『マナさん』の『想い♡』
前々回の『お話』『魔剣の先…』に、『シュンタロ』の『気持ち』を、少しだけ後から書き足しました。
今回の『お話』は、その『続き』…に、なります…。m(_ _)m
「シュンタロ…さん?」
さっき…。シュンタロ…さんの『心の声』が、聴こえた…。
羅那に、『口吻』された…シュンタロ…さん。
けど…。
嬉しそうじゃなかった…。なんだか…切ない。気持ち…。
シュンタロさんの『気』が、視える。
シュンタロさんを、取り囲む『エメラルドグリーン』のような『緑色』。
その中に浮かぶ淡い…『赤』『青』『黄色』『橙色』『ピンク』『紫』『白』『虹色』…。
私は…。どれ…?
だけど…。
どれも、あたたかくて…。淡い…。包みこむような…。あたたかな…。『色』。
『異世界』は、日々…。衰えてゆく…。
見えない時間で…。
けれど…。
私の『使命』よりも『運命』よりも…。大事に想える…。この『気持ち』。これは、一体…。なんなのだろう…。
私の中に輝く…。『星惑星』。
私の白い肌…。胸の谷間…って、言って良いのかな…。うっすらと…。青い『光』…。透けるように『光』放ってる…。
私の中に…。眠る『想い』。『覚醒』して…。目を覚まして…。
育みたい…。シュンタロさん…と。シュンタロさんの持つ『星惑星』と。ふたつ…。掛け合わせて…。
…。
…ていうかっ!!『お風呂』っっ!!お風呂…って!!!
羅那と、シュンタロさん…。
ふたりして…。『お風呂』…。入っちゃうのかなぁ…。
私…。私は…。どうしよぅ…。
「お~い…っっ!!マナシス~ぅ…っっ!!一般人の『誘導』頼むぅ~…っっ!!」
「え…?」
羅那の『声』で、我に返る。
そう…。
そうだった…。
『人面蠍』の『合成化』から『復活』した『人々』。
行き先の無い『人々』を、どうするのか?
羅那と、ピオーネ…フーコ。シュンタロさん…と、話してた『途中』…だった。
「なんだぁ?…聴いて無かったのかよぉ~?マナシスぅ…?しょうがねぇなぁ…。そこの毒蠍女は、ほっといて…。行くぞぉ?フーコぉ。シュンタロぉ?」
張り切って…。『一般の方々』を『先導』する羅那。
どうやら…。
…っていうか、羅那の『住み家』に、みんなを『誘導』するの…?かな…?
「あ…。マナさん?どうやら、羅那が、羅那の『住み家』に、皆さんを『案内』するみたいだよ?あそこなら、たくさん『空き部屋』が、あるし…。しばらく、住むには『蓄え』も、そのまま残ってるからって…。羅那が…」
慌てて、私…に駆け寄る。シュンタロさん。シュンタロさんの『無垢』な『笑顔』。
私…は。私…にとっては。なによりも、かけがえのない…シュンタロさんの…『笑顔』。
滅びゆく…『異世界』の『希望』。
それだけじゃない。
私…に、とっても。『希望』。
それだけ?
それだけ…。じゃない。じゃない…。じゃない…よ…。
私…。
「マナシス~ぅ…?考えごとぉ~ぅ?シュンタロのことぉ~?好ぅ~…」
ふ、ふえぇぇ…っっっ!!!??? ぎ、ぎくぅぅぅ…っっっ!!!!!
「ダぁ~…っっ!!!!!メぇぇぇぇぇぇぇ…っっっ!!!!!!」
慌てて、魔剣フーコ…の。口?を、ふさぐ…。私…マナシス。
バタバタ…っっ!!!!…と。
さしもの、魔剣フーコも。目を白黒させて…。
「ふもぉ~…っっ!!!ふぐももぉ~…っっ!!!!!」
…と。ジタバタしている…。
「マナシスぅ~…!!力強すぎぃ~っっ!!折れるかぁとぉ~思っっっ…たよぉぅ!!!!」
少しだけ…。プンスカ…。している魔剣フーコ。可愛い…。
「ん~…?」
シュンタロさん…が、私…の表情を、覗きこむ…っっ!!?
「いやぁ~…!なんでもない!なんでもない~…。なんでもないんですよぉ~ぅ?シュンタロさん?」
『?』…と。
不思議そうな表情をしている…。シュンタロさん…。
い、いいの…。良いの…。今は、良いの…。今は…。いいんだ…よ。
そ、それよりも。み、みんな…を。な…、なんとか…しなくっちゃ…。
「あ~…。私…の『魔法』で、みなさんを『住み家』まで。『転送』しましょぅ…か?」
ハッ!!ダメだ…。また、『魔力切れ』…。起こしちゃう…。うぅ…。言ってしまった…。いける…かな…。
「あ~?ダぁメ、ダメぇ~っ!!ダメだってぇ~っっ!!また、『魔力切れ』?起こしちまうぜぇ~?だろ?マナシスぅ?」
「あはは…」…と、苦笑い。するしか…ない…か。
シュンタロさんも、黙って『真剣』な『目』で、『コクコク』うなずいている…。
なんだか…。可笑しい…。
私…が、小さい頃に持ってた『鳥のオモチャ』みたい…。
シュンタロさん。『コクコク』。
うふふ…。なんだか…可愛い。シュンタロさん。
「私…も、そちらに、混ぜて下さらないかしら…?マナシス様?羅那さん?
シュンタロ様は、どう…お想いなのかしら?ついでに、フーコさんも…。皆さんで、一緒に『お風呂…♡』で、シュンタロさんを『洗いっこ♡』。『裸の付き合い』とも、言いますし…。どうかしら?」
ふっ!!ふええぇぇぇ…っっっ!!???
ピオーネ!ピオーネ!!ピっ、オーネぇぇぇ~…っっ!!!???
えええぇぇ…っっ!!!???
お風呂…っ!お風呂…っっ!!お風呂…っっってぇぇぇ!!!???
は?『裸の付き合い』っっ!?
ですってぇぇぇ…っっっ!!!???
…っていうかぁ、そっちぃぃ…っっ!!!???
『転送』の話じゃ…なくってぇぇ…っっ!!!???
ふむぅぅ~…。ぎゅっ。
胸が、締めつけられる…。つかえるよ…。
なんだか…。
反応が、シュンタロさんみたい…に、なって来たな…。私…。
似て来たのかな…。
それにしても…。シュンタロさん…を、『洗いっこ♡』…って。
「良いんじゃあぁ…ないぃ?良んじゃぁ…ないぃ♡裸のシュンタロぉぉ~♡みんなで、『洗いっこ』ぉぉ~♡楽しそ~ぉぅ…♡」
ぐ…っっ!!!魔剣フーコ…!!
こ、これかぁ~…。
シュンタロさんの『心の中の声』で聴いた『叫び声』…。
いつも、シュンタロさんが、心の中で…フーコに言ってる『反応』…。
フーコ…。その『台詞』は、今は、言ってほしく…なかった…かなぁ…。
いえ…。フーコは、『剣』だしっっ!!『洗いっこ♡』なんて…。出来ないんじゃぁ…ないのかなぁ~…?なんて…。
「んだよぉ…。ピオーネも、『洗いっこ♡』かよぉ?私…が、先に言いだしたんだぜぇ…?なぁ?マナシスぅ?シュンタロとの『バスタイム♡』?」
ば…っ、『バスタイムぅ♡』…?
うぅ…。ら…、羅那まで…。話が、ズレて来てるし…。
…っていうか…。
『転送』…。『転送』の話だよぉ…っ!!皆さんのぉぉっっっ!!!!!
ふううぅぅ…っっ!!!!ふぐぅぅぅ…っっ!!!!!!!
だ…。ダメ…。ダメぇ…っっ!!!!私…っっっっ!!!!!!
「もうっっ!!良い加減にぃ!!してくださぁっっ…!!いぃぃ!!!!!!!」
チュドォーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!
ハッ!!やってしまった…。
私…は、いつも。こうだ…。
透明な『風』の『振動』が、夜のロアナールの大森林を通過する。
この場にいる…皆さん。皆さんの『髪の毛』が、私の起こした『突風』で、『逆立った』まま…。固まっている…。
シュンタロさんは、ピオーネの『洗いっこ♡』『発言』からの…。私の『突風』で、倒れたまま…。白目を向いて…。あわあわ…。『泡』吹いてる…。
あわわ…。や、やってしまった…。ご、ごめんなさい…!!シュンタロさん!!
「流石は、マナシス様…。お見事。恐れ入ります…。
『洗いっこ♡』『発言』の前の『お話』。ここにおられる『一般人』の方々の『転送』…でしたわね?
私…で良ければ『力』の『転用』で、マナシス様の『転移魔法』を負担なく『成功』させることが、出来ましてよ?羅那さんも、『ご協力』して下さらないかしら?」
「ぐむむむ…」…と。
『冷静』なピオーネ…の『発言』…に。肩を震わせている…。羅那。
一本取られた…。…って、感じの表情してる…。
「いいぜ?良いぜぇ?ピオーネさんよぉぉ?ピオーネが、マナシスに『力』を渡さなくても、私の『力』だけで、充分イケるってもんよぉぉ…っっ!!!!」
「では…。羅那さん…。お願い致します…。うふっ♡」
『してやったり』のピオーネの表情…。
『小悪魔』みたいに『笑う』ピオーネ…。
あぁ…。羅那と、ピオーネ…。
なんで、この…ふたり。こんな…相性悪いんだろう…。
先…。想いやられるな…。はぁぁ…。
またまた…。『一本取られた』…って、表情の羅那…。
もう、これ以上…。羅那に、『ストレス』を与えないでほしいかな…。ピオーネ…。
…って、ピオーネ…っっ!!!!!
またまた…っっ!!!!!
シュンタロさん…の『介抱』っっ!!!??
ひとり占め…っっ!!???
ぬ…っっ。抜けが…け?
「シュンタロ様~…ん♡お可哀想…。私の『口吻』で、目覚めさせて…。あ・げ・る♡」
ふもおぉぉぉ…っっっっ!!!!!!!
ふぐぐぐぐぅぅぅ…っっっっ!!!!!!!!
「落ち着け…っっ!!!!落ち着けぇぇ…っっ!!!!マナシスぅ…っっっ!!!!!!」
「落ち着くのらぁぁぁぁ~…っっっっ!!!!!マナシスぅぅぅ~…っっっっ!!!!!!!」




