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エンドレスフロンティア  作者: 紫音
二章 過去と悪意あるイベント
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第28話 Cクエスト

かなり短めになります。

 イベント五日目、イベント前半最後の今日、私達はグレートキャニオンでもモチーフにしたような荒野山岳エリアに来ている。

 砂塵が舞う中をシェスカの先導で歩いている最中だ。


 ブレイブ達と探索した次の日、つまり昨日は色々と疲れていた為、装備の耐久値回復や、ゆっくりとして過ごしていた。

 今朝になると、シェスカが手伝って欲しい事があると言って来て、特に予定の決まっていなかった私は良いよと返事をしたのだ。


「まだ着かないのであるか?」


 先導するシェスカの少し後ろを歩くゴードンが聞く。

 荒野山岳エリアに入って、それなりに歩いてはいる。いい加減まだなのかと聞きたくなるのも分からなくはない。


「もう少しですわ。見えて来ましたわ」


 ゴードンの問いに答えるのと同じくして、シェスカが前方を指差す。その先は行き止まりで、そしてあまりにも不自然な程に綺麗な壁があった。

 周りがゴツゴツとした岩肌なのに、そこの部分だけ平らな鉄の板でも嵌め込んであるような感覚だ。


「あの、シェスカさんこれって……」


「あ、分かってしまいました?」


 その壁を見て何かを察したらしいテッタが、シェスカへと呆れた顔を向けている。

 テッタって気弱に見えて、意外と棘や毒があるよね。

 呆れられた当の本人は満面の笑みであるのが、また残念な感じだ。


「大丈夫ですわ、その為に、メルさん、テッタさん、ゴードンさんに同行をお願いしたのですわ」


 話は見えないけど、恐らく隠しクエストの為に私達三人が必要なんだろう。問題は何をさせられるかだけど……


「幾つものパーティーが挑んで、未だに壊れてない壁ですよ? 掲示板でも、破壊不能オブジェクトで運営の罠なんじゃないかと言われている白物です」


 ああ、如何にも何かありそうな物を用意して、それを罠にイベントの時間を削らせる。ここの運営のやりそうな事だと思う。


「その可能性も否定出来ませんわ。けれど、諦めるのは一回挑戦してからでも遅くないと思いますわ」


「あたしもそう思う」


 シェスカの言い分に、今まで黙って話を聞いていたリズが賛同する。

 イベントなんて楽しめれば何でも良いと思うんだけど、ここで言い争うような事をしててもしょうがないし、話を進めてもらおう。


「で、私達は何をすれば良いの?」


「まずはゴードンさん、筋力が上がるアクセサリーを装備出来るだけメルさんに貸してもらってもいいですか?」


「分かったのである」


 うん。何となく作戦が分かった。いや、これは断じて作戦とは言わない。


「次にテッタさん、メルさんに全力でバフをお願いしますわ」


「……破壊できるのでしょうか?」


「それはわかりませんわ。ですが、この世で最も尊い四つの力、知力、権力、財力、そして暴力、この四つの力で打ち破れないモノはないと私は信じておりますわ」


「……わかりました。やってみます」


「そして、最後にメルさん、全力であの壁を攻撃してくださいな」


 つまりは力頼みのゴリ押しか。ま、単純なのでやりやすい。


「わかった」


 行き止まりの前に着くと、ゴードンから借りた装備を全部着けて、テッタにバフを掛けてもらう。

 壁の破壊なら鈍器の方が良いだろうと思い、インベントリからモーニングスターを取り出して、オリジナルアーツを発動させる。


「OA【おやすみ、バッドモーニングスター】」


 鎖を持って、鉄球を回していく。

 初めは緩やかだった回転が回数をおう毎に早くなっていき、二分が経つ頃には風が唸りをあげ、鉄球を視認出来ない程の速さになった。


 遊びで作っているオリジナルアーツだけど、これには作り方がある。

 まずは作成を選択して、モーションを自分で動いてアーツのモーションを作る、作ったモーションにスロットがあるので、アーツに補正値や特殊効果をつけていく。

 ざっくりと説明するならこんな感じだ。

 ブレイブは某神を喰らうゲームの弾作成に似てるとか言ってたけど、私はやってないからわからない。


 そして、今使ってるオリジナルアーツ【おやすみ、バッドモーニングスター】はネタアーツと呼べるモノだ。

 効果は単純、モーニングスターを回転させた時間の分だけ攻撃した際の威力が上がっていくだけだ。

 発動した時の方向以外に攻撃が出来ない為、動かない物を破壊する以外に使い道はないと思ってたんだけど、意外にも出番がきて驚きだ。


 十分に回してから鉄球を放つ。


「ぶっ、壊せぇぇぇえ!!」


 放たれた鉄球は不自然な行き止まりへと当たり、辺りに盛大な音と土煙を上げる。


「……凄い」


「さっすが~」


「メルさん、やりましたわ!!」


 土煙が晴れると、行き止まりの向こうに、通路が現れた。


 ポーン、告知音が鳴る。ウインドウを開くと、隠しクエストの告知だった。




───────────────

隠しCクエスト1/3 道を塞ぐ壁を破壊せよをクリアしました。


隠しCクエスト2/3 遺跡を調査せよを開始します。


───────────────




 シェスカの読み通りに隠しクエストが発動したけど、Cってチェーンって意味だよね。つまり後二回クリアしないとクリアした扱いに成らないのか……

 それよりも、モーニングスターが攻撃に耐えきれず、鉄球部分に亀裂が入ってしまった。


 この分だと後一回使ったら完全に壊れちゃうか……


「やっぱり、隠しクエストがありましたわ」


「Cってチェーンクエストって意味だよね」


「であろうな」


「どうします?」


「進みましょう」


 私がモーニングスターを改めている間に話が進んだらしい。モーニングスターをしまってシェスカ達の後に続く。


後半からグダグダになってきてるので、暇があったら書き足しするかもしれません。


一日の三分の二仕事場に居るとか、もう勘弁してください。時間が欲しいです。

何時になるかわかりませんが、なるべく早く更新したいと思ってます。


ブックマークや感想励みになります。ありがとうございます。



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