。


 

 『人面(スカル)(スコーピオン)』の『合成(キメラ)化』から『復活』した『人々』。



 行き先の無い『人々』を、どうするのか?


 

 羅那(ラナ)と、ピオーネ…フーコ。シュンタロさん…と、話してた『途中』…だった。




「なんだぁ?…聴いて無かったのかよぉ~?マナシスぅ…?しょうがねぇなぁ…。そこの毒蠍女(ピオーネ)は、ほっといて…。行くぞぉ?フーコぉ。シュンタロぉ?」




 張り切って…。『一般の方々』を『先導』する羅那(ラナ)


 

 どうやら…。


 …っていうか、羅那(ラナ)の『住み家』に、みんなを『誘導』するの…?かな…?




「あ…。マナさん?どうやら、羅那(ラナ)が、羅那(ラナ)の『住み家』に、皆さんを『案内』するみたいだよ?あそこなら、たくさん『空き部屋』が、あるし…。しばらく、住むには『蓄え』も、そのまま残ってるからって…。羅那(ラナ)が…」




 慌てて、私…に駆け寄る。シュンタロさん。シュンタロさんの『無垢』な『笑顔』。


 私…は。私…にとっては。なによりも、かけがえのない…シュンタロさんの…『笑顔』。


 滅びゆく…『異世界(アースラッド)』の『希望』。


 それだけじゃない。


 私…に、とっても。『希望』。


 それだけ?


 それだけ…。じゃない。じゃない…。じゃない…よ…。


 私…。




 「マナシス~ぅ…?考えごとぉ~ぅ?シュンタロのことぉ~?()ぅ~…」




 ふ、ふえぇぇ…っっっ!!!??? ぎ、ぎくぅぅぅ…っっっ!!!!!




「ダぁ~…っっ!!!!!メぇぇぇぇぇぇぇ…っっっ!!!!!!」




 慌てて、魔剣フーコ…の。口?を、ふさぐ…。私…マナシス。



 バタバタ…っっ!!!!…と。



 さしもの、魔剣フーコも。目を白黒(シロクロ)させて…。


 

「ふもぉ~…っっ!!!ふぐももぉ~…っっ!!!!!」



 …と。ジタバタしている…。




「マナシスぅ~…!!力強すぎぃ~っっ!!折れるかぁとぉ~思っっっ…たよぉぅ!!!!」



 

 少しだけ…。プンスカ…。している魔剣フーコ。可愛い…。




「ん~…?」




 シュンタロさん…が、私…の表情(カオ)を、覗きこむ…っっ!!?




「いやぁ~…!なんでもない!なんでもない~…。なんでもないんですよぉ~ぅ?シュンタロさん?」




 『?』…と。


 不思議そうな表情(カオ)をしている…。シュンタロさん…。


 い、いいの…。良いの…。今は、良いの…。今は…。いいんだ…よ。

 

 そ、それよりも。み、みんな…を。な…、なんとか…しなくっちゃ…。


 


「あ~…。私…の『魔法』で、みなさんを『住み家』まで。『転送』しましょぅ…か?」



 

 ハッ!!ダメだ…。また、『魔力切れ』…。起こしちゃう…。うぅ…。言ってしまった…。いける…かな…。




「あ~?ダぁメ、ダメぇ~っ!!ダメだってぇ~っっ!!また、『魔力切れ』?起こしちまうぜぇ~?だろ?マナシスぅ?」




「あはは…」…と、苦笑い。するしか…ない…か。


 

 シュンタロさんも、黙って『真剣』な『目』で、『コクコク』うなずいている…。

 

 なんだか…。可笑しい…。


 私…が、小さい頃に持ってた『鳥のオモチャ』みたい…。


 シュンタロさん。『コクコク』。


 うふふ…。なんだか…可愛い。シュンタロさん。




(わたくし)…も、そちらに、混ぜて下さらないかしら…?マナシス様?羅那(ラナ)さん?

 シュンタロ様は、どう…お想いなのかしら?ついでに、フーコさんも…。皆さんで、一緒に『お風呂…♡』で、シュンタロさんを『洗いっこ♡』。『裸の付き合い』とも、言いますし…。どうかしら?」




 ふっ!!ふええぇぇぇ…っっっ!!???


 ピオーネ!ピオーネ!!ピっ、オーネぇぇぇ~…っっ!!!???


 えええぇぇ…っっ!!!???


 お風呂…っ!お風呂…っっ!!お風呂…っっってぇぇぇ!!!???


 は?『裸の付き合い』っっ!?


 ですってぇぇぇ…っっっ!!!???


 …っていうかぁ、そっちぃぃ…っっ!!!???


『転送』の話じゃ…なくってぇぇ…っっ!!!???




 ふむぅぅ~…。ぎゅっ。


 胸が、締めつけられる…。つかえるよ…。


 なんだか…。


 反応(リアクション)が、シュンタロさんみたい…に、なって来たな…。私…。

 

 似て来たのかな…。


 それにしても…。シュンタロさん…を、『洗いっこ♡』…って。




 「良いんじゃあぁ…ないぃ?良んじゃぁ…ないぃ♡裸のシュンタロぉぉ~♡みんなで、『洗いっこ』ぉぉ~♡楽しそ~ぉぅ…♡」



 

 ぐ…っっ!!!魔剣フーコ…!!


 こ、これかぁ~…。


 シュンタロさんの『心の中の声』で聴いた『叫び声』…。

 

 いつも、シュンタロさんが、心の中で…フーコに言ってる『反応(リアクション)』…。


 フーコ…。その『台詞(セリフ)』は、今は、言ってほしく…なかった…かなぁ…。


 いえ…。フーコは、『剣』だしっっ!!『洗いっこ♡』なんて…。出来ないんじゃぁ…ないのかなぁ~…?なんて…。




「んだよぉ…。ピオーネも、『洗いっこ♡』かよぉ?(アタシ)…が、先に言いだしたんだぜぇ…?なぁ?マナシスぅ?シュンタロとの『バスタイム♡』?」




 ば…っ、『バスタイムぅ♡』…?


 うぅ…。ら…、羅那(ラナ)まで…。話が、ズレて来てるし…。


 …っていうか…。


 『転送』…。『転送』の話だよぉ…っ!!皆さんのぉぉっっっ!!!!!


 

 ふううぅぅ…っっ!!!!ふぐぅぅぅ…っっ!!!!!!!




 だ…。ダメ…。ダメぇ…っっ!!!!私…っっっっ!!!!!!





「もうっっ!!良い加減にぃ!!してくださぁっっ…!!いぃぃ!!!!!!!」




 チュドォーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!




 ハッ!!やってしまった…。


 私…は、いつも。こうだ…。



 透明な『風』の『振動』が、夜のロアナールの大森林を通過する。


 この場にいる…皆さん。皆さんの『髪の毛』が、私の起こした『突風』で、『逆立った』まま…。固まっている…。



 シュンタロさんは、ピオーネの『洗いっこ♡』『発言』からの…。私の『突風』で、倒れたまま…。白目を向いて…。あわあわ…。『泡』吹いてる…。



 あわわ…。や、やってしまった…。ご、ごめんなさい…!!シュンタロさん!!




「流石は、マナシス様…。お見事。恐れ入ります…。

『洗いっこ♡』『発言』の前の『お話』。ここにおられる『一般人』の方々の『転送』…でしたわね?

 私…で良ければ『力』の『転用』で、マナシス様の『転移魔法』を負担なく『成功』させることが、出来ましてよ?羅那(ラナ)さんも、『ご協力』して下さらないかしら?」




 「ぐむむむ…」…と。


 『冷静』なピオーネ…の『発言』…に。肩を震わせている…。羅那(ラナ)


 一本取られた…。…って、感じの表情(カオ)してる…。




「いいぜ?良いぜぇ?ピオーネさんよぉぉ?ピオーネが、マナシスに『力』を渡さなくても、(アタシ)の『力』だけで、充分イケるってもんよぉぉ…っっ!!!!」



 

「では…。羅那(ラナ)さん…。お願い致します…。うふっ♡」



 

 『してやったり』のピオーネの表情(カオ)…。


 『小悪魔』みたいに『笑う』ピオーネ…。


 

 あぁ…。羅那(ラナ)と、ピオーネ…。


 なんで、この…ふたり。こんな…相性悪いんだろう…。


 先…。想いやられるな…。はぁぁ…。


 またまた…。『一本取られた』…って、表情(カオ)羅那(ラナ)…。


 もう、これ以上…。羅那(ラナ)に、『ストレス』を与えないでほしいかな…。ピオーネ…。




 …って、ピオーネ…っっ!!!!!


 またまた…っっ!!!!!


 シュンタロさん…の『介抱』っっ!!!??


 ひとり占め…っっ!!???


 ぬ…っっ。抜けが…け?




「シュンタロ(さまぁ)~…ん♡お可哀想…。(ワタクシ)の『口吻(くちづけ)』で、目覚めさせて…。あ・げ・る♡」




 ふもおぉぉぉ…っっっっ!!!!!!!


 ふぐぐぐぐぅぅぅ…っっっっ!!!!!!!!




「落ち着け…っっ!!!!落ち着けぇぇ…っっ!!!!マナシスぅ…っっっ!!!!!!」




「落ち着くのらぁぁぁぁ~…っっっっ!!!!!マナシスぅぅぅ~…っっっっ!!!!!!!」




 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
挿絵(By みてみん)
― 新着の感想 ―
[良い点] マナさんの力は底知れないな笑 お風呂はだれとどうなるのだろう!? [一言] いつの間にか進んでいた!! 追いついた!!
[良い点] マナさんは怒らせると星ひとつ壊せそu…………… 動揺しているマナさん、かわいいですね♡ あと、五千文字! ふぁいとぉ~です☆ヽ(*´^`)ノ
2021/10/23 10:40 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ