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格闘技、始めませんか?  作者: 赤井"CRUX"錠之介


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腰痛ファイター

 現在、かなりの数の方が腰痛に悩んでいるようですね。油断していると、中学生や高校生といった若い方でも腰痛持ちになるケースもありますので、注意が必要です。

 前にも書きましたが、私も腰痛持ちです。ちょっと気を抜いた生活をしていると……いきなり痛み出したりします。あの痛みだけは、経験した者でないとわからないでしょうね……ハードな練習をした翌日も、必ず腰が痛みます。寒い日も、朝起きると痛かったりします。

 そんな私ですが……どうにか格闘技は続けられていたりします。現在、日本の腰痛持ちの人口は一千万人から三千万人と言われ、国民病とさえ言われている腰痛ですが……今回は、その腰痛持ちが格闘技を始めるのならば、という視点から語ってみたいと思います。なお、私は医者でも専門家でもありません。なので……ここに書かれていることは、あくまでも一つの意見として聞いてください。ここに書いたことが絶対に正しいと言うつもりはありませんので。


 そもそも私が腰痛になったきっかけは……総合格闘技を習い始める前、ウエイト・トレーニングをしていた時です。デッドリフトという種目(床に置かれたバーベルを中腰のような姿勢で掴み、膝のあたりまで持ち上げる種目です)をやっていた時に痛めました。ただ、これにはいろんな要因が重なっていまして……まず、たちの悪い風邪をひいたため一週間ほど寝込んでいました。

 当然ながら、その寝込んでいる間は全くトレーニング出来ないわけです。ただ一週間トレーニングを休んだだけなら、何ということもないのですが……病気で寝込むと、明らかに体力は落ちます。また、自分でもそれを承知しています。なので……私は落ちた分を取り戻すべく、それまでと同じようなトレーニングメニューを組んでいました。その結果、腰を痛めてしまったわけです。ちなみに……病気などで一週間以上寝込んで復帰する場合、若い方でもトレーニングの強度は下げるべきです。寝たきりの状態は、体の機能が本当に落ちますので。

 

 ここからが本題ですが……まず、腰痛にもいろいろと段階や種類があります。様々な病名がありますが……私は医者でも専門家でもありません。なので、物凄くざっくりとした見分け方を書かせていただきます。腰を左右にひねり、痛みがあるようですと厳しいですね。格闘技において、腰をひねる動作は不可欠ですので……少なくとも、スパーリングは止めておいた方がいいかもしれません。

 さらに、組み技系は本当に腰を痛めやすいですね。立った状態での、柔道やレスリングのような攻防……あるいはブラジリアン柔術のような寝技での攻防……全てにおいて、腰への負担が大きいです。私もついこの前、下からの三角絞めを無理やり外そうとして腰を痛め、しばらくスパーリングが出来ませんでした。


 一方、打撃系はといいますと……腰痛持ちでも問題ないと思います。実際、私も腰を痛めている間……組み技の練習は休んでいましたが打撃の練習は続けていましたし。ただ、気をつけていただきたいのは……先ほども書きましたが、体をひねる動作です。パンチ、キック両方とも腰の回転が大事です。体をひねる……この動作で痛むようですと厳しいですね。あと、パンチよりはキックの方が腰の負担が大きいので、そのあたりも考慮した方がいいです。

 そうなってくると、やはりオススメはボクシングではないかと。個人差はあるかもしれませんが、キックの方が腰にくるような気がします。まあ、これは私だけなのかもしれませんが……あと、ボクシングジムでもトレーナーによっては、「もっと腰を回転させて!」などと 、やたら腰の回転を強調してくる人もいるかもしれません。それは間違いではなく、正しいのですが……腰痛持ちの方にはキツい時もあるかもしれません。その時は、ちゃんと言った方がいいでしょう。


 前にも書きましたが、プロの格闘家にも腰痛持ちの人は多いです。職業病と言ってもいいかもしれませんね。実際、腰を痛めた経験のない格闘家は……私は聞いた事がありません。いたとしても、少数ではないかと思います。どんなに鍛え上げた肉体を持っていようとも、腰は痛めます。格闘家は皆、腰痛と上手く付き合いながらハードなトレーニングをこなしています。たとえ腰痛持ちの方であっても、格闘技をすることは充分可能です。なので、格闘技をやってみたいが腰痛持ちだから……といって躊躇している方がもしいたら、迷うことなくジムに行ってみてください。ただし、その前に信用できる医者との充分な話し合いが必要であることは言うまでもないですが。






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