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格闘技、始めませんか?  作者: 赤井"CRUX"錠之介


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感想って何ですか?

 だいぶ前の話ですが、テニスプレイヤーの伊達公子さんが試合中、観客に対して激怒したことがありました。

 私は詳しい状況を知らないのですが、伊達さんはどうも、試合中、伊達さんがミスをした時などに観客がもらす「ため息」に対しイライラが溜まっていき……ついに爆発してしまったようなのです。当時、テレビの画面で見ましたが……怖い顔でした。怒りを露にして、怒鳴っていましたね。ニュースなどで、ご覧になった方も多いと思います。

 まあ、この方のやったことの是非を問うつもりはありません。犯罪を犯したわけでもないですし。道徳的に見て許されないと思う方はいるかもしれませんが、私には裁く権利も資格もありません。ただ、ここで言いたいのは……私も少しですが、激怒する気持ちは理解できます。

 前に試合に出た時のことですが……結構、いろんな声が聞こえてきました。こっちのパンチが当たった時(一発だけ、凄くいいのが入り、相手をグラッとさせました)の「おおお!」という歓声は心地良かったですが……正直言って、ため息は嫌でしたね。

「ハアー……」

「あ〜あ……」

 試合中にこんな声が聞こえてくると、本当に嫌な気分になります。やる気も失せます。まだ、私などはアマの試合だからいいですが……大事な試合で集中しなければならない局面に、ため息が聞こえてきたら……私などは耐えられる自信がないですね。伊達さんのように怒りを露にするのではなく、途中で控え室に引っ込んでしまうかもしれません。「あいつらを黙らせてくれないと、ボク試合しないもん!」と、子供のように駄々をこねるかもしれません。

 しかし考えてみれば、ため息もまた、試合に対する一種の"感想"なんですよね……。そもそも、プロの選手は試合を見に来てくれるファンがいて、初めて成り立つものですし……難しいところです、本当に。ただ、これを読んでいる皆さんにお願いがあります。できればスポーツの試合などを観戦する時、ため息をつくのは、なるべくなら遠慮していただきたいな、などと思う次第です。


 先日のことですが、私のお気に入りユーザーさんの作品に、とんでもない感想が書かれていました。

 何やら重箱の隅をつつくかのような、細かい点をチクチクと書き連ね、そして誹謗中傷としか言い様のない言葉の羅列……そんなものが、三千字は優に超えるであろう量で、感想欄に投稿されていたのです。

 この感想を書いた方がどこの何者であるか、どんな人間なのか、私は知りませんし、知りたくもありません。ただ、この感想を読んで真っ先に思ったこと、それは「世の中には、暇な人がいるな」ということでした。

 人間は誉めるよりけなす方を好むものである、と言ったのはマキアヴェッリだと記憶していますが、本当に、人は悪口を書く時の方が、筆は進むものなのかもしれません。

 しかし、一つ忘れて欲しくないのは、感想欄は感想を書く場所であって、誹謗中傷を書き込む所ではないということです。

 人間には、好き嫌いがあります。誰にでも嫌いな作品はあるでしょう。嫌いな作家さんもいるでしょう。しかし、いちいちそんな方にケンカを売るような真似をしているのは時間の無駄ではないでしょうか。

 とは言え……理屈ではわかっていても、人間の感情というのは愚かなものですからね……時として制御が効かなくなることがあるのもわかりますし。難しいですね。ただ、せめて感想欄に誹謗中傷を書き連ねるのは止めにしましょうよ、とだけ書いて、今回は終わります。本当に、私も十代の頃は人の悪口を言いまくってました……小○哲○の作る曲が当時は流行っていましたが、ボロカスに言いまくってました……お恥ずかしい話です。






何か、格闘技あんまり関係なくてすみません。


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