見通せないショタはただのショタ
短いですが。
知っているか!
もう少し後に投稿すればいいのにすぐ投稿する筆者を!(*゜▽゜)ノ
本日2つ目の投稿です。読まれていない方は前話からどーぞ(*´▽`*)
俺の後ろからグリエダさんの体の感触が無くなると、白王は少しずつスピードを落としてくれた。
ようやく負担の消えた状態に全身から力を抜く。
それを確認したのか白王はゆっくりと元来た道の方に方向転換していく。
気遣いのできる馬の姿にちょっとときめいてしまう。
そして振り向いた先の惨状に絶句でドキドキでしたよ。
騎乗されていない馬達に、その近くに変な方向に手足が曲がっている鎧を着用したお人形さん。
…訂正、遺体があった。
一番奥には何故か馬でサーフィンしているグリエダさんが騎士を地面に落とす光景が。
ドテポキグシャアァァと音が聞こえそうだ。
「うん。絶対に夫婦喧嘩はしない」
グリエダさんが離れてわずか数分で五人の馬に乗った騎士が全滅ですよ。
どうすれば素手の女の子が倒せるの?
怖いねー、ショタなら瞬殺ですな。
人の死体に嫌悪も恐怖も感じるけど、前世ほどではない。
前公爵、クソ親父のころにハイブルク家もいろいろとあったから、それなりに場数は踏んでいる俺です。
さてこれでなんとかこの場の危機は去った。
これを考えたのは誰なんだろうねー?
チャラ王子マロッドか芸術王女オーレッタが最有力候補で、俺かグリエダさんが怪我すれば御の字だったのかな?
二人が王位に就く方法はいくつかあるけど、短期間でなれそうな中で一番なのは愚王から直接王位を譲り渡してもらうことだ。
それなら貴族院も通さずに王になれる。
平時なら流石に無理だろうが、今のエルセレウム王国は王妃様の傀儡政権なので、正当な王家の者が国の舵取りをする名目があればどうにかできるのだ。
そしてどちらかが王になれば国家騎士団は俺達側の味方から外れてしまう。
愚王は見捨てられたけど、次世代の王には逆らえないのが国に仕える者の悲しい業なのだ。
マロッドあたりがまともなら、宰相もこちらから離れるだろうし、セイレム公爵もよくて静観で悪ければ長兄とアリシアさんの婚約も解消ぐらいはなりそう。
真面目な貴族ほど本当つらい生き物なのです。
そのマロッド達を阻むのがハイブルク家とアレスト家である。
こちら二家はほぼ第二王女リリアーヌを擁立すると宣言している状態なので阻むしかないのだ。
その中で絶対に抑えておかなければいけない存在がグリエダさんだ。
だって玉座まで散歩感覚で突破できる覇王様なのです。
王になって一時間後ぐらいに剣を突き付けられる状態になるのは誰もが望まないだろう。
だからグリエダさんが死亡か重傷、俺が重傷にでもなれば王になるまでは邪魔は入らないだろうと考えたのかもしれない。
何となくだけどグリエダさんは他の事は全て無視して俺の傍にいてくれそうな気がする。
アガタ公爵邸を嫉妬の怒りで半壊させたグリエダさんを知れば予想はつくだろう。
う~ん、全部予想でしかないな~。
体力も底に尽きかけているし考えが上手くまとまらない。
よし帰ってグリエダさんと二人でお茶でもしながら相談しよう。
そして王城でアリシアさんとイチャついている長兄にお手紙出して胃を捻じれさせてやる。
「グリエダさん帰りましょー」
襲撃者の乗っていた馬を操り戻ってきているグリエダさんに手を振りながら声をかけた。
あ、死体の処理を誰かに頼まないと。
あー面倒だなー。
◆◆◆◆◆◆◆◆
「ジェロイ=ヒラリスが屋敷から逃亡しました」
「…誰です?」
悩みショタ「う~んう~んわかんないな~」
癒やされ覇王様(*´ω`*)
説明回です。
全部ショタの予想ですが、大まかにはあっているかと。
なにせ国盗りのために法やら何やら調べたショタなのでだいたいはわかるのです。
白王はショタの永遠のライバルであり、イケメン(馬)でキュンとさせます(゜▽゜)
ある意味、覇王様の最大のライバル(;・д・)
そして謎の男ジェロイ=ヒラリス(;・д・)
奴は何者なのか、筆者は名前を書いたテキストを見てこいつだったかな?と首を傾げたぞヾ(o´∀`o)ノ
全裸兜のほうが覚えやすいよね?









