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格闘技、始めませんか?  作者: 赤井"CRUX"錠之介


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気をつけないと怪我するよ、な話

 私もなろうに作品を投稿するようになって、一年以上が経過しました。数多くのユーザーさんと知り合いましたが……退会された人もかなりいます。つい最近でも、親しくしていただいていたユーザーさんが二人退会されました。正直、これは何度経験しても悲しいですね。ある日突然、感想欄や活動報告コメントの名前が消えている……寂しさを感じますね。

 さて、私の通う格闘技のジムでも、怪我が原因で退会される人がいたりします。これもまた、悲しい話です。まあ、格闘技をやる以上……多少の怪我は覚悟しなくてはなりません。しかし、心がけ次第で防げる怪我はあります。防げるものは防いだ方がいいだろう……というわけで今回は、気をつけないと怪我するんだよ! な話を書かせていただきます。私自身の、確認の意味も込めまして……。


 まず、格闘技の練習が始まる前のウォーミングアップですが……これは欠かしてはなりません。たまに、ジムに来て着替えると同時にトレーニングを始める人がいたりしますが、これは怪我の元です。私自身、ウォーミングアップをせずにいきなりシャドーボクシングをして、肩を痛めたことがあります。

 人体というものは頑丈なようでいて、実はデリケートなものです。ウォーミングアップなしでいきなりトレーニングをすると、人体はそれに対応できません。頭はトレーニングする態勢になっていても、体はトレーニングする態勢になっていないのです。結果、筋肉や関節などを痛めてしまいがちです。

 なので、トレーニングの前にはウォーミングアップをしましょう。ウォーミングアップをすることにより、体はトレーニングをする態勢が整います。動きやすくなり、怪我もしにくくなります。なので……ウォーミングアップはきちんとやってください。複雑なことをやる必要はありません。体が汗ばむくらいの、軽い運動をやってください。この汗ばむ、というのが重要なポイントです。体温が上昇し、筋肉が温まり、血流が良くなっている状態……これはトレーニングの態勢が整ったよ、という体からの合図のようなものです。なので、どんどんトレーニングしてください。ただし、無理はいけませんが。


 さらに、トレーニング後のストレッチも重要です。筋肉を伸ばし、関節の可動域を広げるストレッチをトレーニング後にすることにより、疲労の回復を促進します。トレーニングにより、興奮状態にある体をリラックスさせる効果もあります。トレーニング後のストレッチも、しておいた方がいいでしょうね。


 組み技のスパーリングなどをしていると……初心者の中にたまにいるのが、関節技がガッチリ極まっているのにタップ(参ったという意思表示のため相手の体を軽く二〜三回叩く)しない人です。これは非常に危険ですね。基本的にスパーリングの時、関節技は相手を壊さないように手加減します。

 ところが、関節技が極まっているのにタップしないと……かけている側は「あれ、極まってないのか?」と思い、さらなる一捻りを加えたりします。すると……関節を破壊される可能性があります。まあ、ある程度の経験がある人なら「ああ、ここで一押しすると壊す可能性が高いな」と判断し、極まる前に外してくれたりします。なので、よほど頭のおかしい人でもない限り問題はないと思われます。

 しかし……ここで怖いのは、かける側、かけられる側両方が初心者の場合のスパーリングです。かける側も初心者ですと、加減がわからず本気でかけてしまい、結果として一生ものの怪我を負わせてしまう……可能性があります。なので組み技の場合、普通は初心者同士でスパーリングをさせることはないと思います。

 しかし万が一、そのような組み合わせになってしまった場合、早めにタップしましょう。負けず嫌いの人には特にその傾向が強いですが……スパーリングで負けを認めるのは恥ではありません。むしろ、負けを認められずに怪我をする方が恥ずかしいかと思います。ただ、これが試合なら話は別ですが……。


 あと、これは話がズレますが……打撃にしろ組み技にしろ、空気が読めずにバチバチきて怪我をさせてしまうような人は何処にでもいます。以前から何度も書いていますが……そういう人と関わると、こちらが怪我をします。聞いた話によると……「俺は馴れ合うのは嫌いだ。どんな相手でも真剣に潰すつもりでスパーリングをする。でないと相手に失礼だ」などと言って、入門したての初心者を次々とボコボコにしている人が何処かの道場にいたそうです。根本的な何かを勘違いしている気がしますが……こういう人には近づかないことです。こういった人と関わると、確実に怪我をしますので。最悪、このような人がいるのなら……そんなジムや道場は辞めた方がいいかもしれませんね。そんな人を放置しておく、というのは責任者の怠慢ですから。


 冒頭にも書きましたが、格闘技をやる以上、少々の怪我は覚悟しなくてはなりません。しかし、個人の心がけ次第で防げるものもあります。防げる怪我はきちんと防ぎましょう。でないと、損をするのはご自身です。






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