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格闘技、始めませんか?  作者: 赤井"CRUX"錠之介


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ダイエットについて思うこと

 夏、到来ですね……私の地元はゲリラ豪雨に襲われたりはしましたが、とりあえずは暑いです。そして外に出ると……薄着の若い女の子たちが闊歩してます。おいおい、そんな格好で歩いていると不気味な変態に襲われちまうよ……などと他人事ながら心配してしまいます。まあ、そんな余計な心配はさておき、六月あたりから七月あたりになると、スポーツジムへの入会者がぐんと増えるらしいのです。ジムも連日満員になり、真面目なトレーニー(ウエイトトレーニングが趣味……というより生き甲斐の人のことです)の方が満足にトレーニングできない状態になるとか。さらに九月あたりになると、一気に減るらしいのですが……世間の方々は、そんなに痩せたいのでしょうか? 痩せて何をするつもりなのでしょうか? 

 以前にも私は、ダイエットについて書いたことがあります。しかし、最近になって改めて読み返してみる機械がありました。すると、書き足りない部分があったことに気づいたのです。時期的にもちょうどいいかと思い、書かせていただくことにしました。


 前にも書いたように、私は炭水化物を抜き、一週間に一キロから二キロほど落とす……そのやり方で体重を落として試合に出場しました。炭水化物抜きダイエットは最近、あまり良くないのではないか……と言われているようですが、私の場合は全く問題なかったです。一月半の間に、九十キロから八十二キロまで落としましたが、当日はちゃんと動けましたし……3ー0の判定負けでしたが。

 それはともかくとして、ただ痩せるのが目的であるのならば、入会金や月謝を払ってジムに通う必要はないのではないか、と私は思っています。まあ、社会人である程度金銭にも余裕があり、会社の帰りにふらっと立ち寄れるよ……というのなら話は別ですが。トレーナーも親切に教えてくれます。相性のいいトレーナーや会員がいたりすると、ジムは本当に楽しい場所になります。トレーニングのみならず、そういった仲間を見つけられるのも、ジムの利点です。私はトレーニングジムに通い痩せようとしている人を否定するつもりはありません。

 しかし、ただ痩せるためだけに分不相応なジムに通うというのは……どうかと思います。ただ痩せるためだけなら、マシンもバーベルもダンベルも必要ありません。自重を利用したトレーニングで充分です。腕立て伏せ、スクワット、腹筋といったポピュラーなもの……それが出来れば問題ありません。あとはランニングでも……と言いたいところですが、アスファルトを走るのは足首や膝へのダメージが大きいので、なるべく歩くようにする。あとは炭水化物を少なめにして間食を減らせば、痩せるのではないでしょうか……断言はできませんが。


 さて、近頃雑誌などに『ボクサーの体を目指せ!』『夏に向けて、格闘家ボディの作り方!』などという特集が組まれていることがあります。正直、私はそういうのは……あまり好きではありません。 私はボクサーではありませんが、彼らが常日頃からどれだけ激しいトレーニングをし、どれだけ厳しい摂生をしているか……総合格闘家にしてもそうです。汗だくになってサンドバッグを叩き、気合いとともにキックミットを蹴り、汗臭い男たちと取っ組み合い……その結果として造り上げられた肉体なのです。しかも、その肉体を造り上げた目的は……試合に勝つためです。相手を倒すためです。

 前に私が他の作品で主人公に言わせたセリフを、ここでもう一度引用させていただきます。


「ボクサーの体がカッコいい、なんて話を聞くけど、ボクサーはなりたくてあんな体になってるわけじゃないと思う。ならざるを得ないんだよ。強烈なパンチを放つために筋肉を強化し、動きを良くするために脂肪を削ぎ落とす。結果、ああいう体になっているんだ。あくまで試合に、相手に勝つためなんだよ。別にカッコいいとか、そういう理由であんな体になってるわけじゃない」


 ならざるを得ないからこそ、ああいう体になっている……そのことだけは忘れないで欲しいですね。しかし、そういった部分をきれいに無視し、見た目のカッコよさだけにこだわる……まあ、それが世の中の流れであるなら、これ以上とやかくは言いません。ただ、私はそんな流れには乗りたくないですが。






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