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周辺領の近況?

少し短いですがキリがよいので。

夏が終わり短い秋になった。

ケイルの町は領都となり順調に発展している。

獣人達とも仲良く助け合いながら暮らしているみたいだ。

獣人てね、肉球が進化した手だから裁縫はちょっと苦手らしい。代わりに力仕事はお手の物なのでいい感じに分業できてるみたいだ。


以前話していた宿屋運営の準備も順調で来春から営業開始になる。

制服のデザインは侍女長と侍女達で話し合った結果、今までの侍女服の胸元に宿のロゴの刺繡を入れる事にしたそうな。『この服が一番しっくりくるんです』と侍女達が言ったらしい。

コレットが信頼できると選んだ元部下達も各町の宿の厨房に立つことになっている。町ごとにメイン料理を工夫する事になっているので頑張って欲しい。


そして各町には診療所と薬屋もある。これは他領ではみられない事だ。元王城務めの医師や薬師、治癒師が給与が低くても民の為ならば喜んでと引き受けてくれたんだよね、ありがたい。ちゃんと人間性も侍女長のお墨付き!


エルフィンやエウリケも頑張っている。

やる事は今までと大差ないけど古狸が居ない分楽だし皆協力的で楽しいのだと言っていた。

獣人国との貿易も始まったし来年の夏には小国になる予定だと言っていた。

もう少し後にと思っていたが周辺国にせっつかれたのと王都や城下町、古狸達の領などが衰退し始めたので早めに立ち上げる事にしたようだ。

その方が今後の対応も楽になるらしい。たぶん法律的な事もあるんだろう。

儂にはよく解らんがアレ等とは関わらない方がいいのは解る。


王城は王城でマトモな使用人も勤め人も残っていないのでなんともいえない状態になっているらしいと聞いた。詳しくは聞く気がない。知ったところでねぇ?

王都も閑散としてしまってるし古狸領地なんかも荒れ放題になってると聞いた。これまたまともな領民はとっくに逃げ出しているから当たり前。

うちの自然保護領は勿論の事、ウォール領・ウォーカ領も残念ながらそういった人々を今更受け入れる気はない。

予め噂は流しておいたし信頼出来る人達には声を掛けていたし。

冷たいようだけど、選んで決断したのは自分達だし、残ると決めたのなら自分達で頑張るしかない。

頑張っても駄目だったなら、まぁ隣国にでも行くしかないよね。

後から後からと受け入れてたんじゃまた同じことの繰り返しになるからね、無理無理。

あっちよりこっちのほうが良さそう、お前達だけずるいとか言われてもなぁ。

儂等は自分達の手で作り上げていったし、エルフィン達だってゴミ掃除して再建途中なんだよ。

苦労するのは嫌だ、でもうまい汁は吸いたいとか知るかっつーの。

住む場所が無いなら獣人を追い出して自分達を住まわせろとか言う阿呆もいたっけ。

蹴り飛ばしたけどね、ササミが!

なんでかササミは時々警備兵と一緒に出入り口に居たりする、ササミが居る時に限って変なのが来るので何かを感じ取っているんだろうか。


『なんとなく野生の缶!』


いやササミ? そこは缶じゃなくて勘だろう・・・

まぁ楽しそうに蹴り飛ばしてるからいいか。


皆それぞれに日々を過ごして居る。

共通して言えるのは ストレスフリーになったからか寂しかった頭頂部は元のフサフサになり、体を適度に動かしてバランスの良い食事のお陰で若々しく見える様になってきている。

いい事だよね。健康が一番! ストレスフリー万歳!


この居住区も少し賑やかになって、来年からはもっと賑やかになるんじゃなかろうか。

獣人達の子供とか可愛いんだろうなぁ。

ゆっちゃんも小さい頃可愛かったんだよなぁ、会いたいなぁ。


リアクションを付けて下さる方々、いつもありがとうございます。

とても嬉しいです(*'▽')ノ

読んで下さりありがとうございます。

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