選ぶんだって!
本当は週一くらいで更新しようと思っていたのですが、ポイントが入っていたため思わずパパッと書いちゃいました。
今回は、道場・ジム選びのポイントについて語らせていただきます。
しかし、この道場・ジム選びってのが厄介なんですよ、本当に。
これは極端な例ですが、入って一月もしないうちに潰れてしまったキックボクシングジムの話を知り合いから聞いたことがありました。知り合いによると、ある日を境に、突然シャッターが降りたままになり、電話も通じず、そして二週間ほどしたら、いきなりジムが消え、ヤ〇ザのポー〇ー屋になっていた、とのことです。怖いですね。
まあ、これは特殊な一例ですし、道場・ジムが潰れるという事態は避けようがありません。
ですが、皆さんがもし格闘技を始めるとなったら、道場・ジム選びは慎重にして欲しいのです。
たいがいの道場・ジムでは、練習を見学させてくれます。また、無料で練習を体験させてくれる所もかなりあります。ですので、もし格闘技を始めようと思われたなら、まずはあちこちの道場・ジムに足を運び、見学〜無料練習体験を二回ともやってみてください。そうすることで、そこの道場・ジムの特色が(多少なりとはいえ)わかるものと思います。
また、そこで道場・ジムのオーナーなり、責任者なりと話す機会が必ずあります。そういう人たちのキャラは、大なり小なり道場・ジムの指導方法にも影響を与えます。なので、よく観察し、合わないなと思ったらやめましょう。
あともう一つ。女性が組み技系をやる場合、女性の会員が少ないと、下手をすると男と取っ組み合うことになります。ほとんどの女性がこの状況には抵抗があると思うので、そのあたりのことはできるだけ詳しく聞きましょう。女性のトレーナーがいれば、それにこしたことはありません。
正直、このことはあまり書きたくはなかったのですが……黙っていると嘘になるかもしれないし、読んでいる皆さんが不快な思いをするのは嫌なので書いてしまいます。
六曜さんも書いておられますが、格闘技をやる人の中には、一定の割合で変人がいます。何と表現しますか……後退のネジも、常識というネジも吹っ飛ばしてしまったような人です……人の歩いている坂道をダッシュしたり、公園で突然、大木にタックルしたり……。
こういう人たちの奇行を説明してると、それこそ本が一冊書けてしまうので書きませんが、どこのジムにも一人はいるでしょう。道場になるともっと多く、二、三人は確実にいると思います。
ただ、こういう変人というのは得てして、人間としては『いい人』が多い気がします。なので、大した害はないでしょう。
問題なのは、一見すると普通の人ですが、実は困ったちゃんな人たちです。
前回も似たようなことを書きましたが、
●弱い人をスパーリングでボコボコにし、ドヤ顔。
●空気を読まない発言。
●後輩をイジる……けど、端から見てると明らかなイジメ。
●さらに、その後輩をプライベートな用事にも付き合わせる。
●頼まれもしないのに、マニアックな技の指導。
●「オレ凄い」武勇伝を延々語る。
●「〇〇さん強えよ」のような、有名格闘家との交流の自慢。
本当はもっとあるのですが、これくらいにしておきます。
どう思われますか、皆さん? ひどいですよね。正直、困りますよね。だから困ったちゃんなのです。でも、こんな人は確実にいるんですよ。どこの道場・ジムにも……。
こういう人たちへの対処法は……残念ながらありません。困ったちゃんは、道場・ジムでも古株の場合が多く、「あいつじゃあ、しょうがないか……」みたいな空気を既に作り出しているのです。私ができるアドバイスはと言うと……その人が来る日を調べ、顔を合わせないようにするのが一番かと思います。
そこで重要なのが、先ほど書いた、見学&無料練習体験です。見学しながら、あるいは練習しながら、それとなく観察しましょう。そこでもし、困ったちゃんを発見できたならラッキーです。あとは、その人と顔を合わせないように、練習の日や時間を調整していきましょう。
もっとも、プロ志望の若者の場合でしたら、こういう人には積極的にぶち当たっていきましょう。こういう人は、潰すのにためらう必要はありません。プロを目指す上で越えなくてはならない壁だと解釈し、ガチで潰しにいきましょう。
まあ、私はあくまで、趣味として格闘技を楽しんで欲しいのです。小説を書く→おいおい、評価悪いじゃねえか、のようなストレス解消や「くそ〜アイデア浮かばね〜」のようなスランプに陥った時の気分転換、その一つの手段として格闘技をやってほしいな、というのが基本的スタンスなので、困ったちゃんは避けましょうというのがアドバイスです。
偉そうなことを書きましたが、練習できない時など、近所の公園で懸垂→公園を一周走る→また懸垂→また公園一周……ということを夜中の十二時にやっている私も、近所の人からは、『困ったちゃん』と思われているかもしれません。




