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格闘技、始めませんか?  作者: 赤井"CRUX"錠之介


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異種交流

 若い方は恐らくご存知ないと思いますが、かつてプロレスで、『異種格闘技戦』なるものがありました。元々はアントニオ猪木がモハメド・アリと闘ったのがきっかけのようです。正直、私にもよくはわからないのですが……当時、ボクシングの世界ヘビー級チャンピオンだったモハメド・アリをアントニオ猪木が招き、リングに上げて試合をしたとのことです。モハメド・アリは当時、単なるボクシングのチャンピオンという枠を超えたスーパースターであったらしいですが、そんな存在を日本のリングに上げるとは……やはり猪木は凄いですね。

 これをきっかけに新日本プロレスでは、プロレスVSボクシング、プロレスVS柔道、プロレスVS空手などといった異種格闘技戦を……ってプロレスばっかりじゃねーか! というか、結局の所は格闘家がプロレスやってるだけなんですが。それはさておき、異種格闘技戦というのは実際には不可能に近いですが、異種交流ならできます。というわけでして、今回は異種交流について書いてみます。違う分野の人間と触れ合う……そこにはメリットもあれば、デメリットもありますが、少しでも異種交流の手助けになればな、と……。


 意外に思われるかもしれませんが、総合格闘技の選手でボクシングのジムに通う人は結構います。やはり、上を目指すとなると……優れたボクシングテクニックは欠かせません。そのためには、専門的なボクシングのトレーニングが必要となってくるわけです。そこでボクシングジムの門を叩き、一般の会員と一緒に練習しています。これもまた、ボクシングという格闘技の応用能力の高さといいますか、格闘技術の完成度の高さでしょうか。実際、総合格闘技の試合では、ボクシングテクニックの差で勝負が決まることも珍しくありません。

 総合格闘技の選手たちは、そのことを熟知しているからこそボクシングを学ぶのです。実際、打つ手がない時など、左ジャブを突き続けることで突破口が開けたりすることもあります。ただ、そのためには早く鋭い左ジャブを放てることが必須の条件ですが。


 また、総合格闘技の選手の中には、テコンドーを学ぶことで、組み技が強くなった選手もいるという話を聞いたことがあります(念のため物凄く簡単に説明しますと、テコンドーとは華麗で多彩な蹴り技が特徴的な格闘技です)。「蹴りのボクシング」との異名をとるテコンドーが、なぜ組み技に役立ったのか……テコンドーは多彩な蹴り技が特徴的ですが、その蹴りを活かすためには足運びが重要となってきます。素早く飛んでくる蹴りを間合いを外してかわし、直後に移動し蹴りを放つ……その素早い動きを「組み付く」という方向に応用させたわけですね。やはり才能のある人は、我々のような凡人とは発想が違います。


 まあ、総合格闘技とボクシング……あるいは総合格闘技とテコンドーは同じ格闘技ですので、理解しやすいとは思います。しかし、将棋と格闘技はどうでしょう。実は、寝技の攻防などは、詰め将棋に非常に似た部分があります。寝技では、相手の動きを読み、二手先や三手先を考えて動く必要があります。もしかして、達人だったら何十手先の動きだろうと読めるかもしれません……それはともかく、詰め将棋に要求される思考は、寝技の攻防においても必要なのではないかと。もちろん、トレーニングせずに詰め将棋ばかりしていたからといって、寝技に強くなるわけはありません。しかし、充分なトレーニングを積んだ上で詰め将棋をやるのなら、プラスになるのではないかと私は思います。


 これは前にも書きましたが、私はこちらで小説を書くことにより、格闘技へのやる気を復活させることができました。さらに、こちらで他のユーザーさんと交流するようになった……これは大きいですね。全く異なった種類の趣味を持つというのは非常にいいと思います。例えば、昼間は力仕事をしている方が夜になるとなろうで作品を書き、投稿するとか……逆にデスクワークの多い人が夜に格闘技をやるとか……これは精神的にも肉体的にも、非常にいいと思います。

 ただ……そういった異種のものを始める時は、私などに言われるまでもないことですが、それまでの人生で培ったプライドや変な知識は抑え、虚心坦懐に学ぶ姿勢が必要です。年を取ると難しいですが……。

 最後に、こちらで作品を書いている方はいろんなことに挑戦された方がいいのではないかと思いますね。創作において必ずやプラスになるのではないでしょうか。挑戦して嫌な思いをした……それもまた、一つの作品のネタになるのではないかと。私と交流のある、とあるユーザーさんは、とある場所でのとある方々とのTRPGを……何でもありません。





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