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格闘技、始めませんか?  作者: 赤井"CRUX"錠之介


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俺TUEEEE!

 ネットを見ていると、たまに「俺、超強いよ」「私はケンカ強いです」などと書いている人がいます。実際に強いかどうか、それは不明ですが。正直言って、私はこういう人がちょっとだけ羨ましかったりします。相手に確かめさせる手段もないのに、堂々と「俺、超強いよ」と言ってしまえる神経は、これからの世の中に必要かもしれません。

 それはともかくとして、今回のテーマは、私がネットで「私は強いです」と堂々と書き込むためには、どのくらい強くなればいいのだろうか……という、いつにも増してバカなものです。気楽な気持ちで読んでください。




 言うまでもないことですが、そこらへんにいる一般人に一方的に喧嘩を売り叩きのめした挙げ句「俺ツエー」などと吹聴している人がいたら、それは単なるバカ以外の何者でもないですよね。それなりに強い人たちの間で競わせない限り、意味がありません。

 では、どんな人たちなら強いでしょうか。となると、まずは力士でしょうね。あんな巨体の持ち主が、日頃からぶつかり合ったり取っ組み合ったりして鍛えているのです。弱いはずがありません。

 そこで、私は調べてみました。日本に力士は何人いるのだろうか、と。すると、約七百人だそうです(二〇一七年の調査結果より)。もちろん、入門したての新弟子なども含めての人数なのでしょうが、意外と多いですね。そうなると、私より強い人が日本だけで七百人はいる、ということになります。なんとも恐ろしい話ですね。

 この時点で「私は強いです」などと言うことなど出来ない気はしますが……その事実には目をつぶり、話を進めていきます。ならば、日本で千番目くらいに強ければ「私は強いです」と言えるのではないかと。しかし、これも無理ですね。

 まず、でかいといえばプロレスラーです。私は以前、安田忠夫さんや中西学さんを見たことがありますが、あの人たちは我々の間でいう「いい体」などという表現では語れない肉体の持ち主ですね。私とは、何もかもが違います。そもそも、人としての種類が違いますね。犬と狼が似て非なる生き物であるように、我々のような一般人とは根本から違って見えますね。

 さらに、プロレスラーのパワーやスタミナは凄まじいものがあります。しかも、プロレスラーは基本的に格闘技経験者が多いですし、投げ技や寝技の技術もあります。私ごときでは勝てないでしょう。


 なろう界隈では意外と知られていないのが、柔道家の強さです。日本の柔道界では、重量級の選手がゴロゴロいます。また、その強さは半端なものではありません。高校生あたりでも、私より強い選手などいくらでもいるでしょう。

 余談ですが「今の柔道は武道ではなくスポーツだ」と言う人がいます。が、そのほとんどがスポーツの経験がなく、スポーツの厳しさを知らない人ですね。なろうには、こういう人が少なからずいるようですが。とにかく、柔道家は強いです。厚い選手層の中で競い合い、上を目指していくわけですからね……もっとも自称二段とか、そういう人は別ですが。


 他にもレスリングやボクシングのインターハイレベルの選手、キックボクシング・ヘビー級の日本ランカー、総合格闘技のプロ選手、フルコンタクト空手の重量級選手、ブラジリアン柔術のトップクラス、自衛隊の猛者、ヤクザの世界のステゴロ自慢……そうです、日本には私より強い人など、いくらでもいるのですよ。そうやって突き詰めて考えていくと、私など日本で一万位以内ですら入れそうもありません。

 というわけで、「私は強いです」などと書きこむのは無理、ということになりました。せいぜい「普通の人よりは強いですが、強い人たちの間に入れば下位のランクです」としか書けません。これは謙遜でも何でもなく、厳然たる事実です。




 

 

 




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