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26話 赤対焔 1/2

ここは街外れの小さな森。世界の半分の森が消滅し、文明の時代となった今では世間から忌避される場所。


王は自然を不要の存在と考え、連盟軍にその根絶の命を下している。

しかしおいそれと全ての森を燃やし尽くす事は出来ない。

モリタミ。自然を守護し、王の意向に反するテロリスト共。奴らがいる限り王の悲願は達成されない。

幾度となく奴らを屠ってきたが、未だ彼らの情報については多くを知る事ができない。情報を喋る前に自決してしまう。


しかし王は仰った、あの白髪の子供を捕らえればモリタミの根幹に手が届くやもしれぬと


我らの故郷を燃やし尽くした怨敵。

奴らを滅ぼす為ならばなんだってしてやる。


情報によるとこの森の中にいると言うが、

部下達と共に探していると、突如空間が捻り出したかと思えば二人の人物が眼前に現れた。

一人は第四次魔術大戦の英雄、”元”魔法使い、そしてもう一人は


<パレ・リブッカー>

「見つけたぞ、白髪の子供」




モリタミ達と別れ、元の場所に戻ったかと思えば、目の前には無数の兵士。その中に決して見間違う筈のない女が立っている。

裕平さんを、アスカさんをみんなを殺した、連盟軍の刀の女!

許さない、許さない、生かしちゃおけない、殺す、殺す、今度こそお前を!!!!


<シリウス・バレル>

「お前ええええええええ!!!!!」


すぐさま変身し、怨嗟の雄叫びを上げながら刀の女に殴りかかる。


<ファリア>

「おい待て!」


<パレ・リブッカー>

「来るか、また一太刀で終わらせよう――羽々はばねり


今度こそは当ててやる。特訓の成果を思い出せ!


女が刀を抜き、こちらに振りかぶってくる。

今だ、間合いを見切れ!


技の直前に後ろに飛び、刀を避ける。

顔に掠るも、斬られてはいない!


<シリウス・バレル>

「パイル・バスター!」


拳に込めた魔弾が刀の女目掛け飛んでいく。

返す刀で魔弾を斬られ、奴の後方で爆発した。


<パレ・リブッカー>

「私と会うまでのこの短期間で力をつけたか、少年」


<ファリア>

「いきなり攻撃しよって………色々言いたい事も聞きたい事もあるのじゃが、まず何故ここにお前達がいる?」


<パレ・リブッカー>

「街を転々とし、お前達を探していた」



1ヶ月前 水上都市アヴィーチェ トライアス修道院 礼拝堂


<パレ・リブッカー>

「ごめんください。私はパレ・リブッカー、十三番隊の隊長をやっている者です」


<シスター長 ルナ・トライアス>

「これは連盟軍の方、どうされたのですか?」


<パレ・リブッカー>

「この者達を探していまして。調査しにきました」


<ルナ・トライアス>

「警察ではなく、軍自ら……中々お忙しいのですね。この方達でしたら――」


そうシスター長が話していると、修道院の子供たちが集まってきた。


<童>

「あ!僕たちを守ってくれた人だ!」


<幼女>

「シスターの傷も治してくれたんだよ〜」


<ルナ・トライアス>

「ミスガイが詳しいのだけど、ミスガイいますー?」


礼拝堂に声が響くも反応が無い。


<ルナ・トライアス>

「ごめんなさい。今いないみたいで」


<パレ・リブッカー>

「構いません、彼らは一体何を」


「魔女を倒すのを手伝ってくれたんです」


<パレ・リブッカー>

「なるほど、今二人はどこに?」


<ルナ・トライアス>

「もうこの街にはいません。南東の方に向かうと言っていました」


<パレ・リブッカー>

「そうですか、ご協力感謝いたします」


<童>

「隊長さんは二人の知り合いなんですか?」


<パレ・リブッカー>

「ああ、少し前にな」


パレリブッカーが礼拝堂を去っていく。彼女の姿を修道院の二階から見つめる人物が一人。


<ミスガイ・トライアス>

「あの人なんか………大丈夫かなシリウス」

(どうすっかな…やるか、ミスガイ)



二週間前、とある街にて


<デーヴの元兵士>

「この方々ですか、先程僕たちを魔王軍から解放してくれたんです!」


<パレ・リブッカー>

「そうだったのか、彼らはどこへ?」


<元神輿を担いでいた男>

「ここから二つ超えた山の方に行かれてました

何やらどこかの場所探しているとかで」


ーー



<パレ・リブッカー>

「そして先ほどここに辿り着いたという訳だ、まさかお前達がワープして来るとは思わなかったがな」


今まで僕達を追跡してきたというのか。あの女がいれば問題ないと思っていたが、役立たずめ。だがこんなにも早く、殺せる機会が来るとは。


<パレ・リブッカー>

「さて、我々の目的はお前だ、白髪の少年」


<シリウス・バレル>

「は?」


<ファリア>

「ほう、妾では無いのか」


<パレ・リブッカー>

「”元”魔法使いには興味がない、と我らの王は仰せだ。無力化し身柄を拘束させてもらう」


<ファリア>

「それも知っているのか」


ファリアが元魔法使い?いや、そんな事は今考える事じゃない。他の奴の事なんてどうだっていい。目の前の刀の女を絶対に、絶対に!


<シリウス・バレル>

「お前だけは必ず殺す――IdentiΦ」


左腕を胸の前に掲げ、ソウルウォッチを起動すると、赤い稲妻が自らを包み込む。


<ソウルウォッチャー>

――With a furious heart, a warrior rages like a Leo,Wielding the power of destruction――


<シリウス・バレル Red Custom >

「Red Custom」


<パレ・リブッカー>

「赤い姿……別の変身形態か。面白い」


<シリウス・バレル Red Custom >

「ぶっ潰す」

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