表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
85/153

小悪魔は昔、悪魔だったの

短いので、次話は明日投稿します。

「ああすまない。……美味しいな」

『あらあら、また私が勝ったわね。砂時計を返すわね』


『え、自分が出たら決着が着く? そうね今の貴方ならどうにか出来るでしょうね』

「助けに向かわなくていいのかと? そうだな」


『騎士団も、まともな貴族の私兵も使って王女の敵を排除するのかしら』

「私が動けばハイブルク公爵派閥全貴族を使えただろう」


『でもそれは代行の王妃に私事に使われ、財産である己の兵を減らされたと禍根を残すことになるわよ』

「だがそれは第二王女の未来を潰し、ハイブルク公爵家の血が王家になる道を作ってしまう事になる」


『そんな揉め事にハイブルクを関わらせるのはごめんだわ』

「玉座なんて今もこれからもハイブルクには必要ない」


『え? セルフィルが心配ではないのかですって』

「ん? セルフィルの事が心配ではないのかと」


『そうね……、あの子は宰相らに小悪魔と呼ばれているわね。でも昔は違ったのよ。私の夫であの子の父である男を、その地位から追い落とした後、私がハイブルク公爵家代行をしていたけど、反発する家臣は多かったのよ。酷い者は公爵の地位を狙うぐらい』

「そうだな……、今は交通が比較的安全になったハイブルク公爵領なんだが、前公爵時代までは山賊海賊盗賊が蔓延っていていてね。そいつらが大幅に少なくなったのは母が公爵代行していた時なんだ」


『ハイブルク公爵家の末っ子は、その大半を黙らせるか実力行使で取り潰しちゃったのよ。私の悪い噂の半分はあの子のせいね』

「幼少期の末の弟は、ハイブルク公爵領兵を率いてその殆どを壊滅させた」


『だからセルフィルはね小さい頃は悪辣と容赦の無さから小悪魔じゃなくて……』

「その慈悲なく人の尊厳を打ち砕く方法を取る姿から……」


『「ハイブルクの悪魔と呼ばれていた(のよ)』」


 轟音が王城に響き渡った。


プチデビルショタ「誰が悪魔ですか」

長兄「悪魔のようなことをしてきたろう」

ヘルママ「してきたわね」

ダッシュ&スナオ「「今でもしてますよ!」」


疲労困憊で婚約者とお茶をするリア充長兄と、誰かさんとゲームをしているヘルママです。


ヘルママが当主代行していたときのハイブルク家の暴力装置はショタです。

余裕が無い頃なので、コメディ要素一切無しの幼少期ショタはハイブルク領の貴族山賊海賊盗賊、酷使されたハイブルク兵から悪魔と呼ばれていました(´▽`)


活動報告にキャラ紹介を画像付きで載せています。

添付を覚え…どうやったっけ?(;・д・)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ一巻も発売するよ!】 【ハイブルク家三男は小悪魔ショタです1~3巻、コミックス1巻絶賛発売中!】 表紙絵 表紙絵 表紙絵 表紙絵 表紙絵
― 新着の感想 ―
[一言] ゾロアスター教の神々は、その脅威から対立するバラモン教の信徒からは悪魔と呼ばれゾロアスターで王を意味するアスラは今もなおヒンズー教では恐怖の代名詞であるとかなんとか。
[良い点] 今話は納得の裏話。 チョロチョロ伏線張られてましたね。こう繋ぐか。 影武者とか武器開発とか爺とか。どれも普通の三男坊にはオーバースペック装備で人材。うっかりショタだからって見逃しましたよえ…
[良い点] ダッシュ&スナオ、君達はまだ悪魔を知らない…。 なんなら魔王城に研修行くか? 心のオッサン含て目のハイライトが消えての掃討は、少なくともこの世界では子供を寝かす脅しとして使えそうw な…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ