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格闘技、始めませんか?  作者: 赤井"CRUX"錠之介


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効率化を考えましょう

 格闘家はほとんどの場合、何らかの仕事と兼業でやっています。純粋に試合のファイトマネーだけで食べていける人というのは、ごく一部でしょうね。大半はアルバイトをしたり、あるいは所属ジムでトレーナーをしながら、自身のトレーニングに励み、そして試合に出ています。

 丸一日、全ての時間をトレーニングのみに費やせるような環境ならともかく、そうでない人の場合ですと時間の使い方を考えないといけないでしょうね。仕事や学業と両立してのトレーニングは意外と難しいものです。

 例えば仕事が忙しく、週に一度くらい道場やジムに通う、というスタンスで格闘技をやっている人がいたとします。まあ、こういう人はプロ志望ではありませんが……それでも練習を続けていくうちに、アマチュアの試合に出てみたい! と思うこともあるでしょう。試合に出るのはいいことです。様々な経験を積めますから。

 ただ、こういう人が試合で勝つのは、正直言って難しいですね。時間のある学生さんなどは、週六日くらい練習していたりするわけですし……ましてや、小学生の頃から柔道や空手などでみっちり鍛えていたような人が相手となったら、勝つのは非常に困難です。

 その困難であるという事実を踏まえ、それでも試合に出たいと思うのなら……やはり、きっちりと考えたトレーニングをしなくてはなりません。

 ですので、まずは出来ることと出来ないことの区別が必要となります。格闘技のジムや道場に行ける時間は限られている……ならば、ここは開き直って、普段の生活の中でいかに効率よくフィジカル面を強くしていくか、ということになるでしょうね。パワーとスタミナをいかに強化していくか、という部分に絞った方がいいかと思います。

 逆に技術面のトレーニングは、しない方がいいかもしれません。なまじ、一人でいる時に技術練習をしてしまうと……おかしなフォームや間違った技術が身に付いてしまう可能性があります。

 そういうわけで、まずは空いた時間を利用してのフィジカル・トレーニングをすることになるわけですが……当然ながら、時間は限られています。その時間の中でいかに効率よくトレーニングするか……そこが問題となります。間違ったトレーニングに時間を浪費するのは、無駄としか言い様がありません。

 ですから、トレーニングのメニューはきちんと考える必要があります。具体的には、押す力を鍛えるトレーニングをしたら、翌日は引く力を鍛えるトレーニングをする。あるいは月曜日に上半身を鍛えたら、火曜日は下半身を鍛えるといった具合に、きちんと鍛える部位や種目を分割した方がいいでしょう。

 さらに言うと、格闘技はスタミナも大事です。どんなに優れた技術を持っていようとも、あっという間にバテるようでは話になりません。パワーだけでなく、スタミナも強化していく必要があります。なので、パワーとスタミナを同時に付けるサーキットトレーニングがおすすめですね。

 私の場合ですと、まず鉄棒のある公園で懸垂を行います。そして公園の周りを、ゆっくり一分ほど走ります。走り終えたら、また懸垂し、また一分ほど走る……これを六セットから十セットくらいやれば、限られた時間で効率よくパワーとスタミナを強化していくことができます。ただし、通行人からは奇異なものでも見るような目で見られること間違いなしですが。

 ただ、内容は懸垂とランニングにこだわる必要はありません。要は、ウエイトトレーニングのような無酸素運動と、ランニングのような有酸素運動、それを休まず交互に行うのが目的です。時間は最低二十分……と言いたいところですが、出来る範囲でやっていくのがいいでしょう。

 逆に格闘技のジムや道場では、フィジカル面のトレーニングはせずに、技術の習得とスパーリングに絞った方がいいでしょうね。スパーリングの数をこなし、試合の感覚を養う……これは自宅では、出来ないことですから。


 言うまでもなく、時間には限りがあります。限られた時間の中では、効率よく鍛えることが必須でしょうね。

 そして、無駄なことは省く必要があります。例えば、肩を強くするために長時間のランニングをするのは時間の無駄です。実際に、そんなトレーニングをさせていた指導者がいたそうです……。

 それはともかく、効率よく鍛えるには、じっくりと考えることが必要となります。どこの要素を、どの程度鍛えればいいのか。自分の生活、そして身の回りの環境で出来ることと出来ないことは何か。そういったことを、自分の頭できちんと考えなくてはなりません。ただ闇雲に、思いついたことをやるだけでは……効率のいいトレーニングとは言えないでしょう。

 また、継続できるという点も重要です。例えば、たまたま時間が空いたからジムでウエイトトレーニングをやった……それは、あまり効率的とはいえません。自分の生活の中に無理せず組み込むことが出来て、かつ継続可能なトレーニングメニューを考えることが大切です。一日十分でも構いません。何もやらないよりはマシです。さらに言うなら、一日十分の効率的なトレーニングは、一日三十分の非効率なトレーニングよりも効果はあります。トレーニングの時間は長ければいい、というものではありません。






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