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格闘技、始めませんか?  作者: 赤井"CRUX"錠之介


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情報過多

 幼い頃、私は体の大きな外国人レスラーを見て「強そうだなあ」と感じました。実際、テレビで観るプロレスラーは凄かったですからね。

 その後、中学校に進学しますが……喧嘩が強かったのは、やはり体格がよく力の強い人でしたね。体が小さくても、根性があり凶暴な性格で恐れられてる者もいましたが……ガチでやりあったら体のでかい奴が勝つというのは、私から見れば当たり前の事実でしたね。

 また、喧嘩で相手を殴ると拳が痛いという事実や、同じく喧嘩になると興奮しているため素手のパンチは効きづらい、ということも体験から学んできました。

 その後、顔面パンチ無しのフルコンタクト空手を学びました。たった半年ほどでしたが、この体験は小さくはなかったですね。体格や筋力の重要性、ウエイトトレーニングの基本、素足で蹴ることの痛さや難しさ、対人練習の大切さなどを知ることが出来ました。実際に入門しなければ、分からないことでしたね。

 さらに今では、総合格闘技を学んでいます。打撃技も組み技も、本当に奥が深いですね。日々汗を流し、痛い思いをしながら様々な技術を学んでいます。

 格闘技を始めて、トータルでは十年近くなりますが……未だに新しい発見がありますね。




 最近では、ネットにより情報が格段に入りやすくなっています。私の幼い頃は、プロレス界の未知の強豪……なんてのがいたりしました。

 ところが今は、名前を検索するだけで選手の情報が分かります。未知の強豪、というのは……昨今ではあり得ないものとなっていますね。

 また昔は、格闘技のジムや道場の場所を見つけるのも一苦労でした。駅前の看板や、人づてに聞いた情報を頼りに探したものです。しかし今は、ネットで検索するだけで詳しい住所を知ることが出来ますからね。便利になったものです。

 ただ一方では、手軽に大量の情報を得られるようになったため、その情報の真偽の見極めが甘くなっている気はします。まあ、このエッセイはネットリテラシーについて語るものではないので、これ以上は書きませんが……格闘技に関しても弊害が出てきている気がしますね。

 ネットの画像や動画、もしくは文章に書かれた情報だけを鵜呑みにし、実際の体験を軽視する……とまではいきませんが、情報が全てと勘違いされている方が少なくないように思いますね。

 特になろうにおいては、誤った情報を鵜呑みにしている方も少なからず見受けられます。

 たとえばローキックですが、相手の足を蹴る……という部分だけ見れば、大した技には思えないかもしれません。特に試合の動画では、ローキックをもらっても何事もなかったかのように試合を続けているため、ダメージは無いように見えるでしょう。

 しかし実際には、ローキックは素人相手なら一撃で倒せる技です。プロ格闘家の打たれ強さは常人を遥かに上回っていて、ダメージを最小限にする受け方を知っていて、かつ痛さを顔に出さないように心がけている……こうした事実は、実体験が無いと分からないでしょう。

 逆に蹴る側も、足の鍛練が必要です。足首やスネを強くしておかないと、蹴った側が足を痛める……これまた、経験がないと分からないことでしょうね。




 こうした経験から得られる知識というのは、普通に生きる上ではあまり重要ではないかもしれません。ただし、ネットに氾濫するデータの中から本物を見分ける上では役立ってくれます。

 また、格闘技に限らないですが……個人差、というものを考慮するというのは大事です。たとえば私の高校には、身長百六十センチほどで体重が六十キロくらい……だけど喧嘩が無茶苦茶強い先輩がいました。この人は「喧嘩はガタイ関係ねえ」と言ってました。

 しかし、一般の人がこの言葉を鵜呑みにすると、とんでもないことになります。体格差については、これまで何度も書いてきたので敢えて触れませんが、体格差があっても勝ってしまう人はいます。しかし、それはあくまで特例だ……という事実は知っておくべきですね。

 とにかく、ネットには様々な情報が溢れています。格闘技の情報も多くありますが、何が本物で何が偽物か……それを見分けられるのは、最終的には実体験でしょう。

 もちろん、人それぞれ意見はあります。格闘技論もまた、人によって違う部分はあります。たとえば私の寝技の師匠はベンチプレス否定派ですが、私はやっています。細かい部分に関しては、人によって意見が異なるのも当然でしょう。

 ただし、世の中には「経験者が見ればすぐに分かる嘘」というものもあります。そうした嘘を見抜く目を、皆さんにも持っていただきたいなあ……などと思う次第であります。

 特になろうには、騙されやすい人が多いような気がするんですよね。知ったかぶりや自称・経験者のいい加減な意見……特に「古武術チート」みたいなものを本気で信じるような愚は犯さないで欲しいものです。







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