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順応

 さて、どこから話そうか。そうだな、まずあのゲームはただのゲームではない。ゲーム会社に異世界の神が協力してできたものだ。あれはもう一つの世界と言っても過言ではないな。それにほとんどはゲームなんだが、一部異界と繋がってたりしてる。例えば魔の森の最奥とか。それで、あそこの生物はほとんどが異世界の神が作ったんだが、そういう異界とツナガッテルところなんかは、本物がいたりする。

 そして俺は、あのゲームで必死に知識を蓄え技術を磨いているときに気づいたんだ。ゲームにしてはリアル過ぎないかってな。そしてな、俺はあらゆることを調べ、技を磨き、気づいたら、神になってた。下級だけどな。それで現実というかこっちの世界でも力を発揮できるようになったんだ。質問はあるか?


「ちょっと待って意味わかんない。」


「いや、だからあのゲームは…」

「いや、わかったから。そういう意味じゃないんだって。」

「じゃあ、どういう意味?」

「モウイイヨ…」

「そうか。」

「て言うか何?お前神になったの?」

「そうだが?」

「じゃあさ、俺の宿題代わりに…」

「やらん」

「そうか。それで、お前なんで幼女になってたの?」

「可愛いから。」

「そうか。」

「戻っていいか?」

「え、いいけど。」


 ふー。やっぱりこっちの美少女の方がしっくりくるようになりましたね。


「もうすっかりこっちの姿の方になれちゃいましてね。」

「もしかしてお前、心まで女に?」

「女になったというよりは、男でなくなったと言った方が正しいですね。」

「あー、何となくわかった。それで、お前は(かなえ)なんだよな?」

「あたりまえです。」

「そうか。ならいいや。それにしても、お前可愛いな。」

「ありがとうございます。」

「その口調もなんかいいな。」

「そうですか?」

「うん。そうそう。それで、お前今度のイベントどうする?」

「出ますよ。楽しそうですし。」

「そうか。βの時は闘技大会だったな。」

「そうなんですか。それは楽しみですね。」

「そうだな。」


 やっぱり悠人は順応性が高くて助かりますね。

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