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格闘技、始めませんか?  作者: 赤井"CRUX"錠之介


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格闘技楽しいよ!

 このエッセイですが、ここ数回、ややマニアックな方向にいっている気がします。なので、今回は原点に戻り、単純に「格闘技楽しいよ!」ということを、今までとは違った角度から書いていこうと思いました。そうです、このエッセイの本当の目的は格闘技人口を増やすことだった、はずなのですが……すみません。


 さて、プロを目指すわけでもない一般人が格闘技をやる理由……それは単純に「楽しい」からです。では、どんな風に楽しいのかと言いますと……まず、これまで出来なかったことが、上手く出来るようになることですかね。

 例えば回し蹴りですが……初めのうちは上手く蹴れません。蹴るたびに違和感だらけです。サンドバッグを蹴っても、ビシンバシンといった軽そうな音……それが練習するにしたがい、何の違和感もなくスッと蹴ることができるようになります。サンドバッグを蹴れば、ドスッという重たい音に変わります……かつて三島由紀夫はボディービルを始めた時に「力が増していく喜び」について語っていたそうですが、格闘技にも「力が増していく喜び」があるわけです。皆さんにもぜひ、この「力が増していく喜び」を感じていただきたいものですね。


 また、色んな人と知り合うことができます。性別、年齢、仕事……みんなバラバラです。この、バラバラの年代の人と知り合えるのは大きいですね。特に社会人になってくると……新しい友人知人を作るのが難しくなってくる気がするのは私だけでしょうか? しかし、格闘技のジムや道場に通うと、色んな人と知り合いになれます。特に空手は合同稽古が多いので、否応なしに会話が生まれますね。まあ、大半はジムや道場の中だけの関係であって、それ以上は発展しませんが……しかし、この浅い人間関係というのも、あると意外といいもんですよ。深い人間関係の疲れを癒してくれる気がします。

 しかし、そういうのが苦手な方は……ボクシングやキックボクシングのジムに行くのがいいでしょうね。ジムによって違いますが、営業時間はだいたい昼からオープンし、夜の十一時くらいまででしょうか。トレーニングジムのようなノリで、好きな時間に行き、好きな時間に帰ればいいのです。この場合、必要以上に他人と会話する必要はありません。たまにバカみたいに話しかけてくる、お調子者はいますが……その場合は適当にあしらってください。


 そして……格闘技をやると、練習後は凄い気分がいいんですよね。

 運動をすることで、脳内麻薬のドーパミンが分泌され、気分が良くなる……のは皆さんご存知でしょう。しかし不思議なもので、ウエイトトレーニングをやったり走ったりといった運動と格闘技とでは、何か違う気がするんですよね。もしかしたら、それが「好き嫌い」なのかもしれません。あるいは……前にも書いたように、原始時代の記憶がどこかに残っているのかもしれませんね。餌の奪い合いのために殴り合ったりしていた記憶……そういう野生の本能に訴えかけてくる何かがあるのかもしれませんね。いずれにせよ、練習が終わったあとの爽快感は独特のものがあります。世間では脱○ハーブなどというものが流行っている(?)ようですが、そんなものをやって気分が良くなり(映像で見る限り、あまり良さそうには思えませんが)、交通事故を起こすくらいなら、格闘技で気分爽快になった方がよっぽどいいと思うのですが……。

 また、練習を続けていき、心技体ともに高いレベルになってくると……アマチュアの試合に出る、という選択肢も生まれます。路上で人を殴ると犯罪ですが、試合で人を殴ると誉められます。さらに……前にも書きましたが、試合前の恐怖と緊張……そこから解放された時の喜びは筆舌に尽くしがたいものがあります。この体験はぜひ、皆さんにも経験していただきたいものです。


 ここまでいろいろ書いてきましたが……興味があるなら、まずは体験してみましょう。見る前に飛べ! ということで締めさせていただきます。






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