表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
格闘技、始めませんか?  作者: 赤井"CRUX"錠之介


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

271/391

ナイフについて

 以前、こんなことを聞かれました。


「ネットなどで、とんでもない武勇伝を語ってる奴とかいるじゃないですか。でも、中には嘘くさい奴もいますよね。本物と偽物って、どうやって見分けてます?」


 その問いに、私はこう言いました。自分は素人に毛の生えたレベルであり、明らかな嘘がない場合は見分けるのは難しい。ただ、ひとつの指針はあります。ナイフが怖くない、と言っている人は八割くらいが偽物ではないかと。




 言うまでもないことですが、ナイフは怖い武器です。

 仮に、ナイフで腹を刺されたとしましょう。刃が内臓を傷つけた場合、それだけで死亡する可能性はあります。それも、決して低くはない可能性です。また内臓を傷つけなかったとしても、傷口からばい菌が入り化膿するケースもあります。それは、一生残るダメージになるかもしれません。

 腹を刺されなかったとしても、手足の動脈を切られようものならば、これまた命にかかわります。さらに、手足の腱が切られたら一生残るダメージを負います。

 つまり、ナイフ一本持つだけで状況は劇的に変わるんですよ。ひ弱な人間に、格闘家をも上回る殺傷能力を与える武器……それがナイフです。

 しかし、世の中には違う意見の人もいます。武術系に特に多いようですが、「ナイフなんか怖くない」などと公言する人はいますね。

 こうした人の技量がどの程度のものなのか、私は知りません。ひょっとしたら、ものすごい達人なのかもしれません。ただし、ナイフの恐さを本当に知っているならば「ナイフなんか怖くない」などと軽々しく口に出来ないとは思いますね。

 当たり前の話ですが、本物のナイフは、切れますし刺せます。一撃で人を殺すことも可能なんですよ。そんな武器を「怖くない」などと公言する……その時点で信用出来ないですね。ただ単純に、怖さを知らないだけではないかと。

 もちろん、武術の達人はナイフを持って暴れている者を取り押さえることは出来るでしょう。ただし、闘いには運不運という要素があります。公平な条件で行われているはずの格闘技の試合でも、ラッキーパンチというものがあります。ましてや、ナイフを持っている者が相手ともなれば、ほんの些細なことから致命傷に繋がる恐れがあるんですよ。軽々しく「ナイフなんか怖くない」などと言えるはずがないのですが……。

 ちなみに、ナイフ術という武術もあるそうです。聞くところによると、格闘家や武術家が相手でも一分もかからずに仕留められるとか(相手が素手の場合)。ここまでくると、武術というより暗殺術ですが。




 最後になりますが、私が通りを歩いていたとします。そこで、ナイフを振り回している通り魔に遭遇したとしましょう。通り魔の頬はこけ目はギラついており、何かの薬物が効いているような雰囲気です。そのため、説得を聞くような状況ではありません。

 この場合、私は逃げるでしょう。が、逃げられない状況もあります。その場合、私はまず大声を出します。出来るだけ大きな声を出し、近所の人に異変を知らせると同時に、自分の体を興奮状態へともっていきます。

 次にやるのは、周囲にある物を投げることです。私はウエイトトレーニングをやっており、ベンチプレス百キロは軽く挙げられます。なので、一般の人より力はありますし重い物を持ち上げることも可能です。ですから、自分の腕力で扱える範囲で、出来るだけ大きく重い物をぶん投げますね。たとえば、道に止めてある自転車や立て看板のような物でしょうか。

 こで大切なのは、相手にダメージを与えると同時に、大きな音を出すことです。外で、大きな音を出して暴れてるバカがいる……そうなると、近所の住人が通報してくれる可能性が高まります。

 そうやって時間を稼ぎ、後は警察が来るまで粘る……私なら、そうしますね。少なくとも、素手で真正面から立ち向かうような真似だけは絶対にしません。それは、本当に最後の手段ですね。まあ、達人ならば簡単に取り押さえられるのかも知れませんが。

 念のため追記しますが、実際に路上でのケンカで自転車などをぶん投げた場合、器物損壊の罪に問われることもあります。さらに、自転車の中には凄まじい値段がするものもあります。百万くらいするような高級自転車をぶん投げて壊してしまったら、弁償する額はシャレにならないものでしょう。それを考えると、やはり逃げるのが無難な選択でしょうね。












評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ