お金の話です
聞くところによると、この小説家になろう! からは、かなりの数の方が作品を書籍化しているようですね。書籍化されて印税ガッポガッポ……かどうかは知りませんが、自分の創り出した作品が収入を産み出すというのは……正直、羨ましい話ではあります。
何だかんだ言っても、この世は金が全て! 金は命より重いのだ! とは、さすがに言いませんが……何かを始めるには、お金が必要なことも確かです。当然ながら、格闘技を始めるのにもお金は必要です。というわけで今回は、格闘技とお金について語ってみたいと思います。ただ、これはあくまで私という人間の個人的な体験談ですので……全てに当てはまるわけではありません。その点だけはご了承ください。
私の通うジムは入会金が確か一万円強、そして月謝が一万八百円です。ちなみに月謝は、消費税の八パーセント改正に伴い値上がりしました……今時の中学生や高校生の小遣いが幾らかはわかりませんが……学生さんから見た場合、やっぱり高いのでしょうか? それとも安いのでしょうか? まあ、ブルジョアな家庭ならば痛くも痒くもないでしょうね。そんな家庭の子供が格闘技をやるだろうか、という疑問はひとまず置きますが。
しかし、これだけでは終わりません。まず、打撃系と組み技系ともに必要なのがウエアです。ボクシングやキックボクシングだと、Tシャツとハーフパンツで充分です。まあ、質にこだわらないなら二千円もあれば足りるでしょう。
ですが、組み技となると……正直、Tシャツではやりづらいですね。特にスパーリングの時などは、シャツのすそに指が巻きついたりすることもあります。下手すると、そのまま指が折れてしまうことも……なので、ラッシュガードを着用した方がいいでしょう。ちなみにラッシュガードとは……特殊な素材のシャツでして、本来はサーフィンなどで使用する物です。しかし、体にフィットするために組み技などでも着用するケースは多いですね。実際、試合ではラッシュガード着用が義務付けられるケースもあります。組み技系の格闘技を始めるのでしたら……買っておいた方がいいでしょう。値段は安いものでしたら、三千円もあれば事足ります。
これが柔道や空手、さらにはブラジリアン柔術になりますと……専用の道着が必要になってきます。正直、道着の相場はよくわかりませんが……だいたい一万円強ではないかと。学生さんにとっては、安い買い物ではないですよね。
あと、忘れてはいけないのがスポーツ保険です。これは入るのが義務付けられているのではないでしょうか。まあ一年で二千円くらいですが……。
スパーリングをするなら欠かせないのがマウスピースです。安いものなら千円から二千円くらいで買えますが……これはあまりオススメできません。マウスピースだけは歯医者に行き、ちゃんとした自分専用の物を造ってもらうべきです。価格は六千円から七千円くらいでしょうか。ちなみにマウスピースなしでスパーリングすると……殴られたら唇が切れます。歯も折れます。危険ですからやめましょう。
最低限、必要と思われるのはこんな感じですね。あとは……金的用のファウルカップくらいですが、それも優先順位は落ちますね。逆に、あれやこれや強制的に買わせようとするジムや道場には行かない方がいいかもしれません。少ない客から、何としても搾り取ろうとする意思の現れ……かもしれないからです。客(会員や道場生)が少ない=会員や道場生の定着率が悪い=居心地が良くない、という考え方もできます……まあ、これは極論ですが。
あと、怪しげな流派の道場では……とんでもない料金体制になっていることもあるらしいです。三ヶ月分をまとめて払わせるとか、半強制的に参加させられるイベントがあったり……まあ、こればかりは入らないとわからないことですね。
さらに続けていくと……人によっては、自分専用の物が欲しくなるかもしれません。ボクシングやキックボクシングのジムには、サンドバッグやミットを叩くためのパンチンググラブや、スパーリングのための16オンスのグローブが用意されています。しかし、これらは他の人との共有物ですので……他の人がはめた物を使いたくない人は、自分のグローブを買うべきでしょうね。
ちなみに私の通うジムでは、ジムに用意されている軍手をはめてから、グローブを着けることになってます。他のジムでも、直接グローブに手が触れることのないような配慮はされているものと思います。
どんなものであれ、趣味にはお金がかかります。格闘技も例外ではありませんが……格闘技は趣味の中でも、費用を安く済ませられるものなのではないでしょうか。ただ、少額とはいえ……お金はかかる、ということだけは覚えておいてください。




