修練①読破
まず、本を二つ同時に読みながら【魔力感知】【氣】【念】【気配感知】【闘気】【瞑想】【呼吸】…etc.他にも【空中浮遊】なんかもいれるか?この辺りの動かなくてもできるスキルの修得をする。
よし、やるぞ。
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よし、本を二つ同時に読むのはできるようになってきたな。この調子だな。
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ん?何だこれは、この辺りを漂っているものや、体の中を流れているもの。他にも自分の、より深い所にあるもの、それぞれ、似ているようで、全く違う。そんな摩訶不思議なモノ。きっとこれが魔力とか氣とかなんだろう。まだ感じられるってだけで、どれがどれだと識別できる訳じゃないな。まあ、要練習だな。
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かなりハッキリと感じられるようになってきたな。それにある程度識別できるようにもなってきた。それでわかったんだが、やっぱあのじいさんただもんじゃねえ。なんせこの建物全体と、全ての本一冊一冊に魔法か何か、兎に角魔力由来の術をかけてある。この解析もしてみるか。後は、動かせるか?やってみるか。んー。うごかせるけど、なかかな難しいな。まあ、これも練習しだいかな?頑張ろう。
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けっこう自由に動かせるようになってきた。
もっと精度を上げよう。
それから、建物と本にかけられてた魔法だが、大雑把にだがわかってきた。その効果は補強や、劣化の防止みたいだ。もう少し詳しく解析してみるか。
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ふー。かなり上達したな。次のステップへ行くか。次ぎはこの様々な“力”で物理現象を起こす。
上手くいくか?よし、横に置いておいたじい様からもらった硬貨。これを…動いた!よし、この調子だな。後、魔法の解析は終了した。それで魔法が大体どんなものかわかった。いい勉強になった。
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だいぶ上達したな。今は硬貨をしまって本を読んでいる。え?サボってるのかって?いやいやちゃんとやってるよ。なんせ今、空中浮遊しながら百冊の本を同時に読んでるからな。ぶっちゃけ、感知系のスキルで読んでいるので、捲らなくてもいいんだけど、それじゃあ特訓にならないからな。
おっ、両手が空いたな。そうだ硬貨でお手玉でもするか。
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どうしようか。本を全て読んでしまった。
久しぶりに外に出るか。
鍵を開けて扉を潜ると、空は夕焼けだった。
今は、5時か。よし、予定より速いがこれからは外で特訓するか。




