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格闘技、始めませんか?  作者: 赤井"CRUX"錠之介


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プロレスと格闘技

 小学生の時、私はプロレス好きでした。最近では、プロレスの小説なんかを書いております。

 現代のプロレスはほとんど観ていませんが、それでもプロレスラーのKUSHIDAさんとスパーリングしたり、某ジムの忘年会に顔を出して中邑真輔さんと話したりしました。その後、まさか中邑さんがWWEに行くとは予想もしていませんでしたが……。

 それはともかく、なろうでは未だにプロレスと格闘技と格闘技とをごっちゃにして考えている人もいるようですね。そこで今回は、プロレスと格闘技の違い……特に技の違いについて語ります。




 まず、知っておいていただきたいことがあります。それは、プロレスの技のほとんどが、基本的に相手の協力が必要だということです。

 たとえばブレーンバスターなどは、相手が協力しない限りかかりません。よほどの体格差がない限り、あの技をあそこまで綺麗に投げるのは不可能でしょう。

 また卍固めやコブラツイスト、四の字固めやサソリ固めといった技に関しても同様です。よほどの体格差や技術の差があれば話は別ですが、そうでない限りはかかりません。

 ちなみに私は、卍固めや四の字固めをかける暇があったら、別の関節技を狙います。アームロックやアキレス腱固めをかける方が、数倍早いですから。

 逆に、卍固めやロメロ・スペシャルといったプロレスの技を食らう気はしません。かけられても、逃げる自信はあります。ああいった技を食らう格闘家は、まずいないでしょう。いるとしたら、寝技を全く知らない打撃系の選手だけでしょうか。少なくとも、プロレベルの試合では有り得ないですね。

 実際の話、真剣な闘いでは極限まで無駄を省き、最小限の動きにより最速で相手を仕留めることが要求されます。格闘技の試合が腕ひしぎ十字固めやアームロックといったシンプルな技で決まるケースが多いのも、それこそがもっとも実戦的な技だからです。

 あと、誤解されている方も多いようなのでもう一度書きますが、関節技というのは、きっちり入れば一瞬で関節を破壊できます。完璧に外れた関節は、簡単には元に戻りません。ひどい時など、完治するまで何年もかかります。

 ちなみに、格闘技マンガなどで外れた関節を「俺が治してやる」などと言って一瞬ではめ直すシーンがありますが、あれは簡単には治りません。形だけは元に戻せても、元通りに動くまでには時間が必要です。むしろ、おかしな形にはめ直すことで、かえって治るのに時間がかかる可能性もあるのです。

 もし関節が外れたら、まずは患部を冷やしながら病院に行くか、あるいは救急車を呼んでください。素人が付け焼き刃の知識で治療しようとすると、かえって悪化させる可能性もあります。




 話はズレましたが、プロレスの技がいかに格闘技とかけ離れたものであるかは理解していただけたかと思います。

 ただ誤解していただきたくないのですが、私はプロレスが格闘技より劣っている……などと主張するつもりは毛頭ありません。プロレスとは命を張ったエンターテイメントであり、レスラーの生きざまを観客に見せるものです(私はそう解釈しております)。

 プロレスを「あれは八百長だから」などというのは「アニメ? あんなのはしょせん絵じゃねえか」などというのと同じくらいセンスのない悪口です。

 さらに、創作においてプロレスというのは参考になる部分が多いと思うんですよ。

 プロレスラーは、本来なら素手で人の首をへし折り、一瞬で殺すことが出来る人種なんですよ。そんなレスラーたちが、一進一退の攻防を観客の前で見せるわけです。

 善玉と悪玉、両方ともに見せ場があります。百キロを超える相手が繰り出す技を、鍛え抜かれた肉体で受け止め、苦戦しながらも最後にはフィニッシュホールドで試合が決まる……このあたりは、戦闘シーンなど描く上では大いに参考になるでしょう。

 リアルな強さを持った男たちの、命をかけたパフォーマンス……それこそが、プロレスの魅力です。まあ、今さら八百長だなんだと言う人はいないでしょうが、まずは自分の目で見てください。








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