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衝撃

 仕方ない。初めて全力戦闘だ。

 まず集中、とにかく集中。周囲の状況を常に確認。隙をつくるな。先をよめ。避けるだけじゃない。受け流せ。そして、あらゆる攻撃を試せ。外骨格で攻撃が通らない?関節を狙え。内部に衝撃を浸透させろ。もっと技の練度を上げろ。オーラで術式が阻害させる?力の流を読め。オーラを剥がせ。力を支配しろ。人間の限界?そんなもの今越えろ。人間をやめろ!!


 冷静さを失うな!

 常に考え続けろ!


 全ての攻撃を紙一重で避け、あらゆる攻撃を叩き込む。時間をかけるな。もっと早く!!


 自分の身体が創り変わるのを感じる。

 遅い。もっと早く!

 弱い。もっとつよく!

 脆い。もっと頑丈に!

 まだだ、まだまだまだまだまだまだ!!!!


 よし通った!!


 こ! こ! だあああーーー!!!


 よし!クイーンは倒した。次は雑魚だ!

 ・

 ・

 ・

 ふー。危なかった。

 今回は本気でヤバかった。解体はエネルギー後だ。さっさと回収して逃げるぞ。ここはまだ俺には早かった。


 !


 ハンタータイガーLV.424

 LV.412

 LV.411

 LV.411……


 LV.400越えが群れるんじゃねーよ!

 クソッタレー!

 ・

 ・

 ・

 なんとか帰ってきた。日が暮れる頃には、なんとかあの辺りでもやっていけるようになった。

 あそこは危険だが、かなり鍛えられる。呪術の禁術でさえ抵抗できる相手がいると知れたしな。

 さあ、明日も頑張ろう。

 ・

 ・

 ・

 その日の夜

 なぜだ、なぜなんだ?!


 なんで………


 こんなに蜘蛛がうまいんだ!?


 最初は興味本位だった。この蜘蛛、食えんじゃね?と。試しにクイーンの脚を食ってみた。生で。なんでそんな事をしたのか俺でもわからない。ただ、毒がないことはわかっていたので、特に警戒せずに食べた。そしたらうまかった。これまで食べたものの中でダントツでうまかった。

 このとき俺は思った。明日も頑張ろう、と。






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