四天王
なんとか書けた。
という訳でやって参りました。
件の、強いボスが通行止めしている街道です。
で、そのボスはと言うと……
「『気拳・浸裂拳』。はっ!」
ズドン!
今終わりましたね。
え?あっさりしすぎ?
まあ仕方ありませんよ。
魔の森で鍛えた弟子達ですよ?
今さら、こんな街道に出没する程度のボスに負けませんよ。
ちなみにボスは、クワガタとヘラクレスを足して2で割ったような形の、二階建ての家ぐらいある大きな虫でした。LV.は123。
今のプレイヤーの、最高レベルが60ぐらいですからね。そりゃ勝てませんよ。
まあこっちは、一人でも、LV.100を瞬殺できるのが四人もいますからね。余裕余裕♪
ちなみにとどめは、オーカさんの、『気拳・浸裂拳』(オーカさん命名)です。
気を浸透させて、内部から破裂させるように壊す技です。
外側が固い相手には最適ですね。
「なんか、弱かったです。」
「そうだな。なんか、弱いものいじめをしているような気分だった。」
「ぶっちゃけ、一人でも勝てただろうからね。カタナさんなんて、最初に角一本斬ってから、全然動いてなかったし。」
「いや、まあ、あのまま首もいけたからな。それはさすがに悪いと思って。それに剣に手を抜くのは、どうも性に合わないのでな。それならと、動かないことにした。」
「なるほど。」
みなさんやはり、物足りないようですね。
さて、それではどうしましょう?
このあとのことは特に考えていませんでした。
まあいいでしょう。
とりあえず、ギルドに報告に行きますか。
考えるのは、その後でもいいですしね。
さて、戻って参りました冒険者ギルド。
そしてクエスト完了の報告をしたのですが。
受付嬢さんは、報告を聞いた瞬間血相を変え、奥に走って行きました。
そして出てきたのは、眼帯をした、がたいのいいおじさま。
このギルドのギルドマスターだそうです。
奥で話すかどうか聞かれて、最初はそうしようかとも思ったのですが、なんとなく弟子達を自慢したくなり、多くの人が見ているこの場で話すことにしました。
話を聞いて、証拠の角や魔石を見たギルドマスターさんは、とても驚いたようでしたが、すぐに報酬を払ってくれました。仕事ができる人はすごいですね。
やることが終わった私たちは、とりあえずまた町の散策に向かおうとギルドを出ます。
そういえば、ギルドにいたプレイヤーたちが何やら「四天王」がどうのこうの話していましたが、どうしたのでしょうか?
「おいおいまじかよ。あの四人めっちゃ強くなってんじゃん。」
「いったいどんなことしたら、たった四人でレイドボス撃破できるようになるんだ?」
「ノエルズブートキャンプ?」
「なんだよそれw」
「剣聖はともかく、極振りパーティーのハズレ組があそこまで化けるとはな。」
「もうあいつら一人一人がボスだろ。」
「なんか、四天王みたいだよな」
「なんだよ唐突に。それじゃノエルちゃんは魔王か?」
「でも、あながち間違ってなくない?」
「まあ、確かに。」
「なあなあ、じゃあよ、四天王っぽい新しい二つ名考えようぜ!」
「お、いいなそれ!」
「剣聖はそのままじゃだめなん?」
「四天王ぽくない!」
「あ、そう。」
久しぶりすぎて、どんなノリだったか忘れてた。
上手く書けただろうか。
感想ください!
誰か助言を!
後、ブクマとポイント評価してくれるとうれしいです。




