格闘のススメ その4
前回に引き続き、今回も格闘技の紹介(?)となります。今回は打撃系について語りますが、打撃系は正直、書くのが勇気いりますね……。組み技よりも、打撃系の方が人口としては多いです。この『なろう』においても、打撃系の格闘技をやっている方は多いと思います。そんな中で、打撃系格闘技の欠点……というほどのものでもありませんが、うーん、な点を書いてしまうと、えらく反感を買ってしまう気がしますね。しかし、書かないワケにもいきませんので……これはあくまで、私のこれまでの経験と個人的主観による一意見だ、ということを念頭において読んでいただくと幸いです。
打撃系の格闘技と聞いて、皆さんはまず何を思い浮かべるでしょうか。ボクシング、Kー1(キックボクシング)あたりが一番メジャーでしょうかね。リングの上で、グローブを付けて殴り合い、蹴り合う映像が思い浮かぶかもしれませんね。ムエタイやシュートボクシングなども、ルールは違いますが基本的にはリングの上でグローブを付けての殴り合いです。
同じ打撃系でも、空手や拳法などといった競技もあります。こちらはルールにばらつきがあるため……説明は難しいですね。特に空手は……流派が非常に多く、またルールも非常に多いです。そのため、私のような者がこの場で説明するのは不可能と思われます。物凄く大ざっぱな書き方で恐縮ですが……空手着を着て、畳の上で闘うのが空手であると、そう覚えていただければ……。
さて、打撃系の格闘技ですが……本格的にやるとなると、顔のケガは避けられません。皆さんの周りで、打撃系格闘技をやっている人がいたとします。そういった方々に、顔をケガしたことがあるか聞いてみてください。今までに一度も顔をケガしたことがない人はまずいないと思います。もし今までで顔をケガしたことのない人がいたら……その人は天才か、運がいいか、あるいは適当に形だけやっているか、のいずれかでしょう。ちなみに、芸能人で趣味がボクシング、と言っている方が結構いますが……顔が命の俳優さんなどが本格的にボクシングをやるとは思えないので、あれはボクシングと言うより、ボクササイズ(ボクシングの動きを取り入れたエクササイズ)と言った方が正確でしょうね。もっとも、忙しい身であるにも関わらず練習に励み、プロライセンスを取得したロバートの山本さんは本当に凄いと思いますが。
話がズレましたが、とにかく、打撃系格闘技を本格的にやるとなると、避けられないのが顔のケガです。アマチュアであり、せいぜい週二、三回しかスパーリングしない私ですら、二月ほど前に顔に蹴りをもらい唇が切れました。しかもその後、唇が腫れ上がり、故いかりや長介さんのような唇でしばらく生活しました……。私はまだ営業マンではないのでいいですが……仕事が営業だったりすると、顔にケガなど負ってしまうとマズイですよね。
また、蹴り有りのルールだと……怖いのがローキックです。一応、説明しますと、相手の太ももを蹴るのがローキックと言う技ですが、このダメージは翌日になっても残ります。私は週に一度、元プロのキックボクサー(体重は七十五キロくらい)とガチの打撃スパーリングをしますが……この方のローキックは本当に効きます。翌日は階段の登り降りがキツくて……ちなみに、私の唇を長介さんに変えたのも、この元プロ選手です。それはともかく、高い足場などで作業をなさる方は、ローキックをもらい続けた翌日に足がふらつき、事故……なんてことも考えられます。
あと……打撃系の格闘技をやる人の中には、ちょっと頭のネジが飛んでる人がいます。具体的に言うと、某兄弟およびその父、みたいな人です。まあ、あれは極端すぎる例でして、あそこまでな方はあまりいませんが……東京の代○山駅の近くにある某キックボクシングジムの会長さんなどは……見た目も言動もヤ○ザです。ちゃんと指導はしてますが。こんなジムもありますので注意してください……組み技系に比べると確実に多いです。
パンチドランカーなトレーナーがいる場合もあります。パンチドランカーになると記憶障害が起き、人の名前などを覚えにくくなります。ワケわからん名前で呼ばれることも……次に舌が回らなくなり、滑舌が悪くなります。おかげで、何を言ってるのかわからないこともあるとか……。
とまあ、いろいろ書きましたが……私はいったん落として、その後持ち上げるのが好きです。次回は打撃系格闘技の魅力について書きますので、どうかご容赦ください。
一応、このエッセイに登場するのは架空の……ということにしておいてください。




